さて今日から学校です。
僕の場合いつも同じ校舎に行くわけではなく、授業によって学校の場所が違います。月曜日は家から歩いて行ける距離なので徒歩で行きます。25分くらいですが、なんてことはありません。14時頃に出発。
道中は線路沿いの道をずっと歩いて行くので、月曜日は線路の日ですね。今後もいろいろ撮っていきます。
パリの街中は基本的に建物に囲まれてるので空が狭いのですが、ここは開けていてとても好きです。天気がよければもっと気分がいいのですが、小雨まで降ってきました。
月曜日の授業は重要です。普段は毎回誰かしらのゲスト作曲家を呼んで、話を聞いたり自作品解説を聞くだけなのですが、それとは別に個別プロジェクトの発表というのが課されます。
プロジェクトの内容はかなり自由です。楽譜作品を発表するもよし、電子作品の発表もよし、レポートや映像での発表でも構わないといった感じ。最終的に6月終わりに審査員の前で発表して合否判定なのですが、これが2年目に必ず行われ、卒業のための必須要件になっているので、気合いを入れなければいけません。
で、今日はゲストを呼ぶのではなく、過去のプロジェクト例を参照しながら、今年試験を受ける人たちのプロジェクト内容を吟味する回です。
確かに過去の発表内容は様々でした。1ヶ月のロシア旅行で音素材を採集してその記録と作品発表をした人や、小さい子供たちに現代音楽のワークショップを開いた人、作曲家へのインタビューを映像でまとめた人など。
僕は発表はまだ1年以上先の話ですが、やってみたいアイデアは既にあるのです。ただ実現が甚だ困難なのでどうなるか…
そんな中、ある中国人女子生徒の発表予定プロジェクトは「ここで電子音楽を学んだ学生がその後どのような進路を辿っていったのかを調査する」というもの。僕には胸に刺さりすぎてとてもじゃないが出来ないプロジェクトですが、まあ興味深いのは確かですね…
授業が終わって友人のルイと話す。彼はコロンビア人ながらフランス語が大変上手で感心するばかり。学年は違うのですが、今のところ一番仲良くしてくれてます。ちなみにすごくイケメンです。
「やあルイ。あけおめ」
「おめでとう! パリに残ってたの?」
「うん。凱旋門のカウントダウン行ってきたよ。ものすごい人でさ」
「うわ、ほんとに? 自分は家でおとなしくしてる方がいいよ…」
僕もブログがなければ多分行ってません。
「今日じゃないけど、近いうちに日本料理のレストランに行こうよ。あんまり高すぎないところ探してさ」
「ああ、前から行きたがってたもんね… わかった、調べておくよ」
今やパリには相当な数の日本レストランがありますが… いや自分も実際にあちこち回ったわけではないですが、おそらく8割以上はお察しなレベルの店ばかりでしょう。そもそも日本人がやってる店自体が少ないし。
とりあえずレストランの前にラーメンにでも誘ってみようかと思ってます。ラーメンでも十分高いんですけどね…