中継地点に到着。ここから15分ほど山岳鉄道に乗ってミューレンへ向かう。車両はとても小さいが乗客も少なかったので余裕で座れた。
16:00
ミューレン到着。
こちらを見れば悪くない天気だが、
反対を向くとこんな感じ。いかにも怪しい。
と言ってるそばからスコールに直撃。5分ほど雨宿りしていたらやんだ。
ミューレンは標高1650メートル。天気がよければユングフラウの山々が綺麗に見えることだろう。
しばらく歩くとアルメントフーベルへ向かうケーブルカー乗り場を発見。とりあえずこの場は通り過ぎる。
自宅の庭にこんなのあったらオシャレすぎる。
この後村を横断してロープウェー乗り場へ到着。ミューレンからはシルトホルン(標高2970メートル)へのロープウェーがあるのだが、ご覧の通り中継映像には雲しか映っていない。今回我々が買ったユングフラウVIPパスでは残念ながらシルトホルン方面が含まれていないので、行くには別料金が必要となる。まあもともとこちらは来る予定がなかったので構わないのだが、やはりインターラーケン周辺は見所が多いなと再確認。
このまま宿に戻っても良かったのだが、せっかくなので先ほどスルーしたアルメントフーベル行きのケーブルカーに乗ることにした。17時のこれが最終便だったのでギリギリセーフ。
ぐんぐん登って行く。5分程度ですぐ着いてしまうようだ。
隠れサッカー場を発見。
到着。アルメントフーベルの文字の後ろには、
牛さんたちがいる。
観光案内にある通りこちらはフラワートレイルが整備されていて高山植物がたくさん植えられている。
これがエーデルワイス。今までの山道でもあったのだろうけど地味なので見つけづらい。
今は咲いていない花も結構あったが、いつの時期だと一番多く見られるんだろうか。
冬はここ一帯がスキー場になるのだろう。
クソデカ本で勉強するケン坊。
世界の高山植物。
ぽつぽつと雨が降る中、ミューレンへと降りて行く。1時間程度で着くようだ。
フラワートレイルだけでなく山道にもたくさんの花がある。これはカンパニュラ(ベルフラワー)
雨の中ゴキゲンで歩くケン坊。
さて、この案内看板をどう見るか。一番上にあるミューレンの向きは確かに若干右向きではあるが、他の矢印が正面を向いているわけではないので常識的に考えればこのまままっすぐ進むべきなのだ。しかしケンが「こっちじゃね?」と右に伸びる道の方を指すので「ええーほんとかー?」と疑いつつも僕もなんとなく流されてしまう。これが罠だった。この旅で何回罠に引っかかるんだよ。
いきなり怪しげな山道に入り込む。絶対違うだろこれ……
牛さんたちに「なんだこいつら」みたいに見つめられてしまう。マジでどこなんだよここは。しかしここでまた大雨が降ってきたのでとりあえず一時避難。
これは通り雨ではなくしばらく続きそうな感じがする。湖の上で雨が降るのと、山で迷ってる中で雨が降るのと、どちらがマシだったのだろうか。ケンが全身カッパを装備するのを待ってから出発。雨も多少弱まった感じ。
こんな状態の道が延々と続く。ここでも登山靴は大活躍だった。泥道を歩き続けてもまったく足が濡れることはなかった。素晴らしい。まあとにかく標高自体は下がってるはずだからいずれ着くだろうと思ってたら、
遠くの方にミューレンの村が見えてきた。あーよかった。
なんだかんだ1時間半近くも迷ってしまった。雨がなければああいう迷子も悪くないのだが、大雨に当たると「これ帰れるんか」という不安の方が大きくなってくる。やはり天気を考慮して予定を組むのが大事である……
同じく山岳鉄道でラウターブルンネンへ戻る。このときの乗客は我々ともう一人の3人だけだった。
鉄道から見える村はラウターブルンネンの上にあるウェンゲン。あそこにも行ってみたかったが時間切れ。
ケーブルカーで降りたあと電車に乗って、
20:00
インターラーケンへ到着。やはり大雨。さすがにバスを使って帰ることにする。
宿に戻らずバスでそのままヴェスト駅まで行って、そこから歩いてベーレンというレストランへ。インターラーケン最終日だし、最後くらいちょっと良いものを食べようということでこちらへやってきた。
テーブルのペーパーが地図になっていた。こうしてみるとこの3日間で結構色々回ったと思う。初日は左のフィルストでパラグライダー、翌日に真ん中のユングフラウ、で今日が右のミューレンとアルメントフーベルなので、ほぼ全域を回っている。もちろんそれでも行けていない場所はいくつかあるので、完全制覇しようと思ったら5日以上必要だと思う。
2回目のチーズフォンデュ。今回はポルチーニ茸入りのものにした。ベルンで食べたときは白ワインの風味がかなり強かったが、こちらはそうでもなかった。味はなかなか。
メニューに地方料理の欄があったのでそこからチョイス。左の僕の方が子羊のレバーとロスティ、右のケンのがコルドンブルー。レバーの方はデミグラスソースが美味しかった。フォンデュとこれとビールを1杯頼んだだけで一人あたり70フラン(約8100円)。ああスイスは恐ろしい……
食事中は少し雨がおさまっていたのだが、帰り際になるとまた大雨。待ってても仕方ないので歩いて宿へ。
まあしかし本来一日中こんな感じの天気になるという予報だったので、湖で船に乗ってるときだけでも雨がやんでくれて本当に良かった。幸運ととらえることにしよう。