僕が好きなアニメOP・ED集 その2

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やってまいりましたこのコーナー、もっぱら自分のためのアニメオープニング・エンディング特集第2弾です。

前回はこちら。

僕が好きなアニメOP・ED集 その1
この前言ったことを早速実現させました。僕が気に入っているアニメオープニング、エンディング映像の紹介です。 こういうのは普通のブログっぽくてちょっと気がひけるのですが、まぁたまには一般向けの記事があってもいいかぐらいの気持ちで書いていき...

 

前回は3人のアニメーターを特集して主に映像を楽しもうという趣旨でしたが、今回は音楽の方に注目してみましょう。ずばり、MONACA特集です。

音楽制作グループMONACA(モナカ)は、『ニーア』シリーズなどで知られる岡部啓一によって2004年に設立され、主にアニメやゲームの音楽制作を中心に活動しています。(公式HP

今回はその中から2人の作曲家の担当したアニメOP・EDを紹介していきます。最初に石濱翔を3曲、次に神前暁を4曲取り上げます。本当はその次に田中秀和を紹介するつもりだったのですが数が多いので第3弾の記事に回そうと思います。

 

石濱翔

石濱翔(いしはまかける)は2008年からMONACAに入社。デレステの楽曲やアイカツシリーズの主題歌などで知られています。

まずは2011年の『WORKING!!』第2期OP、「COOLISH WALK」。

PCでご覧の方は最初に再生するときだけ音量に注意してください。vimeoの方は再生前に音量調整ができます。

 

Working!! OP 2

 

第1期のOPは後に紹介する神前暁が担当でしたが、その楽曲カラーを継承しつつも彼の個性がとても現れた音楽になっています。「ぱんぱん」というフレーズがキャッチーで、イントロだけじゃなくAメロでも使ってくるあたりが素晴らしいですね。映像も含めてとても完成度の高いOPだと思います。

 

続いて2013年、アニメ『アイカツ!』の2年目前期OP、「KIRA☆Power」。

 

【アイカツ!】OP KIRA☆Power

 

これは彼の得意技がよく現れた楽曲という感じがしますね。全体的にEDMっぽいサウンドで、特にBメロではダブステップみたいなワブルベースを使っているのが女児向けアニメとのギャップもあってとても特徴的です。でもやりすぎることなく爽やかに仕上げているあたりがさすがといったところ。「愛の愛のツバサ」というフレーズは歌詞とメロディーラインの合わせ方がとても上手いなと思います。

 

続いて同じくアニメ『アイカツ!』から、3年目後期OPの「Lovely Party Collection」。

 

【アイカツ!】OP Lovely Party Collection

 

今度はEDMというよりチップチューン風の音作りをしています。ともすれば浮いてしまいやすい8bitの音を実に見事に使いこなしていますね。スケールやトリルといった、8bit音の魅力が出やすいフレーズを合いの手としてうまく挟み込んでいます。楽器の音とのバランスが取れているのはミキシングが良いのもあるでしょう、音の混ぜ合わせ方が素晴らしいです。映像的にはサビ前のCGダンスパートの入りからそのままサビへつながるところが好きですね。

 

以上、石濱翔の紹介でした。アニメ以外でも、例えばデレステの楽曲では「Tulip」や「冬空プレシャス」などの名曲があります。このスタイルが今後さらに洗練されていったらどうなるのか、とても楽しみな作曲家ですね。

 

神前暁

神前暁(こうさきさとる)はMONACA設立後すぐに入社し、それ以降今もなお制作の中心的存在です。あまり奇を衒った作風ではないにも関わらず、非常に印象に残りやすい楽曲を得意とする人です。手がけた作品は膨大ですが、特に知られているのは初期の『THE IDOLM@STER』や、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』、『化物語』シリーズあたりでしょうか。

とにかくあまりに有名な作品が多いのですが、そういうのは今更ここで紹介するまでもねえなと思うので、比較的知られていなさそうなものからピックアップしていきます。

 

とはいえ、まずはやはり2009年の『化物語』から、八九寺真宵OPの「帰り道」。

 

Bakemonogatari Kaerimichi (Hachikuji OP)

 

のっけから映像のインパクトがすごいですね。『物語』シリーズのOPはキャラソン(キャラクターソング)にもなっているわけですが、神前暁はこのキャラソンというのがものすごく上手いです。彼の場合制作において歌詞が先なのか後なのかはわかりませんが、歌詞の乗せ方がすごくうまいし、キャラクターの声質を最大限に活かす楽曲を実現させていますよね。この曲については、冒頭で奇を衒わないと言いましたが音作りの芸は細かいですし、サビ前の転調の仕方も一工夫あってよく出来ています。

もちろん『物語』シリーズOPには他にも「恋愛サーキュレーション」や「白金ディスコ」などの名曲がたくさんあります。万が一聴いたことがないなんて人がいれば必ず聴きましょうね。

 

それと、神前暁作曲ではないのですが、『憑物語』のOP「オレンジミント」が映像的に面白くて個人的に好きなので紹介しておきます。あまり音域の幅を振らないようなメロディーラインで、こちらもキャラソンとしてよく出来てるなと思います。

 

 

 

続いて、2011年『Aチャンネル』のOP、「Morning Arch」。

 

Aチャンネル – OP

 

この独特のクレジットの出し方や色彩感覚、これが前回紹介した石浜真史の仕事です。ちゃんと気付きましたか? ヒントはやはり最後の監督名がめちゃくちゃでかく表示されるところです。

これを歌っている河野マリナは前年に全日本アニソングランプリで優勝し、これがデビュー曲になりました。これを機に神前暁と組むことが増え、先ほど紹介した『物語』シリーズのEDなど様々な楽曲提供を受けるようになります。

 

続いて2013年『波打際のむろみさん』のOP、「七つの海よりキミの海」。

 

 

今まで紹介してきた楽曲と比べるとかなり異色だと思いますが、彼の作風・芸風の広さを表す良い例といえるでしょう。中盤の「むろみー!」の後のヴォーというデスボイスは本人の声らしいです。

イントロのレトロな音使いなんかは彼の得意技で、『涼宮ハルヒの憂鬱』の劇伴などにも通ずるものがありますね。Bメロの独特なコード進行も面白い。まあしかし、やはり一番すごいのはこれも歌手(上坂すみれ)の声質を活かし切ってるところですね。「正解だぁ」とか「おっしーまい」みたいなポイントが細かく用意されているのも良いですね。名曲です。

 

最後に年代少し戻って、2008年『かんなぎ』のOP、「motto☆派手にね!」。

 

 

僕はものすごく好きな曲です。サビ前のちょっとかすったハーモニー以外はそれほど特異なことをしていないはずなんですが、この魅力はなんなんでしょうね。こういうところが僕にとっては神前暁の底知れぬ魔術のような感じです。戸松遥の通りの良い声もとても合っていますね。

映像もまた非常に素晴らしい。オープニングのコンテ・演出は作品監督も務めているヤマカンで、神前暁とは高校時代からの付き合いという旧友でもあります。この作品以降のヤマカンはお察しなので僕からは何も言いませんが、とにかくこの『かんなぎ』については完成度が高いということで、これを以ってヤマカンの遺作とも一部では揶揄されています。さもありなん

 

神前暁の紹介は以上ですが、彼は昨年デビュー20周年を迎えたということで、来月記念CDをリリースするそうです(特設HP)。僕はもちろん限定版の方を予約しました。夏に帰国したときの楽しみにしておきます。

 

というわけで、アニメOP・ED特集第2弾でした。次回は田中秀和特集ですのでお楽しみに。

僕が好きなアニメOP・ED集 その3
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