先ほどの看板からすぐ近くにある湖。水がきれいだからか泳いでいる人が多かった。
遠くの方に切り立った崖のように見える長い登山道があって、「へえあんな道もあるんだな。大変そうだけど」なんて言ってたら、
自分たちがそこを歩く羽目に。くっ、先はまだまだ長い……
ようやくお目当ての湖に到着。
木々と湖とマッターホルンを一度に収めることができるので人気の撮影スポットになっている。
こんな感じ。風も吹いていたので鏡のように反射する姿は見られなかった。それでもとても美しい。
ここに来るためのルートを計画したつもりだったのだが肝心なところが甘かった。
小川で給水。ケンは飲むのを若干怖がっていたが僕は平気でゴクゴク飲んでいた。とても美味しい。
日差しも強く、砂利道の上り坂が想像以上にキツい……しかしロープウェーの最終時間が迫っているのでのんびりもしていられない。疲労よりも時間に追われる方が精神的にキツかった。
このときにようやくわかったのだ。この上り坂を好んで登っていく奴はほとんどいない。だからみんな自分たちとは逆のルートで歩いていたわけだ。高低差の情報をほとんど考慮しないままルート構築をするとこうなってしまう。身に染みて勉強になった……
ようやくゴールのブラウヘルドが見えてきた。長かった。
本当はここから展望台までさらにロープウェーで上がるつもりだったのだが時間切れ。残念だが仕方ない。
ロープウェーとケーブルカーを乗り継いでふもとのツェルマットへ。
到着。
日本人橋の近くにあるヒンテルドルフ通りは古民家が並んでいる。
ネズミ返しがついている家が並んでいる。さすがに今は使われてないと思うのだがどうなんだろう。
今日は本当に天気が良い。
一旦ホテルに戻ってダラーっとした後で晩飯へ。このChez Gabyというレストランを狙っていたが残念ながら満席。ちょっとダラダラしすぎたか。
こちらはツェルマットでは有名なカフェデュポン、フランス語で「橋のカフェ」。メニューに日本語が書かれている。こちらは席が空いていたのでここで食べることに。
中のメニューにも日本語が。旅行者にはありがたい。
ラクレット初体験。トロっとした食感が美味しい。
子牛のソーセージ。こちらも美味しかった。ラクレット、ソーセージ、ビール2杯で一人40フラン程度だったので、ツェルマットにしては安く済んだと思う。良い店だった。
夜になり星空を観に行くことに。マッターホルンの綺麗な星空を見るには山岳ホテルに泊まるのが一番なのだがそんなことはできないのでツェルマットのはずれの方まで歩いて光の少ないところを探す。このとき14度なのでそこまで寒くはない。
ツェルマット南方のロープウェー乗り場付近。iPhoneのナイトモード撮影程度でもこれくらい星が写るくらい、かなり見える。天の川もぼんやり見えるくらいだった。
地面に座って膝のうえにiPhoneを固定して10秒撮影してみたもの。真ん中下方にぼんやりマッターホルンの影が写っているのが見えるだろうか。まあ肉眼でもそこまではっきり見えるわけではないので、これぐらい撮れるだけでも十分だと思う。少しはずれの方まで行くだけで全然星の見え方が変わるので、女性一人とかでなければ見に行く価値はある。
その後ホテルにもどって1時頃就寝。