6月13日(第3回ラーメン会食と門下生コンサート)

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昨日作品提出を終えてようやく一安心といったところ。締め切り前はいつも人ならざる生活になってしまうのは大学時代から一向に成長していませんね。とか言いつつ明日は学期末テストがあるのでこんな日記書いてる場合じゃないんですけどね。まあテスト勉強の方が全然気が楽なのでいいんです。

 

さて先週の木曜日。

この日は3月以来のドク門下生コンサートで、スケジュールがいつもと少し違います。午前中は会場(前回と同じ)の設営、午後からは作品発表の人たちはリハーサル、僕たち1年生は学校へ戻って少し授業をした後、早めに切り上げてコンサートへ向かう、といった感じです。

今回の授業は一風変わって、ドクが自作品について時系列で語るというものでした。おそらく日本では自分史を授業で語る先生なんてほとんどいないと思うんです。僕の師匠のも聞いたことありませんし。なので新鮮な気分でした。こうやって人前で語れるくらい作品を積み上げていきたいものですね。

 

そして授業が終わって夜のコンサートまで時間があるので、ユンとラーメンを食べに行くことに。今回行ったのは日本でも有名な一風堂です。

 

 

僕『おお、フランス人の店員さんでも日本語で接客するのね。こんなテンションの低い「いらっしゃいませー」は日本じゃコンビニぐらいでしか聞けないから新鮮でいいね』
ユン「そうそう。面白いよね」

まだ18時過ぎだったので客は少な目です。基本的なメニューは日本のと同じ……だと思うんです。僕は一風堂に数回しか行ったことないのであまり覚えていないのですが。

 

 

『へえ、自分は赤と白しか知らなかったけど、ベジ麺なんていうのがあるんだね。日本にもあるのかなこれ。とりあえず自分は普通の赤にするわ』
「私は赤の玉子にする。なんか他に食べる?」
『んー餃子とか追加してもいいけど、食べたいのある?』
「唐揚げ……はどう?」
『マジで? これ10ユーロだよ。いや唐揚げでこんなに金取るなんて日本じゃ考えられないけどね。しかも絶対量少ないと思うよ』
「いや、でもこれだけ高いから山盛りになって来る可能性も……」
『んーそれはないと思うけどねえ』

結局悩んでる最中に店員さんが来て、ユンは勢いで唐揚げも注文しました。そして、

 

 

『ほらー言ったじゃない。こんなもんよ。これで10ユーロ。超高級唐揚げだね』

悲しそうな顔で口をモゴモゴさせるユン。いい勉強になったね。でも味はなかなか美味しかったですよ。

 

 

そしてラーメンもすぐ来ました。

『うん、自分の記憶だと、日本の味とほぼ変わらないと思う。さすがに麺は日本の方が美味しいけどね』

ヨーロッパでも入手できる材料を考えると案外スープよりも麺の再現の方が難しいのかもしれません。まあでも十分美味しいです。ただ個人的には前回の博多ちょうてんの方が好きです。

 

「食べ物は何が好き?」
『そうねえ、まあオーソドックスに寿司は好きよ。寿司じゃなくても魚は大体好きだね』
「こっちに来て、食べたくならない?」
『うーん、「ああ魚をくれええ!」とはならないね。どうせ何か買ったって高いし大して美味しくもないし、まあたまに帰国したときに食べれりゃ十分よ。お寿司は好き?』
「うん、日本の先生に回転寿司連れて行ってもらったことある」
『ああそうなんだ。北海道だったら回転寿司でも十分美味しいんだよ。店によるけど、2〜3000円で上等なのをお腹いっぱい食べれるよ。しかしパリで回転寿司やったらウケる(笑える)だろうね。ずーっとサーモンサーモン、時々タラって感じ。回転させる意味あるのかよってね』
「あはは、わかるわかる」

19時頃になって店を出る頃にはお客さんが一杯になっていました。ここも人気ですね。

 

 

夏至間近の今は20時でもまだまだ明るいです。日が長いのは本当に気分がいいですね。

門下生コンサートは2日間で、この日はイーチャオやルイの作品発表がありました。今回のルイの作品は展開しないモノトーン系の曲で、重低音で攻めるような感じ。音楽に限らずダークな傾向を好む彼らしい作品でしたが、僕としては前作の方が好きでしたね。

 

 

終わった後でルイがご飯一緒に食べに行こうと誘ってくれたのですが、会場でいろんな人とだらだら喋っているので「いやもう遅い時間だし開いてる店なくなるんじゃないの?」と危惧していたら案の定彼の大好きなケンタッキーが閉まってしまいました。(そういえばルイと初めてケンタッキーに行った日を日記に書くのを忘れていました。そのうち書きます)

 

 

仕方ないので街の中心部まで行ってアルテュールと3人でマクドナルドで食べました。「日本ではクリスマスにターキーじゃなくてケンタッキーを食べる」という話から日本の宗教の話題になったのですが、あまり上手く語れなかったのが悔やまれます。簡単な言葉でその本質が伝えられるような表現を今度までに考えておかなくちゃいけませんね。

 

そうやってだらだら喋っていたら終電を逃してしまいました。おいおいどーすんねんと思っていたらパリにはノクティリアンという深夜バスがあるんですね。昼間の一般バスとは路線が違うのですが、自宅のすぐそばを通る線を発見して、おお助かったということで初めて深夜バスを使って帰りました。ただパリ唯一の深夜交通機関だけあってかなり混んでいるし待つ時間も結構かかったので、できれば今後あまり使わずにいたいものですね。(フラグ)

 

まさかこの翌日にまた深夜バスを使う羽目になるとはこの時は思いもしませんでした。(フラグ回収)