2月24日(天佑)

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ヴィクトル・ハルトマン「キエフの大門」

 

一昨年からのコロナ騒動もそうですが、1000年後の世界史の教科書にも確実に載るような出来事をこうして目の当たりにすると、色々と感慨深くなるものです。

 

一人の人間の人生にとって、そして数多の人生を抱える国家にとっても、「最適な瞬間に最善の行動をとる」ことに対して常にアンテナを張っておくというのがとても大事です。

脱炭素の気運がヨーロッパで高まり、その実現の要である天然ガスへの各国の依存度がどんどん強くなってきている。アメリカがバイデン政権に替わり、東欧問題への介入意思が失われていることを確認した。今この瞬間に条件が全て整っているのを、ロシアのプーチン大統領は見逃さなかったわけです。見事な分析と決断です。

 

これまた一人の人間の人生にとって、そして数多の人生を抱える国家にとっても、「ピンチの中にこそチャンスが眠っている」ことを忘れてはなりません。

今日この日が世界中の災厄の火種になるのかどうか、その分水嶺に日本という国が今、立たされています。自国の平和を希求し、そしてそれが世界の人々にとっても良い選択となる決断を下す責任が日本にはあります。我々国民もその責任の重さを自覚しなくてはいけません。

 

岸田首相には今まさにこの瞬間に、北海道の東側に目を向けていただくことを願って已みません。

世に平穏のあらんことを。