4日目(7月19日 日曜日)
09:30起床。前日の疲れもあるのでのんびり起きる。
今日は今までで一番の快晴。マッターホルンには雲が全くかかっていない。
飛行機雲が山を突き抜けていく。
爽やかな景色を眺めた後でシャワーを浴びると思わぬ事態が。頭を洗うと頭皮が痛い。実を言うと今回僕は帽子を持ってこなかったのだが、その結果顔だけじゃなく頭皮もかなり日焼けしてしまったようだ。坊主頭になってからこれほど日焼けしたことはなかったのでよもやこんな目に遭うとは思いもしなかった。痛みに耐えてシャワーを終えても頭を拭くとまた痛い。こりゃ参った。
さてまずはホテルをチェックアウトし、駅に荷物を預けに行く。その後駅のCoopで朝食昼食の買い物。
今回は買わなかったけれど、このロールケーキ類は他のものに比べるとかなり安いと思う。1本5~6フラン。惣菜パンでも同じくらいの値段なので、とにかく腹を満たすだけならこれが一番安上がりではなかろうか。
この写真中央あたりが昨夜星空を撮影した地点。さらに奥に行けばもっと照明がなくなって空がより綺麗に見えるかもしれない。
今日はまずロープウェーとゴンドラを乗り継いでクラインマッターホルンを目指す。ロープウェーは自転車が取り付けられるようになっている。
あっという間にふもとから離れていく。
トロッケナー・シュテク (Trockener Steg)からは大型ゴンドラ。中の座席に20人近く座れる。並んでいる人の格好を見ればわかる通り、ここから先は急に気温が下がる。
昨日もそうだったが、どうやったらこういう形状の自然になるのか全然わからないような光景が広がる。
クラインマッターホルンに到着。この光景は完全にスキー場のそれである。そしてすごく寒い。慌ててウィンドブレーカーを羽織るが中に2枚しか着てなかったのでまだまだ寒かった。
昨日のコルナーグラートは標高の割にはそれほど寒くなかったので、「これならコートなんて持ってこなくてよかったんじゃない?笑」なんて思っていたらこれである。ここに来るならもっと防寒装備するべきだった。念の為に手袋を持ってきてて本当によかった。
この画質では見えないと思うが、下の斜面にスキーヤーがたくさんいる。一度に夏と冬を体験できるなんて、お得ですねー(白目)(とにかく寒い)
続いてグレイシャーパレス(アイスパレス)へ。ここもピークパスがあれば無料で入れる。
氷像作品が並べられている。
楽しそうな滑り台コーナーもあったが、すげえ短いし滑りも悪くて微妙だった。
外に出て展望台へ。
雲が少なくて見晴らしがよかった。
ゴンドラで下りた後、先ほど通過したトロッケナー・シュテクへ。
ここの湖は比較的大きめだが御覧のように反射はそれほどない。ここの水を汲んで飲んでいる人がいたが大丈夫なのだろうか。
ここから先のルートは考えてなかったのだが、ケンが「ヘルンリ小屋に行きたい」と言い出したのでそこへ向かうことに。
マッターホルン(4478m)に登頂チャレンジする人はまずヘルンリ小屋(3260m)で一泊してからソルベイ小屋(4003m)を通過するのだが、どうやらヘルンリ小屋に行くだけなら特殊な装備は要らないようなのだ。しかしかなり歩くので時間的に絶対無理なのはわかっていた。
なので可能な限り近づくという方針で、まずはシュバルツゼーまでロープウェーで移動し、そこから歩いて行くことにした。振り返ればこの選択がまた誤りだったのだが。