5月9日(春休み明け)

日本の皆さんゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。こちらも4月下旬から学校が春休みに入って、ちょうどゴールデンウィークと同じくらいの休みがありました。最近学校関連の日記がなかったのは決してサボってたからではありませんよ。サボるときはちゃんと公言してからサボります

この休みにエストニアへ旅行しようかなと計画を立てたこともあったのですが、事情があってやめたんです。ひょっとしたら近いうちに行くことになるかもしれませんが。まあこれは続報をお待ちください。

 

さて休み明け初日、はりきっていきましょう。

午前の授業が終わったあとで米を買いに行きました。前回買いに行ったのが3月28日ですね。確かあのときは4kg買ったはずなので、一月半でそれくらい食べてる計算ですね。

 

 

 

いつも通りオペラ地区のKマートに向かいます。ここらへんは大通りから外れるとこんな感じの狭い路地ばかりです。ラーメン屋や他の日本食やアジア系レストランが密集しているエリアですね。

せっかくなのでKマートで売っている米を紹介しましょう。

 

 

 

こんな感じで1kg単位で売っているのが多いです。日本米っぽい雰囲気ですが全てイタリア産です。日本産のは本当に高いですからね、僕にはこれで十分です。

当初はずっと1枚目右のHARUKAを買っていたのですが、最近になって左のHANABIが売られ始めたんですよ。HARUKAよりも安いので前回試しに買ってみたら僕にはほとんど味の違いがわからなかったので、今後はずっとHANABIでいこうかなと思ってます。1kg2.5ユーロなら十分安いです。

2枚目の方のゆめにしきは高級品です。これも一度食べましたが、こちらは確かに少し美味しいです。まあでも日々食べ続けるとなるとなかなか響いてくる価格差なので、出世したらこちらに切り替えることにしましょう。下の方に写っているのはSHINODEという怪しげな米です。江戸弁かな? しどい人(しと)だ…

 

 

 

5kg買って学校へ戻ります。雨の予報だったので傘を持ってきたのですが、ちょうど外にいるときはやんでいたので助かりました。

 

午後のドクの授業が始まってしばらくすると、3年生の学生が闖入してきました(難読漢字)。立派なヒゲのアラブ系の顔立ちの彼を何度か目撃はしているのですが名前を未だに知りません。前に歌っているのを聴いたことがあって、おそらく作曲だけじゃなく歌も専門的な訓練を受けてる感じです。

彼は今度詩の朗読の発表を行うというので、それを今聴いて批評をしてほしいとのことでした。一体どんな詩なのだろうと思っていると、ドクが説明をしてくれました。

「ああ、イジドール・イズーの詩か。知ってる人はいるかい? この前ちょうどポンピドゥセンターで展覧会をやっていたね。彼はいわゆるレトリスムの創始者で、レトリスムっていうのは言葉と音を切り離して、シラブルや音の響きだけで紡いでいくスタイルのことだ。ルイージ・ルッソロなどの未来派の運動の系譜にあるもので、詩だけでなく音楽や絵画や映画にも多くの影響を与えた」

 

その展覧会のプロモーションビデオがあったので一応紹介しておきます。

 

Isidore Isou | Exposition | Centre Pompidou

 

まだやってるので見にいくことはできるんですが、今のところそれほど興味は引かれないですね。

それで彼が朗読を披露してくれました。僕はテキストを見ながらそれを聞いていたのですが、ほとんどの単語は意味をなさないものなのですがやはりベースになっているのはフランス語なので、母語の人とそうじゃない人でだいぶ印象が違うんでしょうね。音から何か具体的な単語を連想したり、ということもあるでしょうし。どんなデタラメであっても言葉の表現である以上、特に朗読をする前提ならば、読む人自身や言葉の国籍みたいなものから逃れることはできません。もしそこから解放されるとしたら、もはやそれは音楽だということになるんじゃないですかね。

 

まあしかしひょんな流れで新たな知識を得ることができました。もともと「日本語と音楽」「日本語に適した音楽」というテーマには強い関心があるので、自分の考えを推し進める上でいいヒントになりそうです。「電波ソングは日本語表現の誇るべき一面である」というのも一度ちゃんと記事にして語りたいところです。

 

休み明けの課題は、ユンはとても面白がってくれましたが、先生の反応はぼちぼちという感じでした。んー精進精進。