Free Style -Ensemble intercontemporain 1/18@CdlM [6.5]

1月18日、シテ・ドゥ・ラ・ミュージックのアンサンブル・アンテルコンタンポラン(世界で最も有名な現代音楽演奏集団)のコンサートに行ってきました。

プログラム

以下順に曲目を紹介していきます。

 

1. George E. Lewis (1952-) アメリカ
«Emergent» (2014、国内初演)、«The Will To Adorn» (2011、国内初演)

1曲目はフルートソロのライブエレクトロニクス。プログラムはエコーディレイ主体でわかりやすかったです。非常に安定感のある演奏者が素晴らしかったですね。いつも新作で引っ張りだこの彼女ですが、いつか超絶技巧的な演奏も聴いてみたいです。6.0。

2曲目は、ザ・現代音楽みたいな作品。包み隠さず言うならば、「気に食わない」タイプの曲です。乱雑としていて煙に巻くようなスタイル。僕にとっては中身が何もなくて鼻白むだけの作品でした。2.0。

 

2. Tyshawn Sorey (1980-) アメリカ «Sentimental Shards» (2014、国内初演)

特殊奏法を使わないばかりか、調性感をともなったウェットな作品。悪くはなかったのですが、見所がないまま終わってしまったのが残念。劇伴作品としてだったら良いのですが、ステージにかけるには物足りないですね。5.0。

 

3. Roscoe Mitchell (1940-) アメリカ «Useful News» (2018、世界初演)

アンテルコンタンポランの委嘱作品。なので今回の目玉なのでしょう。コントラバスクラリネットやコントラバスーンが印象的。響きもそれなりに多彩でしたが、「うまくまとまってる」以上の印象にはならなかったです。6.0。

 

4. Johannes Boris Borowski (1979-) ドイツ «Mappe» (2010-17、改作初演)

これまでアメリカの作曲家が続いてきて、ようやく最後に違う国が登場。むしろアメリカの作曲家の新作を一度にこんなに聴いたのは初めてなぐらい珍しいですが。
打楽器が3人で、ところどころリズミックなシークエンスが数秒間ポンっと出てくるのが印象的。それはなかなか効果的で面白かったです。3楽章構成で、2楽章だけが妙なスタイルで違和感があって、それが残念でした。6.5。

 

2時間以上たっぷりのコンサートでした。作品内容はともかく演奏のレベルは凄まじく高いので、今後もアンテルコンタンポランのコンサートは必ず行きます。オール新作のコンサートは楽しいですが、聴くだけでも結構消耗しますねやっぱり。