現在17日の正午、この時間からフランスは外出禁止令が施行されます。政府発行の外出許可書を持たない人の移動が厳しく制限されるとのことですが、もちろん買い物をしなければ飢え死にしてしまいますからそれは認められていますし、近所をランニングしたり犬の散歩をしたりなども許可されています。なので街から人が消えるようなことはないでしょう。
とは言え面倒は避けたいので、9時半頃に買い物と、近所の様子を見て回りました。
パリ市内の公園は全て閉鎖されています。
よく利用するスーパー。場所によっては行列ができてるみたいですが、ここはそんな様子もないですね。ありがたいです。
いつも食べているベーコンやソーセージ類がほとんど消えてます。朝一でこれだとしばらく買えないかもしれませんね。
ここのスーパーは味の素の冷凍餃子を扱っているのが嬉しい。普段からよく食べてますが、30個入りで8ユーロくらいなので、まあ悪くない値段ですよ。味ももちろん美味しいです。でもここまで減ってるのは初めて見るので、これもやがてなくなるかもしれません。
お菓子類も結構消えてます。いつも食べてるチョコ菓子がないのは寂しいなと思いつつ、
偽ポッキーじゃなかったミカドを発見。フランスでは割と有名です。せっかくなので初めて買ってみました。
そんな感じで買い物終了。バスは今のところ普通に動いています。
パン屋は普通に営業していますが、このように店内には一人ずつしか入れないようになっています。会計もカードのみになっていましたね。品揃えはいつも通りでした。
ここは近所の屋内市場。
ここはまったくいつも通りの雰囲気でした。市場の肉や魚は鮮度が良い代わりに値段も結構高いので利用したことはないんですけどね。肉はだいたい日本の1.5〜2倍、魚は3〜4倍の値段が相場です。なので自然と冷凍食品生活になってしまうわけです。鶏まるごとだと安かったりしますが捌くのが面倒……
こちらの公園も封鎖済み。
パリも桜の季節です。今週から最高気温が15度前後まで上がってくるので散歩日和なのですが、こんな状況で残念ですね。今年もお花見を楽しみにしていたのですが、その頃でもまだ終息はしていないでしょうね。残念です。
近況はこんな感じです。今のところは道ゆく人もたくさんいますし車もバンバン走ってるので、飲食店が閉まってる以外はそれほどの非日常感はないですね。まあでもイタリアの観光名所のライブカメラ映像が話題になっていますが、あれみたいに街から人が消える状況をやがて迎えるのかもしれません。とりあえず慌てても仕方ないので鷹揚に構えていきましょう。