金曜日は小切手を持って再び役所へ。職員の人から「またコイツかよ」みたいに見られましたが、印籠のように小切手を取り出し、無事に支払いを終えました。あーよかった。
役所そばの川です。このゴチャついた感じ、これもパリです。むしろこれこそパリと言うべきか。中心部以外はだいたいこんな感じですよ。
夜になってからアニメレビューの記事を書き始めたのですが、あれ5時間近くかかってますからね。画像用意したり、内容確認のために見直したり… 友人と適当に総評を語るのは楽でいいのですが、やはりきちんと文章にするというのは大変ですね。でも作品個別の批評はこれの比じゃないくらい大変ですから、こんな程度でめげてはいられません。
土曜日はいつものように買い物と洗濯を済ませ翌日の引きこもり準備です。
この日大家さんが家賃を受け取りにやって来ました。パリに来る前からマダムCに「ちょっと浮浪者みたいな雰囲気あるけど悪い人ではないから、怪訝な顔はしないで」と忠告を受けてましたが、初日に実際会ってみると別に普通の人だったので安心しました。否定はしませんが。
実は僕の部屋のちょうど真上にも同じように日本人が今住んでいるのです。彼は仏文学専攻の大学生で留学しに来てるのですが、さすが専門なだけあって自分より遥かにフランス語が上手です。それで毎回家賃は僕ら二人分をまとめて支払うのが恒例になっているのですが、この大家さんというのがまあ話好きな人でして、正直付き合うのが面倒くさいので、彼に相手を任せっきりにしているのが現状です。すまんな。
大家さんかつてはホンダで働いていて、前の奥さんも日本人だったので多少日本語が話せるのです。まあ本当に多少なので、普段の会話はフランス語だけですが。当初はその時代の話なんかはこちらも面白く聞いていたので、「オ話ガ長イデスカ?」と訊かれても「いえ、どうぞ続けてください」と答えていたのですが、次第に老人によくある会話ループ現象がだんだんと増えていって、今では「オ話ガ長イデスカ?」に対して「はい」と臆面もなく返すようになってしまいました。いや別に険悪なわけではないですよ。普段はにこやかに接していますが、適切な距離が大事だねという話です。