5月30日(タリン滞在3日目)

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5月30日。

二人とも妙に眠れず7時半頃に起床。ここ最近忙しくて全然アニメを追えていないというケンに例の千花ダンスを紹介したらドハマりしやがってずっとループで垂れ流していた。余計なことをしてしまった。

 

この日は昨日以上の快晴。散歩日和でとてもうれしい。とは言え気温は高くないのでコートは必須。

昨日と同じくホテルの朝食をとった後、10時頃に出発。今日でホテルを移るので、まずは新しいホテルにスーツケースを移動させる。と言っても同じ系列の隣のホテルなので大した移動ではない。

その後はプラプラと西側へ歩いて行く。まず発見したのは第一次世界大戦後のエストニア独立戦争の戦勝記念碑。

 

 

昨日の博物館もそうだったが、説明書きにはエストニア語の他に英語、ロシア語と併記されてるものが多い。レストランも言語別のメニューが大体置いてある。

 

 

双頭式の聖チャールズ教会が見えたので来てみたが残念ながら中に入れず。中には立派なパイプオルガンがあるそうで、是非見てみたかったのだけど。

 

 

旧市街の南西部にあるトームペア城。ここらへんが一番の観光スポットなので観光バスが大量に停まっているし人もたくさん。

 

 

アレクサンドルネフスキー大聖堂。昨日の塔からの写真でもこの独特なフォルムが確認できる。中は撮影禁止。これが東方正教会の様式なのかと言われると詳しくないので正確にはわからないが、天井部が薄緑っぽくてあちこちに「青緑と赤と白のしましま」の意匠があって、現代的な目線から見るとずいぶんファンシーな印象がある。自分は西ヨーロッパでは似てるものを見たことがない。

 

 

 

教会の近くに二つの展望台があり、人もわんさか。昨日からつくづく思っていたが、タリン観光は天気がすごく重要だ。赤い屋根の合間に緑の木々が彩られて、ここに青空があると本当に美しい。木が多いから木漏れ日も気持ちよくて歩いているだけで楽しい。もし曇っていたらだいぶ街の印象が違っただろうなと確信できる。運が良かった。

ここらへんの展望台エリアは観光客狙いのお土産屋さんだらけ。自分は眺めるだけだったが、ケンは琥珀のブレスレットを買った。バルト海沿岸が琥珀の名産地だったとは知らなかった。

 

 

その後駅の方面へ歩いて行く。駅のホームを越えると大きなショッピングモールがあって、いろいろな店が入っていた。

 

 

別に観光するような場所ではないけれど、地元の人たちの生活感を感じられて面白かった。驚いたのは肉と魚の安さよ。パリはここの2倍か3倍くらいの値段なので、大変うらやましい。さすが海側の国だけあって、魚の種類もなかなか豊富だった。やはりエストニアは食の国である。

 

 

 

モールから戻って先ほどの展望台の下にある有名なパンケーキ屋Kompressorへ。なかなかの人混みで45分待ちと言われたが、俄然食べてみたくなったのでビールを飲みながら待つ。

ガレットと同じように、肉や魚を使った食事っぽいパンケーキもあったが、ここは甘いものをチョイス。自分はリンゴソースとホイップクリームのパンケーキ、ケンはオレンジマーマレードのパンケーキ。うん、美味しい。生地が柔らかいけど厚みがあって、見た目以上のボリューム感がある。これだけで十分昼ごはんになるくらい。しかもお値段1枚5ユーロ! なんてことだ。

 

 

 

二人とも疲れてきたので一旦ホテルに戻って少し休憩……のつもりが4時間くらい寝こけてしまった。朝の睡眠不足のツケがここに回ってきてしまったか。

21時頃になって晩飯を食べに行く途中で人だかりを発見。エストニアの有名バンドのライブだろうか。みんなノリノリで踊っている。4人グループでキーボードがボーカルをやっていたので、ケンと二人して「おいムギちゃんがボーカルやってるやんけ」なんて言う。

 

タリンにはラタスカエヴ16という大変評判の高いレストランがあって、実は初日からここの予約を狙っていたのだけど、残念ながらもう埋まってしまっていた。マジかよー、どうしても行きたかったんだけどなあ。

仕方ないので返信メールに書いてあった姉妹店の方へ行ってみると、ここもラストオーダーがすでに終わっていた。さらに姉妹店を紹介されて(義理の妹かなにか?)行ったのがTabacという創作料理っぽいレストラン。

 

 

 

全体的に値段はお高めで、その割にはお上品な見た目(婉曲表現)だったが、パンケーキがずいぶん腹持ち良くてそれほど空腹ではなかったので、まあ許す。確かにお味は洗練されていて美味しかったけどね。

 

 

その後はホテルに戻って、ビールを飲みながら『かぐや様』のお気に入りエピソードをいくつか鑑賞会。わざわざ旅行に来て何アホなことをやってるのか。いや男はみんなアホですよ。