お城の目の前のダンテ通り。振り向くと城が見えます。通り沿いにブランド店やレストランがたくさんあります。通りを少しはずれたところにあるRisoelatteというレストランで美味しいリゾットが食べられるそうなんですが、残念ながら予約なしでは入れず。なので前日のランチで僕がやったように、どうしても食べたい店があればまず行ってみて、口頭で予約を取り付けるのが良いと思います。お店のホームページでオンライン予約できれば一番いいんですけど、それができるお店は限られています。もちろん応対に自信があれば電話するのが手っ取り早いです。
今回はこの後すぐにミラノを離れてしまうので、残念ですが諦めましょう。
仕方ないので先ほどの通り沿いにある店、Cafe de Ville でランチ。これが本当はさっきのお店で食べたかった、ミラノ名物のオッソ・ブーコ・リゾットです。子牛の骨付き肉が入ってるので、だいたいどこのお店でも25ユーロ以上はします。ここは確か26ユーロでしたかね。
食べてみると見た目通り美味しいのですが、「これよりもっと美味しいオッソ・ブーコもあるだろうな」という感じ。母が選んだのはアスパラガスのリゾットですが、味見させてもらったらこちらはアスパラの風味が濃厚で美味しかったです。まあまたミラノに来ることがあれば今度は美味しいオッソ・ブーコのお店を予約しておきましょう。多少の心残りも旅の魅力です。
心残りと言えば、イタリアに多少詳しい人なら「おいおいミラノに行っておきながら『最後の晩餐』を見ないのか?」と思われるかもしれません。そりゃ見たかったですよ。しかしサンタ・
もし生で見たいという人は、3か月前くらいに始まるネット予約の日をひたすらチェックして、予約開始のその瞬間に買うしかないでしょう。もちろんお金に余裕があれば代理店のツアーなどは沢山あるので、貴族の方はそちらでどうぞ。いずれにしろ、気軽にふらっと立ち寄って見られるものではありません。
あとはのんびり駅に向かうだけです。イチゴとバナナのジェラートを買いました。うまうま。
ダブルわんわん。
14:45
預けたスーツケースを回収し、ヴェネツィア行きの列車に乗ります。2時間半くらいで着きます。前回の列車もそうでしたが、親父の無駄に重いスーツケースを上の荷物置き場に載せるのが本当に大変です。
窓から街並みが見えてきました。中でずっと寝ていましたが、これは否が応でもテンションが上がりますね。
17:10
ヴェネツィア、サンタルチア駅に到着。駅降りてすぐにこの光景が広がるのは感動的ですね。
夕方の駅はスーツケースを持ってやってくる人たちでいっぱいです。我々は駅からそこそこ近い民泊へと歩いて向かいます。
こんな路地を練り歩く。いやーしかし本当に運河だらけですね。
宿に到着。御覧のように2階建てになっています。バルコニーで洗濯物を干せるのもうれしいですね。まずはこの後駅の近くのスーパーへ行って飲み物と親父の飯を買いに行って戻った後で、僕と母は晩御飯を食べに島の北西部の方へ行きました。
夕暮れの運河は風情があります。
これがお目当ての店、Trattoria da’a Marisaです。聞くところによると、ここではメニューを選ぶことが出来ず、その日店主のママが作ってるものを食べる、という形式なのだとか。しかしそのヴェネツィアの家庭料理というのが絶品だというので是非食べてみたかったのですが、またしても予約なしでは入れず。くそ! しかもここは翌日休みで、さらに次の日もディナーしかやっていないので、日程的にもう来られないことが確定。ちくしょー、こんなのばかりですわ。
日も沈んでとぼとぼと歩いていると、川沿いにお店を見つけたのでここCasa Bonitaにしました。せっかくなので外で食べましょう。夜になると結構冷えますがまあよし。
まあヴェネツィアに来たらまずはこれですね。母がボンゴレ、僕がイカ墨パスタです。これがなんと思いがけず美味しかったんですよね。日本でもイカ墨パスタは何度か食べたことがあるのですが、こんなにイカの香りが濃厚なイカ墨は初めてでした。そしてイカそのものがまた美味しい。ただし服に墨がついたら大変なので食べるときは要注意です。このとき僕は白と濃紺のストライプのシャツを着ていたのですが、「50%の確率でセーフやね」なんて言いながら食ってました。まあ見事白い部分に撥ねたんですけどね。いや慎重に食っても難しいわ。
自家製ミートボール。日本だとそんなにミートボールをレストランで食べる機会は多くないと思うのですが、こちらでは割と多いみたいです。トマトソースも美味しかったですが、こんなに肉の味がしっかりしたミートボールも初めてでした。パスタもこれもだいたい15ユーロ前後です。ワインはグラスで6ユーロ。
ときどき店員さんがこの超巨大ペッパーミルを持ってきてかけてくれます。ミートボールにかけてもらえばよかったな。
お目当ての店に入れず仕方なくきた所でしたが、初めて食べるヴェネツィアのイカ墨としては悪くなかったと思います。母もボンゴレにかなり満足していたので、なかなかオススメのお店です。夕暮れ時だったら外で食べるのが良いでしょうね。
この後はブログの更新作業をし……たかったのですがあまりに眠くて寝てしまいました。ああどんどん溜まっていくぅ~