3月18日

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春分を迎え、いよいよ春到来という感じですね。夜明けの遅いパリでも最近では6時頃からぼんやり明るくなってきます。冬は8時でもまだ薄暗いですからね。

 

 

 

近所の公園では桜が咲き始めました。多分パリの中にもいくつか桜の綺麗な場所はあると思うので、そのうち散歩しに行きたいですね。

 

さてこの日は1月7日の日記以来の、個人プロジェクトの中間発表の日です。僕自身は来年に行うので気楽なものですが、どういう雰囲気の発表なのかはチェックしておかないといけませんからね、重要な日です。

 

日記で書いた中国人女子生徒とは後日紹介したイーチャオのことなんですが、彼女は当初の予定通り、「電子音楽を学んだ学生の進路調査」がテーマです。実際に会ってインタビューする映像を編集して本試験で発表する予定とのことで、なかなか大変そうです。やはり個人的には胸が痛い内容ではありますが、楽しみですね。

他には「西洋音楽の歴史を総括する」というあまりに広大なテーマを掲げた人や、「現代作品における声(ボーカル)の特殊な用法について」、「音楽における“エコロジー”とは何なのか」などがありました。

 

いつも月曜日はゲスト作曲家を呼んで話を聞くので、そういうときは学生以外にも聴講しているお客さんがいるのですが、この日はただの中間発表にも関わらず客人の姿が。しかも英語しか話せないということで、先生が「発表する人は英語で話せるならそうしてね」と言ったらフランス人学生は割と皆スラスラと英語を話すんですよ。ちくしょーズルいなというのはさておいて、どっちのレベルも大したことない僕には急に二つを切り替えるのが大変です。

しかしユンは英語にもしっかり対応していました。もちろん流暢に喋るということはないですが、それでもある程度複雑な内容を話していたので、感心しました。レベルに差があるとは言え彼女は中国語、日本語、英語、フランス語の4つを話せるわけですね。参りました、いやほんとにすごいです。泣き言は言ってらんないですね僕も。

 

僕の発表は1年後ですが、油断してたらあっという間に来てしまうでしょうね…。前に言った通り実現困難なテーマですが変えるつもりはありません。果たしてどうなることやら。