16:30
ムラーノ島へは水上バスで簡単に行けます。ここサン・マルコ広場は島の南側に面しているのでぐるっと迂回するため時間がかかりますが、北側からだと20分もかからずに着きます。
ムラーノ島に着きました。海に面しているエリアに立ち並ぶのはほぼ全てがガラス細工のお土産屋さんです。
ムラーノ島はヴェネツィアの中でもさらにガラス職人が集中している島です。本島でもガラス細工のお土産屋さんは多いのですが、割と似たり寄ったりのものばかり売られています。こちらに来ると、まあ似ているのもありますが、お店によってはかなりオリジナリティのあるものも見つかります。ダブルネックのエレキギターのガラス細工はここにしかないでしょうね。
これがヴェネツィアのガラス細工特有の意匠で、ほぼ全てのお店でこのような模様のアクセサリーが売られてます。しかしムラーノ島はやはり少し凝った模様のが多いので、母が気に入っていくつか買っていました。値段は小さいものなら10ユーロ程度なので全然高くありません。
ト音記号のガラス。
このように、棒状のガラスから熱して変形させながら色々と作っていくわけですね。ここにある五線譜の音楽は一体なんでしょうかクイズ。
今回は時間が全然なかったのでお土産屋さんをめぐるくらいしかできませんでしたが、ムラーノ島も結構大きい島なので、1日かけて散策できるともっと面白いと思います。いやーヴェネツィア旅行はいくら時間をかけても足りないですね。
おしゃれな店を発見。ここに売られているのは他のアクセサリーショップよりも凝っててとても良い感じです。普段身に着けない僕でさえ欲しくなります。もうすでに何個か買っている母でも「えーもう買っちゃったのにどうしよー」なんて言いながら一つ追加で買ってしまいました。恐るべしムラーノ島。
さてあまり時間もないのでリド島へ戻りましょう。
18:00
再びリド島。これがホテルの外観です。このホテルにくっついてるレストランでもよかったのですが、あまり評判がよろしくなかったので、近くにある海の見えるレストランにちょっと突撃してみました。そしたら予約をとれたので、19:30にディナーを食べることにしました。
少し部屋で休んでいると夕日がかなり良い感じになって来ました。今だ!
本島に夕日が沈んでいくのが見えます。
予定より少し早く到着。
運よく海のそばの席が空いていました。これが見たくてリド島に来たんです。
この時間はあっという間に日が沈んでしまいますが、こんな良い席で眺めることが出来て良かったです。
僕は昨日も食べたビゴリ、母はメロンとミントの冷製スープを注文。実は南仏でメロンのスープを食べたことがあって、衝撃を受けたんですよね。メロンにこういう食べ方があったのか、ってね。まあそれは割と好き嫌いの分かれそうな感じだったのですが、今回のこれは味見させてもらったらミントがあるとずいぶん違った印象になりました。美味しかったですよ。
その後ミックスフリットも食べました。これはイカや野菜やシシャモやエビなどかなりバラエティに富んでましたが、どれも美味しかったですね。僕は特にエビが気に入りました。
それにしても、海の見えるレストランで夕日を眺めながらワインを飲んでディナーを食べるなんて、普段こんな食事ばかりしてる僕からすればこれは人生に相応しくないレベルの贅沢ですね。
すっかり真っ暗になりました。御覧のように、テーブルのすぐ横がもう海です。こんな場所でご飯を食べること自体がそうそうないですよね。湖ならわからんでもないですが。波がずーっと穏やかなヴェネツィアならではのレストランです。
最後にスペシャルドリンクですと言ってサービスしてくれました。レモンシャーベットのリキュールです。これがまたすごい美味しかったので、ちょっとしかないのが少し寂しく思ったくらいでした。そりゃあ普通のレストランに比べればお高いですが、ワインをボトルで注文して二人で100ユーロいかなかったので、まあ十分妥当というかむしろ安い値段だと思います。一般的にはね。これが本島だったらかなり値上がりするので、これもまたリド島の魅力です。
この時間もそうですが、とにかくヴェネツィア滞在中の天気が良くて、本当に有難かったです。「これに感謝して以後徳を積みなさい」という天の思し召しでしょう。肝に銘じておきます。