9月14日(パリ帰還)

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お久しぶりです。いやー二ヶ月もブログを放置してしまいました。更新を待ってくれていた数少ない方々には申し訳なかったです。

タイトルの通り14日にパリに戻って来ました。隔離期間含めてそれこそ二ヶ月以上も日本にいたわけですが、あっという間でしたね。地元札幌でのダラダラ日記を更新してもよかったんですが、さすがにそれはブログの趣旨から外れるのでご容赦を。とは言えネタになりそうなことだけ軽くお話ししましょう。

 

近所のスーパーで見かけたサッポロクラシックのコラボ缶

 

以前の日記に書いた通り、今回の帰国目的は親知らずの抜歯と虫歯の治療です。札幌に着いた翌日にはもうすぐに歯医者に行きました。当初の予定では全身麻酔で4本一気に抜いてしまおうと考えていたんです。その方がラクそうなので。

それで歯医者さんに紹介状を書いてもらって札幌医大に行ったんですが、コロナの影響で病床がほとんど埋まってしまっていて一番早くとも8月下旬になると言われたんです。さすがにそんなに待ってらんねえわということで、結局通常の抜歯で右側2本を抜いてその後左側2本を抜くという流れになりました。

 

僕の場合はこれが結構難儀でして、上の歯はものの1、2分ですぽっと抜けたんですが、下の歯は両方とも結構時間がかかりました。抜いた後でわかったことなんですが、歯の根っこがカギ状になっていて、それが骨に引っかかって抜けにくかったようです。麻酔が効きづらいのか3回ほど追い麻酔をしたおかげで痛みはまあそれほどでもなかったんですが、歯を削るときのが凄まじくて。これまでの人生で間違いなく最大の音量刺激を喰らいました。これで多少とも耳悪くなったんじゃないかと思うと本当にゲンナリしますね。

それでまた担当してた医師がかなり若いネーチャンだったんですよね。ベテランっぽい女医さんもついてくれてはいたのですが、

「……あなたそれ不思議な縫合の仕方するのね」
「え、そうですか? ○○先生はこのやり方がいいって言ってたんですけど」
「んー、いややっぱり不思議よ」

そういうことを患者の前で堂々と話すんかいって感じですが、そんな調子だったのでもっと腕の良い医師にあたっていたらすんなり出来たんじゃないかという気もしますね。大きい病院とは言え歯科に関しては結局医師の腕前次第ですからね、こればっかりは時の運なのでしょう。

 

で、一応両サイドの抜歯が終わって一安心、ではなくその後虫歯の治療もしなくてはいけません。今度は紹介状を書いてくれた歯医者さんのところへ戻って治療を始めたのですが、週に3回くらい通ったにもかかわらず終わったのはパリへ戻る1週間前でしたからね。いや本当にギリギリでした。歯は大切にしなくてはいけませんね、皆さんもくれぐれもご注意を。

 

まあ抜歯直後は痛みが続いたりして食事は大変だったんですが、それでも割と外に出歩いて食べることが多かったです。しかし、

 

 

 

別に変な時間に食べに行ってるわけではないのに、こんな感じで貸切状態になってる店が多かったですね。特に個人の飲食店は相当厳しい状況なんだろうなと拝察しました。

 

 

 

ちょっと食べかけの写真でアレなんですが、これは北22条の創成川沿いにあるダルセーニョというイタリアンレストランで、パスタも美味しいですがここのピザは絶品ですよ。少なくとも札幌でここ以上に美味しいピザ屋は他に知らないですね。お店の雰囲気も良いですしオススメです。うーんこれぞ札幌ダラダラ日記ですね……いやいやあくまでうちは音楽ブログですから。

 

 

 

ある朝近所を散歩してたらたまたま偶然オリンピックの女子マラソンに遭遇しました。このときは朝6時過ぎでしたのでそれほど沿道に人はいませんでした。

しかしまあこの時期の札幌の猛暑はキツかったですね。最高気温35、6度なんて東京では当たり前に思われるかもしれませんが、多くの家庭同様、うちの実家もエアコンなんてありゃしませんからね。かつてパリの42度を体験した僕でもなかなか大変な日々でした。

 

 

北海道のローカルレジャーと言えばパークゴルフですね。ここは南区の藤野の方にあるエルクの森パークゴルフ場で、中心部からはちょっと遠いですが広々として気持ちの良いコースでした。人が密集しようがないので、むしろ今のご時世に合ってる遊びなんじゃないでしょうかね。

他にも積丹の方に温泉入りに行ったりして、それなりに楽しんだ夏休みでした。パリに戻る日が近づいて来て母に「食べ残したものはない?」と訊かれてハッと思い出しました。

 

 

そういえばいくらを食べてなかったですね。実家にいた頃は毎年大晦日で安売りしているのを狙ってこの北の漁場のいくらを買っていたのですが、なんかパッケージが変わってたんですよね。ああリニューアルしたのかなと思って、たまたま家にあった昔のやつと見比べたら内容量が結構減ってました。世知辛い……

 

 

とは言え食べてみたら味そのものは以前のものと変わりありません。やっぱり美味しいですねここのいくらは。「いやその前にビーフシチューといくらってどんな取り合わせだよ」って話なんですが、僕にとっての母の味ってのはまさにこのシチューなんですよね。なので好きなものを並べたらこうなったということです。これがまたしばらく食べられないと思うと少し寂しいですね。

 

 

そんなわけで、歯の治療も無事に終わり、ワクチンも2回接種できましたので、いざパリへ舞い戻るとしましょう。機内は前回のようなほぼ貸し切り状態とはいきませんでしたが、それでも1ブロック占有できる程度の客数でした。これはロシア東部の上空ですね。こんな感じの山々がずーっと続く場所で人がまったく住んでない土地なんだろうなという感じ。

 

 

 

機内食はなんかおもしろ企画をやってましたね。こういう手の込んだものは海外の航空会社ではまずお目にかかれないですからね、さすがJAL。

 

 

パリの東部、ランスのあたりを経て、

 

 

ああいよいよ戻ってきてしまったパリの街。路上でマスクをしている人は……まあ二割いるかいないかでしょうか。ということをエストニアのケン坊に話したら「え、すごいじゃん。こっちは2%いるかどうかだぞ」とのこと。日本の皆さん、ヨーロッパ旅行をするときはそのつもりで。

 

 

最後に今回日本から持って来たものの一部を紹介。ふりかけは20袋以上持ってきましたが、まあ来年の春までもつかどうか。札幌のとあるお店で鰹節ならぬ鮭節というのを発見したので珍しくて持って来ました。こいつで味噌汁を作ったらどうなるのか実験してみましょう。

 

いよいよ4年目を迎えるパリ生活。何か面白い報告ができるように頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。