前回の日記で書いた通り、現在パリ圏内のバスは感染防止対策のため無料で乗ることが出来ます。なので最近はこれを機に、特に用事がなければ絶対行かないであろうエリアへ足を伸ばして散歩しています。というわけで、観光客はほとんど知ることがないパリ郊外の姿を紹介していくコーナーを始めます。
まず最初は5月28日。今回のエリアは、
パリ北部郊外のSaint-Ouen(サントゥアン)と、Île Saint-Denis(サンドゥニ島)です。(青丸が自宅)
セーヌ川の中州島はパリ近郊にたくさんあるのですが、この北部にある湾曲したサンドゥニ島はその中でも一番大きい島です、地図を見る限り。この島を端から端まで歩くのはさすがにキツいので途中で抜けたところで今回は終わりにしました。ではこのルートで紹介していきます。
時刻は17時頃。この時期はまだまだ日が高いです。このときはまだパリ市内の公園は解放されていないのですが、こういう緑地帯には人が集まり始めました。子供達がたくさん遊んでいます。
サントゥアン地区の小学校です。この横長な感じが日本とはだいぶ違いますね。時計の時刻がでたらめなのはご愛嬌。
感染予防のためのいろいろな対策が掲示されていました。イラストだけ見てもかなり徹底しているのがわかります。
サントゥアンのノートルダム教会。
右の建物が市庁舎。ここから島へ向かって北上します。
島へ渡る橋。釣り人がいますね。
橋の上から。19時前ですがまだまだ日が高いです。遠くに見えるのがパリ西部のデファンスのビル群です。
ここからサンドゥニ島。おしゃれくさい集合住宅ですね。
大型のショッピングセンターがありました。駐車場は空いてますが左の入り口には少し行列ができています。
センターの少し先にまたおしゃれなマンション。この1階部分は高級イタリアンのお店ですが今はもちろん真っ暗です。こういう建築デザインがいかにもパリ郊外って感じです。
そこを通り過ぎるとあとはずっとこんな感じの道が続くだけでした。引き返すのもあれなのでこのまま進みましょう。
30分以上歩いてようやくまた住宅街。ここらへんが島の中心部です。
こちらの地区はおしゃれくさい建物はほとんどなく、いわゆる下町っぽい雰囲気でしたね。
中心部の通りにトラム線があったので、今回はここらへんにしてこれに乗って帰りましょう。こういう、車もトラムも同じ場所を走る狭い感じがいいですね。
これはトラムを降りた地点のGennevilliers(ジェンヌヴィリエ)のロータリー。フランス語でロータリーをロンポワン(rond point)と呼ぶのですが、このロンポワンが非常に多いのがフランスの道路の特徴です。なので今後もロンポワンをたくさん紹介していきます。ここから自宅方面へのバスに乗って帰宅。
今回は以上です。次回からまた別の地区を紹介するので、郊外でもそれぞれに個性があるのを見比べてみてください。