6月25〜26日(味噌汁と恩人との出会い)

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劇場版SHIROBAKO』が来年春公開と本日発表されましたね。おお、このためだけに帰国したい……

SHIROBAKO』はS評価で好きなアニメです。設定資料集も買いましたよ。それにしても水島監督は前クールで『荒野のコトブキ飛行隊』やって、同時に『ガルパン最終章』やりつつこれですか。本当に身体がいくつあるんでしょうね。そしてPAにはマジで頑張ってもらいたいですね。(フェアリーゴーンを横目に見つつ)

 

さて1週間も前の話ですが、この日初めて味噌汁を作ってみました。以前にも紹介した北海道の誇るトモエ味噌とその他色々持ち込んだので、準備は万端です。まあこれも以前言った通りお椀がないんですけどね……

この日も36度でめちゃくちゃ暑いです。味噌汁の前にまずはロペス先生の今年度最後の授業がありました。

 

 

これは学校に行く途中で、多分路肩にある水道管を全開にして水浴びをしてる子供達がいました。車が来ようがおかまいなしです。このあとパトカーも来たのですが、それを見つけるや、「お、パトカー来た! よっしゃ水かけたれ!」とさらに勢いを強める子供達。絶対に日本じゃ見られない光景ですね。これもまたパリです。

 

作品提出の締め切りは先週だったのですが、その後少し手直しをして今回持って行きました。「なかなかよくできてるんじゃないか」ということでお墨付きをもらったので、これを土曜日のコンサートで発表することに。あとは翌日の準備や当日の流れの説明を聞いて早めに授業は終わりました。

 

 

 

20時半頃帰宅して調理開始。具材は玉ねぎ、にんじん、ねぎだけです。日本にいた頃はこれに加えて大根と油揚げ(もしくは厚揚げ)をいつも入れていました。油揚げはすごく重要なんですがこっちでは高いですからね、我慢です。

味噌汁の具材は本当に家庭の個性が出ますよね。僕の母はナスとかかぼちゃを入れるのが好きなのですが、子供の頃からそれだけは勘弁してくれと毎度懇願したものです(でもよく出された)。じゃがいもとかさつまいもは北海道らしくて好きですが、どちらも入れると足が早くなるので注意が必要です。(走る味噌汁の絵を描きたい)

 

だしの取り方は、昆布は前日から水に入れておいて冷蔵庫へ。その後温めて沸騰直前くらいの温度で鰹節で出汁取りするのが理想的なのですが、僕の家のIHではそこまで温度が上がらないことに気づきました。まあ仕方ないので可能な最高温度でやるしかないでしょう。

さあ完成! どれどれと食べてみると、まあ悪くなかったですよ。玉ねぎとねぎはいい感じだったのですが、にんじんはあまり美味しくなかったですね。そもそもスーパーに置いてるのがそんなに質がよくないんです。やっぱり野菜は市場で買った方がいいんでしょうね。でも家の近辺にはないからなあ、困ったものです。

 

ご飯支度をしてる最中にケンから連絡があって、これから僕の家に来ると言い出しました。それで味噌汁が出来上がったときに丁度来たのですが、部屋のドアを開けるなり「あっつ! なにこれサウナじゃん!」と言って外へ逃げていきました。そりゃあ僕だってこんな日に作りたくはなかったんですが、野菜を買ってしまった後だったので、悪くなる前に作るしかなかったんですよ。

その後ハルカくんも合流し3人で酒を飲みながら話しました。日記には書いてませんでしたが5月の中頃にも一度3人で飲んだことがあります。やってることも性格もバラバラなので、なかなか楽しい会でした。

 

さて翌日はコンサートのための会場セッティングをしに行きました。場所はパリの東端にある図書館内のホールです。

 

 

東部は普段全然来る機会がないので、新鮮な感じがします。

会場に着くと日本人っぽい男の子が一人いたのですが、こういう時の常でなかなか日本語で話しかけるのを躊躇ってしまいます。そしたら二人でスピーカーのセッティングをしてるときに、

??「それ、多分逆ですね」
僕『あそっか。あ、日本の方だったんですね』
「ええ、というか、了三さんですよね、お名前」
『はい、え、どうして?』
「僕ヒロです。以前メールくれた……」
『ええ、あなたが! ああそりゃ全然気づきませんで。失礼しました、いやまさかこんな場所でお会いするなんて思いもしなくて。というかもう日本に戻ったものだとばかり』
「いえいえ、こっちに残ってます。まあ色々大変ですけど」

実は彼は僕の入れ違いでドクのクラスを卒業した方なんです。とあるツテで彼の連絡先を聞くことができて、パリに来る前からこちらの生活についてかなり色々な相談をさせて頂いていたのです。顔も知らない相手に本当に親切に色々教えてくださって、非常にありがたかったです。彼はてっきり日本に戻ったのだとばかり思っていたので、本当にびっくりしました。ちなみにロペス先生のクラスを教えてくれたのも彼です。このクラスにいなかったらルイともこんな仲良くなれてなかったかもしれないので、本当に感謝してもしきれませんね。

 

コンサートはロペス先生門下生だけじゃなくもう一人の先生の門下生もいて、彼らと一緒にコンサートをやるというのをこの日初めて知りました。その後昼食の時間になって、ヒロくんと他3人とご飯を食べに行きました。

 

 

 

ヒロくんはそもそもフランス行きが唐突に決まったので、こちらに来てからフランス語の勉強を始めたので当初は相当苦労したようです。今は4年間過ごして、僕が見る限り相当喋れていますね。早くそうなりたいものです。

 

 

昼食の帰り。この建物が低い感じが田舎町っぽくていいですね。こんな場所もあるとは知りませんでした。

 

その後午後の作業はすぐ終わって、ヒロくんに「コピー屋さんで印刷お願いするのってどうすればいいの?」と尋ねると「うちでやって行きますか?」と言ってくれたので、突然ですがお邪魔させてもらうことになりました。彼の家はバスティーユの地区です。

彼は卒業した後別の学校の授業を受けつつ、パリの音楽事務所に所属して度々仕事を受けているそうです。素晴らしいですね。それで彼の作品を聴かせてもらいつつ、昔作った僕の作品も聴いてもらいつつ、僕がゲーム音楽が好きだという話をしつつ、ゲーム音楽の幅は大変広くてエロゲーというのもあるよなんて話をしつつ、初めて会ったとは思えないほど濃密な会になってしまいました。彼の人生を歪ませてはいけない、かつての自分のように。(戒め)

 

ヒロくんは土曜日のコンサートの作品がまだ出来上がってないとのことで、邪魔にならぬよう早々に退散しました。かなり重要人物なので今後も度々登場することでしょう。彼が近い将来ビッグになってこっちに仕事まわしてくれねーかな。(他力本願寺)