寺院内はたくさんの人がひしめいています。ツアーも多かったです。
正面の入口から右手の方に、ありました。
青年ミケランジェロの初めて制作したピエタ、サン・ピエトロのピエタです。(Wikipedia)
前日のヴァチカン美術館にあったやつはこれの複製。ミケランジェロの遺作になったロンダニーニのピエタはミラノで見ましたね。さすがにこれはガラス張りになっていて、白いのは後ろの窓の光が反射しているだけです。
ちょうど窓から光が差す瞬間が見れました。
これが先ほど登ったクーポラの真下にあった、ベルニーニ制作のバルダッキーノ(大天蓋)です。完成は1627年。以前はもっと近くまで寄れたのでしょうか、これを真下から撮ってる写真なんかもあるのですが、このときはご覧のようにあまり近寄れなくなっていました。真下からクーポラを見上げて撮った写真はなかなか壮麗なので、気になる方は探してみてください。
後方に見えるのはこれもベルニーニ制作の聖ペトロの司教座。
あれ!? なんでここにもラファエロの遺作『キリストの変容』が?
実はこの大聖堂にあるほぼ全ての絵画・装飾はモザイク画なんですね。なのでもちろんヴァチカン美術館にある方が本物の作品です。それにしてもこの距離でさえあまり視認できないほどの細かいモザイクとは、すごいですね。
こちらだとわかりやすいです。拡大してもらえば服の影になってる部分がモザイクになってるのが見えると思います。大聖堂のモザイク制作については元駐バチカン大使の上野さんの記事がとても面白いので、興味のある方はご覧ください。
ここから先は宝物殿で、別途入場料が必要です。それほど時間もなかったので入りませんでした。
歴代教皇の一覧名簿です。初代聖ペトロの名前が一番最初にありますね。
さて十分堪能したので出よう、としたところでちょうど15時のミサの時間になったので、独特な歌と共に司祭っぽい人たちがぞろぞろとやって来ました。
衛兵さん。
入ってきた方とは逆側(正面左側)の回廊。
これまでもイタリア各都市の様々な聖堂を見て来ましたが、やはりヴァチカンは圧巻でしたね。
さてこの後はザ・観光名所を巡ることにしましょう。
その前にジェラート屋に寄って食べ歩きします。うまうま。
川を渡って細い路地に入っていきます。
他のジェラート屋さんが閑古鳥状態の中、ここだけやたら長い行列が。確かに見た感じ美味しそうではありますね。ただ30分以上は並びそうだったので残念ですがスルーしました。次ローマに来たら是非寄ってみたいですね。
ちょっと歩き疲れたので適当な店で休憩。自家製コーラがあったので注文してみたらなかなか美味しかったです。
お店を出てすぐの路地から、塔が見えてきましたね。
16:30
ナヴォーナ広場(Piazza Navona)到着。日曜日なので余計に人が多かったかもしれません。
ちょうど大道芸をやってるおっちゃんがいました。
きっとこれは修学旅行で木刀を買うようなのと同じ感じなのでしょう。
お次はパンテオン。
特に荷物検査もなく中に入れますが、この人の波よ。
ここが一番奥の祭壇。座って少し休憩。
夕暮れ時になりました。
ローマはこういう何気ないマンホールなんかにもSPQRの文字が書かれてます。3日目のときに紹介したのをちゃんと覚えていますか?
立派な教会があちこちにあります。
路上のエレキ野郎。
スプレーアート。ここは観光の中心地だからか、パフォーマーが多いですね。まあ「誰が買うんだよそれ」っていうおもちゃや木製プレートを売ってる黒人はそれ以上に多いですが。
トレヴィの泉。こんなですよ実態は。写真撮ってさー次行こうと思ったら「ほらコイン投げるよ!」と母が。ええやるんかい。
写ってるツブツブは全部世界各国の硬貨です。ここに100円玉をぶち込んでおきました。
お次はスペイン広場(Piazza di Spagna)。かのローマの休日の舞台になった場所です。まあここも大人気ですわね。
これまで一連で紹介してきた観光名所は全部歩いて行ける距離にあるので、2時間もあれば十分見て回れます。
ちょうどいい感じの夕暮れ空を見ることができました。この雲の表情は結構好きです。
本日最後のお馬さん。馬車多いですねほんと。
スペイン広場から北に続くバブイーノ通りはブランド店が並んでいました。
皮製品の雑貨屋さんを見つけたので、母がお土産にいくつか買ってました。結構いい値段するんですけどね。うちの兄貴に名刺入れをチョイスしてましたが、90ユーロくらいでしたよ。まあ確かに洒落ていましたけどね。
本日最後はポポロ広場(Piazza del Popolp)。まあここはなんてことない広場でしたね。ここで母のスマホの電池が切れたので選手交代。
さきほどのブランド店の通りにも美味しそうな店はあったのですがやはりお高いので、今日はこのピッツァーレ(PizzaRé)にしておきましょう。
ここはナポリスタイルのふわふわピザで、値段もお手頃です。マルゲリータとアンチョビのピザを注文しましたが、アンチョビの方が美味しかったですね。しかしまあ本当にボリュームがあります。母はピザはいつも半分くらいしか食べないので僕が1枚半を食べてるのですが、毎回お腹ぱんぱんです。結局旅行中にアンチョビはこのときしか食べなかったので比較はできませんが、ここのは十分美味しかったですよ。
夜でも全然寒くないので人がたくさんいます。このあと地下鉄で宿へ戻って、また2時頃まで更新作業をしてから寝ました。