16:00
ミラノに到着。
駅のホームが美しいですね。さてミラノの宿はこの中央駅から歩いて10分ほどの距離です。
フィレンツェから来るとその街並みの違いに驚かされます。ミラノはほんとに都会ですねえ。
さて部屋に荷物をおろしたら休憩もそこそこにダヴィンチ博物館へ。メトロで行こうと思ったらその先に、
んん!? なんだあれ、ビルが木で覆われています。一体どうなってんだと驚いたのですが、グーグルマップで見てみると、「垂直の森(ボスコ・ヴェルティカーレ)」という名前のマンションだそうです。調べてみると結構有名な建物なんですね、全然知りませんでしたから見た瞬間かなり衝撃的でした。いやー中に住んでるとどんな気分なんでしょうね。まあとりあえず博物館へ行きましょう。
この建物は鉄道館や交通博物館などが一体になっているのですが、他はあまり興味ないのでダヴィンチ記念館だけを見ます。今年はダヴィンチ没後500年の節目の年なので、あちこちで記念イベントをやってるみたいです。
ダヴィンチの発明品の模型とフレスコ画が展示されています。
エアリアルスクリュー。
回転式クレーン。
兵器シリーズ。ダヴィンチはこの時代すでに戦車の原型を発案していたことでも有名です。
水中ダイビングスーツと忍者のアレ。マンガ『乙女戦争ディーヴチー・ヴァールカ』で、フス戦争(1420-30年代)の中で主人公シャールカがこのスーツを使って水中から城攻めする場面が描かれていたのを思い出します。きっとダヴィンチのこれからネタをとってきたのでしょう。
詳細な説明が読めるモニターもありました。これは浮き輪です。
フレスコ画。
母は退屈そうにしていましたが僕は大変興味深く眺めていました。楽しかったです。
19:30
泊まる宿の近くでなにか良いレストランはないかなと探していたら、ラタナ(Ratanà)というお店が結構評判がよさそうなので行ってみました。
がしかし、残念ながら予約でいっぱいでした。おお、そんなに人気店なのか。明日のランチはどうか訊いてみると空いてるとのことで、予約を入れました。さて仕方ないのでここのすぐ近くにあるピザ屋に行きましょう。
ピッツェリア・ナトゥラーレ(Pizzeria Naturale)。ここも人でいっぱいでしたが席は空いてました。
僕はラピーニ(イタリア料理でよく使われる独特な風味の野菜)とソーセージのピザ、母はマルゲリータ、そして生ビールがあったので注文。このピザがすんげえ美味かったです。生地そのものが今まで食べてきたピザとはまるで違っていましたね。焦げつきかたとかも完璧で、なんでこんなに美味いんだろうかと二人して感動しながら食べました。しかもこの大きさでかなり安い、マルゲリータに至っては7ユーロですよ。なんじゃそりゃ。
疲れた体にビールも染みわたって、大満足のディナーでした。昨日の夜のレストランの3分の1以下の値段だったんですが、圧倒的にこちらの方が満足度が高かったです。いや、本当に美味しかった。仕方なくやって来た場所だったのに、なんという幸運。
帰りの公園でチャリティーコンサートをやっていました。このときはカヴァレリア・ルスティカーナを演奏してました。
夜の雰囲気も都会そのものです。このあと帰宅してブログを書いて2時ごろ就寝。今回はもちろん僕がソファベッドを使わせてもらいます。