ヴラマンク『ル・ペックのセーヌ川に浮かぶ艀』 1906
ゴーギャン『肘掛椅子の上のひまわり』 1901
ここからゴッホコーナー。
『アニエールのセーヌ川にかかる橋』 1887
『日没を背に種まく人』 1888
ゴッホ作品の魅力はやはりこの油絵の立体感で、写真と実際に見るのとではかなり印象が違います。いろんな角度から眺め回すのが楽しいですね。
『花咲くマロニエの枝』 1890
最晩年、狂気の世界へ突入した時期の作品。ちなみにこれもかつて盗難された作品です。
本当に見飽きませんね。
『自画像』 1887
ではここからセザンヌコーナーです。
『サングル山』 1904/06
『赤いチョッキの少年』 1888/90
ビュールレが「自分のコレクションの中心であり、誇りである」と語る作品。これも盗難作品です。マジで本当に見つかって良かったですね。
『パレットを持つ自画像』 1886/87
自画像のとなりに書かれていた言葉。
ポール・セザンヌ——私のコレクションの中心を彼の作品が占めているのは、同時代の中で最も偉大で、最も未来を志向していた画家であるからだ。(ビュールレ談、1954)
まったく同意見です。やっぱりセザンヌがナンバーワン。
マイヨールの彫刻群。
ピカソ『イタリアの婦人』 1917
ブラック『ヴァイオリニスト』 1912
コレクションに囲まれているビュールレ氏(1954年)
以上です。いやー素晴らしい作品ばかりで、楽しかったです。だったらもっと早く行っとけよって話ですね。
ビュールレ展は去年も日本で開かれていたようで、今後もまた見る機会はあると思うので、近くでやってたら是非行ってみてください。紹介したもの以外にも良い作品がたくさんあります。
マイヨール美術館そのものも良かったです。ロダン美術館の近くにあるので、彫刻作品を見比べる意味でも立ち寄ると楽しいと思います。ロダンで男性の肉体美を、マイヨールで女性の肉体美をそれぞれ味わうツアーは贅沢ですね。
この後は先日の日記の通りセーヌ川沿いを散歩して帰りました。