キャッチボール普及委員会

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ここ最近何をやっていたかと言えばキャッチボールしていました。グローブとボールを持ってきた経緯は以前の記事で書いています。

8月14日(パリ帰還)
本日午前7時にパリへ戻って来ました。ロンT一枚だと外は少し寒いくらいでちょっと驚いたのですが、今週の天気予報を見てみると最高気温が平均23度くらいです。あの猛暑から一ヶ月も経ってないのにもう夏が終わったというのか。 今回は北京の空港での乗り...

 

で、今年も春になって気温が上がってからさあやろうと思ってたらコロナ騒ぎが起きてしまいましたから、全然それどころではなかったわけです。しかし先月から公園が開放されて密集型ではないアクティビティも行われ始めたので、これならそろそろキャッチボールもできそうだなと思って、先月末に日本語のコミュニティサイトで「キャッチボールの相手募集」の投稿をしてみたんですね。

そしたら思いの外食いつきが良くて、いろんな人から声がかかりました。いや思いの外と言いつつ実はちょっと勝算はあったんですよね。普段は友達募集〜とかカフェ巡りしませんか〜みたいな投稿ばかりなので、ここでキャッチボールしようぜ! というのはインパクトあるだろうなとは思ってました。

結局今日に至るまで5人の人とキャッチボールしたのですが、その中の3例を紹介します。

 

 

これは6月29日、去年初めて行ったシトロエン公園です。

5月1日(ピクニック)
先日の食事会のときにパティシエのユリさんがピクニックに誘ってくださいました。 「今度料理人やパティシエの人たちが集まってピクニックする予定なんですけど、よかったら来ませんか?」 『え? いやお誘いいただけるのは嬉しいですが、部外者なのにいい...

 

ここで現役女子大生のエマちゃんとキャッチボールしました。生まれも育ちもパリという生粋のパリジェンヌである彼女は日本とフランスのハーフなのですが、日本語は完全にネイティブのレベルでした。当然野球とは無縁で、なんでキャッチボールしようと思ったのか訊いてみると、最近母が同僚から『ダイヤのエース』のアニメを薦められたらしく、それを母子で見ているうちにハマっていって、野球について色々勉強をし始めたところだという。そしたらちょうどキャッチボールのお誘いがあったから来てみたということなんですが、そんなことある? すさまじい偶然というか、作り話かと思ってしまいますね。

キャッチボール自体初体験だということで基礎から教えたのですが、運動神経が良くて飲み込みが早いので、この日1日でかなり上手になっていました。若い女の子とキャッチボールするのは楽しいなあ。その後フランス人の学校生活の話を色々教えてもらいました。日本のアニメや漫画で育った彼女は「部活動」というものにとても憧れているらしく、フランスにはそういったものはない(その分公共のクラブ活動が多いので、やりたい人はそういうところに参加する)ので残念がっていました。まあやっぱり学校単位の部活動と公共のクラブ活動は結構違うもんですよね、良い悪いではなく。

 

 

 

これは7月3日、自宅から比較的近いモンソー公園でハシモトさんという男性とキャッチボール。会ったときに「あれ? どこかで以前会いましたよね」と言われつつも全く記憶になかったんですが、話していくと以前ユリさんに誘って頂いたガレットパーティーのときにお互い参加していたということが判明。あのときは20人以上集まっていたので僕は全然顔ぶれを覚えてなかったです、いやはやご無礼を。

1月19日(ガレットパーティー)
3月3日は私ヒゲメガネボウズこと了三の誕生日でございます。ボナニヴェルセール(投げやり) 昨年はこのように偶然マダムCの集まりがあったので偽誕生日会を楽しむことができたのですが、今年は特にそういうこともなく、そして現在僕は作品提出の締め切り...

 

ハシモトさんはなんと高校まで野球をやっていたので、自前のグローブを持ってきていました。1球投げただけでわかるぐらい、中学校までの僕とは球質がまるで違います。やっぱり高校で野球をやるかどうかはめちゃくちゃ大きいんですよね。まあしかし僕の方は遠慮のない球を投げられますし、向こうも手加減はしてくれてるのでしょうけどある程度スピード出して投げてたので、僕のグローブからすげえ良い音が鳴っていました。ほんっとに楽しかったですね。うまい人とキャッチボールするのは本当に楽しい。かつてないほど本格的なキャッチボールになったので観客がそこそこ集まってしまいました。よしよし順調に布教できてるな。

 

 

その後一杯引っ掛けに。どうやら本来は4月にソフトボールの大会が予定されていたらしく、彼もそれに参加するつもりだったそうです。ちょっと離れた郊外に一応球場があるみたいですね、果たしてどれほどの質なのかはわかりませんが。もちろんメンバーはほとんど日本人らしいのですが、試合ができるほど野球ができる人がパリ近郊にいるというのは嬉しい情報ですね。いやー彼とはまた是非やりたいですね。

 

 

 

7月7日、うちから割と近いパリ郊外のプランシェット公園でソウさんとキャッチボール。彼はもう10年以上パリに住んでいて仕事をしている方で、前にアメリカ人の同僚からもらったというグローブを持ってきていました。野球経験者ではないですがそこそこ出来る感じです。明るい雰囲気で話好きな感じだったので終始喋りながらやっていたのですが、彼自身は神奈川育ちなのですが母方の実家が札幌にあるということで、札幌に結構詳しくてローカルトークも盛り上がりました。

「君は本当に楽しそうにキャッチボールするねえ」と言われたのですが、心の底から楽しいんですよこれが。相手が素人だろうが女の子だろうが楽しい。とは言え今回一緒にやった人たちの中ではハシモトさんとソウさんが特に楽しかったので、やっぱ遊ぶなら男だな

 

 

で、ソウさんとは特に意気投合して昨日(11日)また会ってキャッチボールして、その後ワインを飲みに行きました。最近は多くのレストランがこうやってQRコードを設置してそこからスマホでメニューを見てくれ、っていうシステムになっています。感染対策の一種ですね。日本でこういうことやってるお店ってあるんですかね。

 

 

「ちょっとだけ」なんて言いつつ2本目のワインボトルも空けてしまいました。いやー彼は話も面白いしリアクションも面白いので、喋ってたらあっという間に時間が過ぎてしまいます。今後も長いお付き合いになりそうな予感がビンビンしますね。

 

そんな感じで、現在のキャッチボール普及委員会の活動報告でした。