10月30日(出会いと別カレー)

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これまでに何度か日記に登場してきた同じアパートのハルカくんが10月いっぱいでインターン終了ということで、アパートの部屋もすぐ引き払うとのことだったのでお別れ会でもしようかと提案しました。いくつかお店の候補を挙げたのですが、「了三さん最近インドカレーにハマってるって言ってましたよね、行きたいっス!」と言われたので、インドカレー屋へ行くことに。

 

 

やって来たのはパリ北駅のすぐそばにあるKashmir Houseお店のHP)。評価サイトなんかだと割と名前が多く挙がってるお店なので、パリのインドカレー屋の中では有名かもしれません。サイトにメニューの値段も載っていますが、普通のチキンカレーが9ユーロ、バターチキンが11ユーロなので、値段も手頃でいい感じです。

 

 

手前右にあるのはガーリックナン。前の店ではナンがいまいちだったので心配だったのですが、ここのナンは美味しかったです。ただそれほど大きくないので、これ一枚ではちょっと足りない感じです。多分これがパリのインドカレー屋の平均サイズだと思うので、もしナンを注文するなら2枚、もしくはライスを頼むほうがいいかもしれませんね。結局僕たちもこの後でライスを追加しました。

僕が注文したのが右のラムのキーマカレー、ハルカくんが左のバターチキン。キーマも美味しかったですが、味見させてもらったバターチキンがかなり美味しかったです。そっちにすれば良かった。

 

 

デザートに僕はクルフィ、ハルカくんはハルヴァ。ハルヴァは前に紹介しましたね。クルフィは日本人にとってはエキゾチックな味で、何が入ってるのかよくわからないですが美味しかったですよ。

お店は中の雰囲気も良くて席数も十分あります。手頃な値段でナンも美味しいのが嬉しいポイントですね、とても気に入りました。また必ず来ようと思います。

 

それにしても、この前ハルカくんがやって来たと思ったらもうお別れですよ。半年なんていうのはあっという間ですわね。サッカーしたりキャッチボールしたり、色々と楽しいこともありました。彼には将来是非とも大物建築家になってもらって、今回ご馳走した分のお返しで家でも建ててもらうことにしましょう。あー楽しみだ。

 

そして彼が去った後の部屋には、なんと彼と同じ大学の同級生の男の子が入ってきました。同じく建築専門で、9月から交換留学で来たようです。名前はショータくん(小さい男の子じゃないよ)。そんなわけで早速親睦会ということで、昨日の土曜日に今度は刀削麺の店に行きました。

 

 

Fresh noodlesという中華のお店。場所は僕の学校の割と近くです。刀削麺というのは小麦生地の塊を特殊な包丁で切った麺料理のことで、僕は小学生の頃からその存在を傑作漫画『鉄鍋のジャン』で知っていました。大学の頃に作曲の師匠が刀削麺のお店に連れて行ってくれて初めて食べたんですが、面白い麺料理ですよね。ひし形のような断面図で、太い部分でコシを味わい、細い部分がスープや具材と絡み合うという、実に良く出来た麺です。

その時以来の刀削麺だったわけですが、僕が食べたのは割と淡白な、野菜と肉のダシのスープという感じ。なかなか美味しかったです。値段も10ユーロ前後でお手頃。今調べてみたらパリには刀削麺の店がいくつかあるみたいです。マジかよ、まあ中国人多いからなのかな。インドカレー巡りの次は刀削麺巡りでもしましょうかね。

 

ショータくんは旅行が好きで、週末の休みだけでも近隣の国や地方へ行ってるとのこと。僕なんて1年いるくせに引きこもってばかりなので、彼のおすすめの場所をリストアップしておいて、将来の楽しみにでもしておきましょう。