10月4日(AKIRA鑑賞会)

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日本でもニュースになっている通り、現在フランスではコロナの感染拡大が急速に進んでいます。9月まではパリよりも南仏の方が状況が悪くてバーやカフェの閉鎖措置が取られていたのですが、先週からパリでもついに同様の措置をとることになりました。

先週1日感染者数が17000人弱まで上がって最高記録になったと思いきやその後どんどん増えていき一昨日は27000人弱にまで到達しました。日本でこの数字になったらもう世界の終わりみたいな騒ぎになりそうですね。

まあでもおそらく再びのロックダウン措置はとらないでしょう。飲食業にどでかいダメージが残ってるとはいえ、少しずつ立て直してきた経済をもう一度崩したらいよいよ国全体の致命傷になりかねません。僕自身も普段学校に通って普通に生活している以上、いつ感染してもおかしくないなと覚悟しています。

 

 

現在はそんな状況ですが、まだパリでぎりぎり閉鎖措置が取られる前の1週間前、ルイに誘われて映画を観に行ってきました。タイトルにある通りAKIRAの4Kリマスター版です。これ日本でも公開されてたんでしょうかね。日本では夏からジブリの過去作品を劇場公開していると聞いてめちゃくちゃ羨ましいんですが、その代わりのような機会ができたのは嬉しいことですね。

今回はもう一人、アルではなくアントワーヌという新しい友人も一緒でした。日記には書いていなかったのですが、実は初めて彼と会ったのは9月末で、そのときもルイと3人で手塚眞監督のばるぼらを見る予定だったのですが満席で見れず。だから書かなかったんですが。

アントワーヌはかつて日本の大学に1年間留学していたので少しだけ日本語が話せるし、漫画アニメが大好きということで、こういう人に出会えるのはとても嬉しいですね。ただおとなしい性格で話すときも割と小声なのでマスク越しに会話をするのが結構大変でしたが、それはそれで楽しかったです。

 

 

やってきたのはパリ南東部にある国立図書館に併設されている映画館。22時上映開始でその前に近くのバーで軽く飲んでから行きました。ちなみにそのバーは店員こそマスクをしているものの感染対策はほぼなし。普通に人が密集していました。感染拡大もむべなるかな。

 

 

怪しげな雰囲気ですが別にポルノ映画館ではありません。

 

 

200人も入らないくらいの劇場でしたが客は我々含めて20人程度でした。

僕が初めてAKIRAを観たのは15年以上前だったので、実に久しぶりでした。いやー改めて観ても素晴らしい、というか凄まじい映画でしたね。終わってからルイと「これ全部手描きだぜ。CGなんてほとんどない。信じられるかい」と熱く語る。あとは劇伴も良かったですね。80年代特有のシンセの音はとても好みです。

ちなみに最も有名なセリフの「さんをつけろよデコすけ野郎!」は字幕で「ムッシュ金田だろうがデコッパゲの間抜け野郎!」になってました。思わず一人でふふっと笑ってしましました。

 

そんな感じで楽しい上映会でした。いやーパリでもジブリの過去作品上映やってほしいですねえ是非。絶対全作観に行きますよ。まあそれが叶わなくとも、何かまたアニメ作品の上映があればルイとアントワーヌと一緒に行きたいですね。