【スイス旅行】5日目 インターラーケン(パラグライダー)

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5日目(7月20日 月曜日)

08:30起床。

天気予報を確認すると、インターラーケンは今日は晴れだが明日からずっと雨が続くとのこと。ここに滞在する3日間のどこかでパラグライダーをやる予定だったので、やるなら今日しかない。まあ雨は残念だが、ツェルマットでは素晴らしい天候に恵まれたわけだし、これ以上のわがままは言えまい。

 

 

さてまずはツェルマットと同様、ここでもパスの購入から。ユングフラウのパスは、クライネシャイデックからユングフラウ(Top of Europe、ヨーロッパで最高標高の登山鉄道駅)の往復鉄道が含まれるVIPパスと、その鉄道は含まないが湖の遊覧船などが含まれているトラベルパスの2種類がある。今回は鉄道目的だったのでVIPパスを購入。

 

 

ここでもやはり初日に購入したハーフフェアカードの割引が適用されるので、大活躍である。3日間で1人150フラン(約17000円)

 

 

オスト駅(東駅)へ向かう途中ですでにパラグライダーの大群が空を舞っていた。くぅー早くやりたいぜ!

 

 

途中で友好の庭を発見。この妙高感はやはり……

 

 

インターラーケンは滋賀県大津市と姉妹都市で、その友好の証で作られた庭。なるほど確かに「湖と山々」は共通している景観だ。それにしても日本庭園風ながら背景に教会がどーんと建っているのが面白い。

 

 

駅に到着。実はパスを買うときにすでに判明していたのだが、今日はもうユングフラウ鉄道のチケットは売り切れていた。基本的に前もって予約していないと当日乗るのは難しいようだ。なので翌日の午前中のチケットの予約をすでに済ませておいた。本当は天気のいい日に乗りたかったがこういうシステムだとは知らなかったので仕方ない。奇跡的な好天に恵まれることを祈ろう。

 

 

お目当の鉄道は今日の予定からはずれてしまったが、パラグライダーはなんとしてでも敢行しなくては。というわけでまずはグリンデルワルトへ向かう。

 

 

窓からグリンデルワルトの集落が見えてきた。

 

 

11:30
グリンデルワルト到着。着くや否や日本語観光案内所の文字を発見。もともとここでパラグライダーの予約をお願いするつもりだったので探す手間いらずで助かる。

2階に上がって事務所に入るとスタッフは2名。とても丁寧に案内して頂いた。パラグライダーは一人190フランだが前金がそれぞれ20フラン必要だそうで。このときの手持ちの現金が200フラン札しかなくてそれを出すと、今おつりが用意できないとのこと。なので近くのコープでバナナジュースを買ってまた戻ってきて支払いをした。

 

 

事務所には日本語のスイス情報ペーパーが。夏号と書かれているので季刊なのだろうか。

ちなみにスタッフの方に「日本人の観光客って、最近はいるんですかね」と訊いてみると、この日自分たちの前にも来てた人がいたらしい。「ヨーロッパに住んでる方みたいでしたけど」「ああ、我々と同じですね」

 

 

無事に予約を済ませたので外に出て昼ごはんのレストラン探し。本場のmont-bellを発見。どうせめちゃくちゃ高いだろうから中には入らず。

 

 

ちなみにグリンデルワルトは長野県松本市と姉妹都市。ここまでくるとスイスの全ての場所が日本と縁があるのではと思ってしまう。

 

 

駅の近くの適当なレストランに入る。ランチセットが21フラン(約2400円)ということで、スイス価格に毒された我々には非常に安く感じる。

 

 

 

味はまあ普通だがスープはなかなか美味しかった。まあ言う必要はないのだが、このときテーブルの周りをハエがめっちゃ飛んでた。ほんと言う必要ないのにね。いやでも人生でこれほどハエにたかられながら飯を食ったことはなかったというくらい飛んでた。ケンが「んがー!」と追い払っていたが最後の方では諦め気味にポテトサラダをハエにくれてやっていた。ドンマイ。

 

 

食後まだ予約の時間まで余裕があるので少しぶらぶら。

 

 

14:30
フィルスト行きのゴンドラ乗り場でインストラクターと待ち合わせ。5分ほど前に着いたが向こうはもう来てて、英語で挨拶をする。「リュックとかはここに置いていくといい」と言うが、特に鍵などはないただの小部屋だった。さすがにパスポートや財布を置きっぱなしにするわけにはいかないので、最低限のものだけ急いでポケットに詰める。

 

 

インストラクターと一緒にゴンドラに乗ってフィルストへ。もう一人のインストラクターは後で合流するらしい。「今日は天気がいいから絶好のパラグライダー日和だよ」ああ胸が高鳴る。

 

 

 

フィルスト到着。滑車式でびゅーっと下っていくスライダーのようなものもあった。

 

 

 

もう一人のインストラクターと合流しフライト地点へ。ここに歩いていくときが一番緊張したかもしれない。

 

 

装備をつけてもらうケン。

 

 

準備完了。「1、2、3でこっちの方へ歩いてね。走る必要はないよ、風が良い場合は歩くので十分だからね。じゃあいくよ、1、2、3!」

後方でバサーっとパラシュートの音がしたと思ったら、そのままふわっと体が宙へ。うおーすげー! 飛んでるー!

 

 

 

僕の方の写真は景色よりも自分が写りすぎていたのでケンの方の写真を拝借。本当にこんな感じでただ座ってるだけなので非常に楽で快適。てっきりフライト地点からどんどん下っていくだけだと思っていたら、そこよりもさらに上空へと昇っていったりした。それまで英語しか喋らなかったインストラクターがここに来て日本語で「カイテキデスカー!?」とか言い出したので笑ってしまった。やっぱ日本人の客が多いのね。慣れてらっしゃる。

本当に良い景色で天気もよくて、めちゃくちゃ楽しかった。最後の方で「じゃあこれ持っててね。落としちゃだめだよ!」と言われて自撮り棒を渡される。何をしだすかと思えば「じゃあジェットコースターやるよ!」と言った瞬間、それまでのふわふわ飛行から一気に曲芸飛行へ。本当にジェットコースターに乗ってるかのようで、何もない空中で無重力状態を味わうのはさすがに恐いものがあったが、それ以上にすげえ楽しくて興奮した。

 

 

予定通りの着地ポイントへ無事に到着。ああ地上へ戻ってきてしまった。20分程度だったと思うが、あっという間に終わってしまった。

装備を外してもらって片付け終わった後にお会計。今回マシントラブルか何かで僕の方の写真データが一部破損してしまったので写真代40フランを30にまけてくれた。もちろん写真を断ることはできるが僕は最初から頂くつもりだったのでそのままお支払い。

 

 

歩きつつもなにかまだ浮遊感のようなものを残したまま、まずはリュックを取りにゴンドラ乗り場へ。時刻はまだ16時前なので、このあと少し山道を歩くことに。