9日目(9月15日 日曜日)
09:00
起床。本当はこの日はゆったりスケジュールの予定だったのですが、昨日まさかヴァチカン美術館だけで1日が終わってしまうとは思ってなかったので、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂も回らなきゃいけないということで、多少早起きになってしまいました。いや十分早いんです僕にとっては……前日も2時頃まで更新作業をしていましたから。
さて実は前日にローマパスを買っておきました。2日間パスと3日間パスがあるのですが、市内の交通機関が乗り放題プラス指定の施設入場料が1回分無料(3日間パスの場合は2回無料)で、それ以降の入場料は割引になるというシステムです。2日後はナポリへ行くと決めていたので、僕たちは2日間パスを買うことにしました。価格は28ユーロです。
ローマのメトロは、これはずっとこの状態なのかどうかわかりませんが、切符を買うのに硬貨しか使えないんですよ。カード不可どころかお札すら使えない。そんなアホな話あるかいなと思ったんですが、どこの駅の券売機でもみんな硬貨で切符買ってるんです。全然意味がわからない。
毎回小銭を用意するのがとても面倒なので、ローマパスがあるととても楽です。いやほんと今改めて考えても全然意味がわからない。これを書いている今ネットで検索してみたら「お札は使える」みたいなことは書かれていますが、少なくとも僕がローマにいたこの時期のテルミニ駅やその他の駅でもお札は使えませんでした。小銭がなければキヨスクみたいな場所で切符を買うしかないですね。
そんなわけで早速ローマパスを使ってメトロで移動。ここはヴァチカン近くのカヴール広場です。
完全に南国ですね。この日も最高気温は30度超え。ヴェネツィアの涼しさが恋しい。
Corte Suprema di Cassazione(最高裁判所)です。立派な建物ですね。
裁判所のすぐ目の前をテヴェレ川が流れていて、川沿いにこうして露店が並んでいます。
現在の第266代目ローマ教皇フランシスコのブロマイドも沢山ありました。
まずはヴァチカンの隣にあるサンタンジェロ城(Castel Sant’Angelo)へ。概要はWikipediaをどうぞ。
早速ローマパスを使って入場料免除で入ります。通常料金は14ユーロ。
お城の周りは公園になっていて自由に入れます。
サンタンジェロ橋。
投石機がありました。かつて本当に要塞として機能していたことが窺えますね。
上の階はこんな感じのカフェスペースになっています。川があって見晴らしが良いのでつい利用したくなりますね。
カモメくんも昼ごはんを狙っています。
さきほど見た投石機を上から。左に大聖堂も見えます。
屋上に着きました。
恒例の記念撮影。この写真では見えませんが、肉眼だと大聖堂付近に人がわんさか集まってるのがよく見えます。果たして後でどれほど並ぶことになるのか……
ちょうど企画展示でブルガリ展をやっていました。どういう繋がりなのか全然わかりませんが、まあ宝飾品とは縁のない人生なのでせっかくだから覗いていきましょう。
高そう(小学生並みの感想)
重そう(小学生並みの感想)
スネークリング……なんでしょうかね。
帰りは螺旋通路を下って行って公園に出ます。
出口付近に全体模型がありました。
出口がちょうど大聖堂と逆方向だったので、ぐるっと城を回っていきます。
ローマの景観の特徴はなんと言ってもこの樹木ですよね。これはイタリアカサマツという松で、このようにかなり高くまで成長するのが特徴です。下の方の枝を刈り取って上の方だけ傘のようにこんもりさせてるんですね。「遺跡と松」の取り合わせは本当に見事です。
ではいよいよサン・ピエトロ大聖堂へ。
お馬さんも暑い中で頑張ってるのね。
到着です。
このように中央には柵が立ってるので、左右どちらかから入場するしかありません。このときは入場は右側だけでした。
先ほど紹介した松が奥の方に見えますね。
うっ、やはりすごい行列です。日曜日に来るべきではなかったか。しかしこのときはちょうど12時くらいでお昼時だったので、あとから来た人たちの方が長い行列を作っていました。来るなら早い時間の方がいいでしょうね。40分ほど並んで荷物検査を通過しました。
式典用の座席がずらっと。
いよいよ中へ。大聖堂だけなら入場無料ですが、クーポラへ登るのは有料です。エレベーターだと一人7ユーロ。今回は「高いところへ登る旅」なのでもちろん登ります。
過去の教皇の彫像がいくつかあります。
エレベーターで少し登ったあとは歩いてクーポラまで向かいます。
クーポラ到着。この真下に大天蓋があるので後で紹介します。順路を進んでいくと、
またこれか。フィレンツェ……クーポラ……うっ頭が。
展望台に到着。多少大変でしたがフィレンツェに比べればだいぶマシです。
見晴らしが良いですね。1枚目がさきほどまで並んでいた広場です。ここからでも行列が見えます。
こちらは一般には立ち入れない庭園側。2枚目の中央やや左の建物が鉄道の駅舎です。なんとWikipediaに単独の記事がありました。教皇が乗車する場合でも日本のお召し列車のような専用車両はないみたいですね。
展望台の昇降口はこのように落書きやらシールで埋め尽くされています。他の都市ではこんなの見たことなかったですが、これでいいのかヴァチカン。
休憩できるカフェスペースもありました。ヴァチカン内ではクレジットカードの使用ができないので、全て現金会計です。
帰りはエレベーターを降りたらそのまま寺院内に入れます。