5月22日(買い出し)

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前回の日記でお伝えしたように日本への帰国が叶わないとなると目下の問題は調味料です。具体的には「ふりかけ、ステーキソース、和風ドレッシング」の三種の神器ですね。これが僕の食生活の大黒柱なので、どうにか調達しなくてはいけません。

ドレッシングはワインビネガーとオリーブオイルで自作もしてるんですが、やっぱりどうしても味気ないというか、物足りなく思ってしまうんですよね。なので3回に1回くらいのペースで貴重な和風ドレッシングをこれまでケチりながら使ってきていたんですが、自作のを使うときより明らかにテンションが上がりますもんね。僕からすれば和風ドレッシングは世界一美味いですよ、ドレッシング界では。

 

 

そんなわけでどの程度調味料の調達が出来るかはわかりませんが、とりあえずバスに乗ってオペラ地区まで向かいます。外出禁止期間はオペラに行くことすら検問の心配があったので、行くのは本当に久しぶりです。

パリ市内のバスはこの案内の通り、「降ります」ボタンに触れるのを禁じているので現在は必ず各駅停車するようになっています。ちなみにフランスのバスは車両の前方から乗って料金を支払って中央のドアから降りるようになっているのですが(札幌はちょうどこの逆ですね)、現在は客が運転手に近づかないように前方のドアは塞がっていますし、車内も運転席の近くはテープが張ってあって立ち入れないようになっています。なので今は無料でバスに乗れるということです。

 

 

オペラに到着。普段は左の広場が写真を撮ってる人で溢れているんですが、そこに誰もいないのが不思議な感じです。新発売のiPhone SEの看板も見えますね。これが出るってニュースになった瞬間は「よっしゃやっと乗り換えるチャンスが来た!」と思ったのに、いざ発売されるとなんか買うのを躊躇しちゃってるんですよね。「やっぱカメラ性能が良いやつが欲しいよなあ」とか思うと次の12まで待ってしまうかもしれません。今使ってる6sはバッテリー交換すらしていないので、まあけっこうガタがきています。んーいつ買い換えようか。

 

 

いつも米を買いにきているKマートにやってきました。幸い米はたくさん置いてあったので買えたのですが、肝心の調味料はこんな感じで棚がガラガラでした。ふりかけとかこれっぽっちしかないのか、参ったな。まあ選択肢がない以上仕方ないので2つくらい買って、ちょっと他の店も覗くことにしましょう。

その後近くにある京子という店へ。残念ながらお店の外観を撮るのを忘れてしまいましたが、割とこじんまりしたお店です。日本の食品店では多分一番有名な店なんじゃないですかね。ここはKマートみたいな安い偽日本米が置いてないので普段はあまり使わないのですが、調味料関係はなかなか品揃えが良いです。果たしてふりかけは置いてあるのか。2階に上がってみると、

 

 

おおすげえ、結構あるな! やっぱり京子は神。値段はまあ高いんですけどね。左上のかつおのが良さげなんですけど1袋で5ユーロはさすがにキツい……なので安めのものをいくつかピックアップして買いました。まあ買えるだけでもありがたいですよ。

 

 

以前にクリスマスのときのランチ記事でも紹介したジュンク堂。外出禁止が解かれてお店も営業を再開した模様。せっかくなので覗いていきましょうか。

12月26日(贅沢ランチとパリのジュンク堂)
これはもう去年の年末の話でちょっと古いのですが、せっかく写真もいろいろ撮ったしその後の話にも繋がるので書こうと思います。 クリスマスはぼっちでマーケットを冷やかしに行ってたのは上の記事で書いた通りですが、それを憐れに思ってかパティシエのユリ...

 

 

 

置いてある雑誌は当然ながら3月時点のもので止まっています。劇場版SHIROBAKO見に行きたかったなあ。

前回同様地下にある漫画コーナーへ行ってみると、

 

 

うおお夏子の酒の第2巻が発売されとる! ちゃんと少しずつ翻訳作業が進んでいるんですね。これは嬉しいです。やはり最後まで発売されるのを応援するためには買うしかないか……

 

 

というわけで2冊とも買いました。妙に安っぽい包装が面白いですね。2冊で21ユーロというのはまあ安くありませんが、魂の傑作ですからねこれは。是非とも最後まで翻訳してもらいたいです。せっかく買ったのでそのうち「夏子の酒で学ぶフランス語講座」でもやりますか。(多分やらない)

 

 

これが今回購入したものです。米5kg、ドレッシング2本、ステーキソース(焼肉のたれ)2本、ふりかけ6袋、漫画2冊。これ全部で80ユーロちょい、日本円で1万円を超えています。ゴゴゴゴゴ……(心の闇が漏れる音)

やはり現地で調味料を調達するのは安くない……今後も買い続けるとなるともはや日本から郵送してもらった方が安いんじゃないかという気もしてきます。というか三種の神器のいずれも、買えるのは結局理想的なものとは違いますからね。妥協しているのに高くつく……これは精神的にけっこう重くのしかかってきますわ。

 

 

これは本日(5月28日)実家から届いたマスクです。母いわく送ったのが今月の8日なので、普通の郵便は届くのに3週間かかるってことですね。僕が日本にいた頃にビザを申請するときに書類を学校から送ってもらったときもそれくらいかかったので、別にコロナどうこうじゃなくこれくらい時間がかかりますね、フランスは。

荷物を送ってもらう件をマダムCにも相談してみたんですが、EMS(国際スピード郵便)は何かとトラブルが多いのは確かなようです。荷物が届いてないのに追跡記録では配達完了になっていたり、知らない間に勝手に送り返されていたり……いや本当にフランスの、特にパリの郵便事情は悪いんです。「とりあえず通常の航空便で試してみたら」ということだったので、近いうちに実験してみようかと思います。今回の封筒に入るマスクみたいなのとは違ってリスクが大きいので怖いんですけどね、まあポーカーが出来ない代わりのギャンブルってことでひとつやってみましょう。