5月29日(タリン滞在2日目)

5月29日。

8時半頃に起きる。寝ぼけながらも夜中はずっと雨音が聞こえていたのは覚えていたが、朝にはやんでいたので助かった。

朝食付きのホテルなのでまずは腹ごしらえ。と言いつつ昨日しこたま食ったのでそれほどお腹が空いてたわけではないけれど。

 

 

これが昨日書いた古風なエレベーター。扉を手動でガチャンガチャンと閉めてからゆっく~り動く。1912年製造と書かれてた。

 

10時半頃にケンを劇場まで見送る。そもそもケンが何をしにエストニアに来たかと言えば、とあるオーケストラの打楽器のオーディションを受けるためなのだ。それの書類審査が通過したのでエストニア行きが決定して、それに便乗して旅行しようと決めたのが5月12日の話

ケン「いやー全然受かる気がしないわ」
僕『大丈夫だって。今日は幸運の女神がついてるんだから(自分の胸をバンバン叩く)』
「……。まあ今まで一人で色々受けてきてダメだったから、今回こうやってアホな奴がいるおかげで力が抜けていい感じになるかもね」
『だるぉ? 今日もし受かったら夜の飯と酒全部おごるからね。タダで酒飲みたいでしょ~?』
「飲みたいィィイ!」

ナイーブな彼を励ました後、特に行く当てもなく適当に散策。

 

 

 

聖オレフ教会。塔の内部は上ることができるようで、せっかくなので挑戦。あまりにも急な階段でしかもすごく狭いので、人がすれ違うだけでまあ大変。ひいこら言いながら頂上へ。街並みが一望できてとても美しかったので、確かに二度と上りたくはないけど、一度は絶対上ったほうがいい。写真は一枚だけ紹介。

 

 

雲の表情がなかなかいい感じ。

しばらくここからの眺めを堪能した後で、北側の港のエリアへ。しかしここらへんは特に見どころがなかったので、海洋博物館へ移動。

 

 

昼になるともうすっかり晴れてきた。右下に見える不穏な文字は今ここでやっている企画展で、確かにエロい内容だった。

 

 

ちょっと立ち寄るだけのつもりが、展示内容が充実しているだけじゃなく、潜水艦の中に実際に入れたり、ゲームコーナーがいくつかあったり、VR体験コーナーがあったりなど、予想外にバラエティに富んだ博物館だった。結局4時間もここで過ごしてしまった。

 

 

その後iPhoneの電池が切れそうになり、「こんなこともあろうかと!」と揚々とモバイルバッテリーを取り出したら肝心のiPhoneとつなぐケーブルを忘れるという痛恨のミス。仕方ないのでホテルに一度もどる。

 

部屋に戻ったら20分くらいでケンも戻ってきた。

受かっちゃった
『おっぶぇ、ほんとに!? うわ、ほんとに!?』

やりおったでこいつ。いや自分も「案外いけちゃうんじゃないの~?」なんて思ってはいたが、本当にやってのけるとは。やはり俺は女神だったか

 

すぐに祝杯といきたいところだが、その前にオペラを見に行くことに。演目はウエストサイドストーリーのエストニア語版。まあ言葉全然わからなくてもストーリーは単純だし大丈夫でしょうということで19時に国立歌劇場へ。

 

 

それほど大きなホールではなかったけれど雰囲気はいい感じ。始まったら英語字幕もついていたので杞憂だった。内容は……演奏は多少「う~ん」という感じではあったけれど、トニーとアニータの二人は歌がなかなか良かったし、演出も面白い場面がいくつかあったので、まずまずといったところ。

 

22時に終わって晩飯のレストランを探し始めたけれど、どこもラストオーダーを過ぎてしまって参ったな~と思っていたところ、Beer Houseという店を発見。ここは0時までやってるみたいなので、とりあえず入ってみる。

店員さんに話を聞いてみるとビールはすべてレストランに併設されてる工場で作っている自家製なのだとか。これは楽しみだということで、まずはそれぞれ気になるビールを注文。うん、確かにうまい。偶然とはいえいい店を見つけたなあと思った。

 

 

そして飯がまた実にうまかったんだなあ。とても男らしい見た目の肉だが、肉質は柔らかくソースも絶妙で、なによりこのボリューム感。いやー大満足。公約通りもちろんおごりだ!

 

 

0時前だというのにまだ真っ暗ではないという。エストニア最高やな

そしてケン、本当におめでとう。まあこれで順風満帆というわけではなくむしろ大変なのはこれからなのだけど、とりあえず一つ道が開けたのは大変喜ばしいことだ。まあ頑張ってくれ。そしてそのうちヨーロッパ旅行のお供になってくれ