昨年末の30日にマドレーヌ寺院のフォーレ・レクイエムのコンサートに行ってきました。
プログラムはレクイエムの他に僕の好きなベートーヴェンの交響曲7番ということで、行かない訳にはいきません。マドレーヌ寺院も行ったことなかったので丁度よかったです。残念ながら天気は良くありませんでしたが。
プログラムにはレクイエムしか書かれてないので「あれ?」と思いましたがちゃんとベートーヴェンもやりました。が…
教会でベートーヴェンを演奏すべきではない。残響も強いし演奏場所もステージになってるわけではないので、終始ひどく音のバランスを欠く状態でした。細かいパッセージも何をやってるのかボヤけてわからない。音響に合わせてうまーく指揮すればちゃんと鳴らすことも出来るのかもしれませんが、いずれにしろ難儀なものでしょう。
肝心のレクイエムはというと、オケと合唱は悪くはないんですが、オルガンが下手くそなのが致命的。合わせる気あるの? と問い詰めたくなる。ソリスト二人はどちらも朗々と歌い上げる感じで、こちらも悪くはないけど好みではない。まあ年末のイベントコンサートだしこんなもんですかね…
僕が持っているレクイエムのCDはコルボ盤の中でも珍しいものですが、これは非常に気に入ってます。小編成の緻密なアンサンブルに加えてソプラノの澄んだ声がとても美しい。大学時代によく聴いてたなあと思ったらもう10年以上前だという事実に打ち震えます。