これを書いているのは日付変わって19日の深夜、例によって泥酔状態で書いています。来週旅行に行くのでこの週末は課題に専念しようと思っていたのにまさか3日連続で飲むことになるとは思っていませんでした。ああダメ人間になるぅ〜(なってる)
火曜日はとても天気が良かったです。いつも通りMAXの授業なんですが、6月末までにMAXを使った作品を作らなきゃいけないのにあまり良いアイデアが浮かばなくて、最近は毎週火曜日が少し憂鬱です。それにコンサートでそれを発表するとなると… まあうだうだ考えていても仕方ないので、とにかく不細工なものでも作り続けるしかありませんね。
この日はイーチャオと二人。彼女はJitterを使って映像出力もする考えのようです。まあ僕も興味なくはないのですが、残念ながらこれを使っても僕のやろうとしているアイデアは実現できないんです。音楽の映像化でもなく映像の音楽化でもない。それを一年後には自分自身で形にしないといけないのに今のところまったく自信がないです。まあそれも大事ですが、今は目の前の課題をまずこなさないと。
木曜日は朝から授業。しかもこの日は夜にコンサートもあるので体力がもつか甚だ心配です。
昼ごはんを食べながらユンと話していました。
ユン「そもそも、って言葉はどう使うの?」
僕『そうねえ。それ以前にとか、その前の段階でとか、話題にしていることより先に別の問題があるときに使う感じかな。例えば、「僕は海外旅行をしたことがない。そもそも、パスポートを持ってない」とか、「今日はお昼ご飯を食べてない。そもそも、お金を持ってない」とか』
「ああー、じゃあそもそもの後にはネガティブな内容がくるのね」
『確かにその方が多いけど、必ずしもそういうわけじゃない。そうねー、「彼女は全然痩せない。そもそも食べる量が多い」みたいな』
「やっぱりネガティブな内容じゃん」
『んが! 文法的な話じゃないのかい! 好きなだけ食べたらええがな!』
「いかにも、は?」
『あーそれはちょっと難しいかもね。それを使いこなしたら大したもんだ。そうねえ、見た目とか性格、特徴みたいなものが典型的なものを指すときに使うかな。「いかにもフランス人っぽい顔立ち」とか、「いかにも日本人らしい性格」とか。「〜らしい」とか「〜みたい」とセットで使う』
「それは確かにとは違うの?」
『あー鋭いねえ。確かに、は情報が与えられた後で納得して使う感じかな。「花子は日本人なんだよ」「あー、確かに日本人らしいファッションだね」みたいな。「いかにも日本人的なファッションだね」と言った場合には、花子が日本人かどうかわからない場合もあるし、それ以上に日本人の典型的なファッションだ、ということを強調したいときに、いかにもって言うね』
「んー、いかにも日本語は難しい」
『違うね。確かに、でしょ』
最近ユンからこんな具合に日本語の高度な使い方の質問をよくされます。別に日常でほとんど使う機会はないだろうに熱心だなーと感心するばかりですが、彼女としては将来日本で働くことも視野に入れているみたいなので、さらに勉強したいと思ってるのかもしれませんね。もう十分だと僕は思いますが。それにしてもとっさに例文を思い浮かべるのはなかなか難しいです。もっとわかりやすい例はいくらでもあるでしょうから。いやーいかにも日本語は難しい。
午後の休憩時間にルイと会いました。彼は先週来てなかったので、会うのは1ヶ月ぶりくらいになりますね。
『おールイ、久しぶりだねえ』
「久しぶり。元気だった?」
『もちろんよ。ヒゲ生やしたのね、似合ってるよ』
「あはは、いや面倒でほったらかしてるだけなんだけど。今日のコンサート行く?」
『うん、ルイも?』
「もちろん。そしたらまた現地で」
イケメンはヒゲを生やしてもイケメンです。僕のように汚れたヒゲとはまるで違います。
ドクの授業は今日から新しいテーマに突入し、宿題は野外での録音作業が必要なのですが、まだあまり勝手がわかってなくてイマイチな出来でした。そこへきて優秀なテオがお手本のような課題を披露してくれたので、とても参考になりました。くっそーと思いながらも、彼の存在は本当に有難いです。うちのクラスの場合ドクの話を引き出す役目をテオがほぼ一人で担っているような状況なので、彼がもしいなかったらどうなっていただろうかと想像するのも恐ろしいです。もちろんずっと甘えているわけにもいかないので、来年度(9月)からは僕も積極的にその役目を引き受けないといけませんね。
そして授業が終わってコンサートなのですが、続きはまた次回。酔っ払いはもう寝ます。