夏至の音楽祭 -Fête de la Musique 2019-【6月21日】

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毎年6月21日はフランスの音楽祭の日です。パリはもちろんフランスの各地で音楽祭が行われます。プロアマ問わず、道端や店先でもたくさんの人が楽器演奏や歌を披露しています。ほぼ全ての催しが無料です。

日付が固定なので去年は木曜日だったのですが、今回はたまたま金曜日ということで、翌朝までずっとイベントをやっていたところも結構あったみたいです。

音楽をやっているくせに僕は全然このイベントを知らず、直前になってあれこれ調べだしたくらいなので、それほど色々見て回ったわけではありませんが少し紹介します。当日のプログラムはこんな感じです。

 

まず学校近くのサントゥスタッシュ教会。過去にも何度か日記に登場しています。(これとかこれ

ここでは教会の中で前日(6月20日)から36時間ぶっ続けでコンサートをやっています。僕は20日の20時頃に行きました。

 

 

 

僕がいたときは比較的おとなしめのロックという感じでしたが、別な時間帯ではもっとハードなものもやっていたかもしれません。まあしかし教会の中でこういうのをやってしまうのがパリらしいというか。

 

 

4人グループでバイオリンがいたのですが、マイクつけて演奏するととんでもなく響いて、ピチカートするだけでも全然別な楽器みたいな音でした。こんな響く中で演奏するのは気持ちいいでしょうねー。いつか機会があるならやってみたいものです。

この日は朝から学校で試験もあって疲れていたので、22時前には帰りました。

 

翌日は夕方からぷらぷら。学校のあるレアールの付近を色々見てまわりました。

 

 

 

これは弁当レストランでやっていたフルートカルテット、みなさん日本人です。音大出身なんでしょうかね。上手でした。

 

 

 

 

キリンのCMで有名なあの曲を歌っていました。(Youtube)

 

マレ地区にある大型デパートBHVの屋上でイベントがあると聞いて、以前ピクニックに誘ってくださったユリさんとハルカくんと一緒に行くことになりました。

 

 

これはルーブル美術館の裏手、パレ・ロワイヤルの広場です。ここも大勢の人がいました。ルーブルにあるガラスのピラミッドでクラシックの演奏会もやっているみたいなのですが、完全予約制らしくて入れませんでした。残念でしたね、来年はちゃんと調べておきましょう。

 

 

BHVの近く。人で溢れかえっています。22時過ぎていますが、夏至だけあってまだほんのり明るいですね。

 

 

これ見えづらいと思いますが、DJブースにいるのはDJじゃなくてマッチョの男です。音楽に合わせてポージングをしていて面白かったです。なるほど、そういうのもアリか。

 

 

これがBHV。入り口に行列ができていました。あーその可能性を全然考えてなかった。屋上のイベントは深夜1時半までやっているのですが、入場は0時までにできなかったらダメみたいです。間に合うのか!?

 

 

近くにケバブの店があったので、テイクアウトして並びながら食べていたら、遠くからアフリカ的な打楽器の音がドンドコ近づいてきます。そして目の前を通り過ぎていきました。その後ろに人がたくさん付いて行ってるのが面白かったですね。

意外に行列の進みが早く、なんとか23時過ぎに入場することができました。よかったよかった。

エレベーターを登って廊下を歩いていくと、バーを発見。バルコニーからは、

 

 

街並みが見下ろせます。ロマンチックですねえ。たまたま席が空いたので、ここに3人座って飲みました。

 

 

エッフェル塔は1時間ごとにきらきら光る演出が入るらしく、このとき初めて見ました。まあ写真じゃ何もわからないんですが。写っているのがハルカくん。

ここはもっと皆踊り狂っているのかと思っていたのですが、思っていたより大人しかったです。もちろん踊っている人は何人かいましたけど。

昼間は暑かったのですが夜は結構冷えてきて、二人とも寒そうにしていたので少し早めに切り上げました。建物の中に入ると「あったかーい!」なんて言っていたのが遥か昔のことのように思えます。この翌日から猛暑が始まってしまいましたからね……

 

短いですがこんな具合でした。もちろんパリで他にもやまほど演奏会はあったのですが、同じ時間帯にあちこちでやっているので、もし色々行ってみたい方は事前にスケジュールを決めておいた方がいいでしょう。来年は事前にちゃんと調べておこうと思います。