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	<title>軽い話 | ヒゲメガネボウズ</title>
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	<description>パリでの音楽修行記録</description>
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	<title>軽い話 | ヒゲメガネボウズ</title>
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	<item>
		<title>一段落警察滅ぶべし</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Ryozo]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 03 Oct 2023 12:41:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[軽い話]]></category>
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					<description><![CDATA[&#160; ９月も終わり、シリーズアニメが続々と最終話を迎えました。僕は『無職転生』をニコニコで見ていたのですが、最終話のCパートであるコメントが流れてきました。アニメ本編のセリフの流れは以下の通りです。 &#160; [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img fetchpriority="high" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4232" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/10/mushoku01.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/10/mushoku01.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/10/mushoku01-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/10/mushoku01-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/10/mushoku01-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/10/mushoku01-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>９月も終わり、シリーズアニメが続々と最終話を迎えました。僕は『無職転生』をニコニコで見ていたのですが、最終話のCパートで<strong>あるコメント</strong>が流れてきました。アニメ本編のセリフの流れは以下の通りです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="info-box">ルーデウス「私には、転移事件で失った家族を探すという使命があります。なので、今すぐアスラ王国に赴いてというのは……」<br />
アリエル「ええ、私のことはそちらがひと段落してからで構いません」</div>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4233" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/10/mushoku02.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/10/mushoku02.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/10/mushoku02-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/10/mushoku02-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/10/mushoku02-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/10/mushoku02-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>現れました、<strong>一段落（いちだんらく）警察</strong>です。</p>
<p>まあこの作品に限らず、ニコニコでアニメを見ているときには、そうですねえ……３、４年前くらいから度々目にするようになりましたかね。今回はこれについての話題です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私の結論から申し上げますと、<strong>「ひと段落は誤用でもなんでもないので、いち段落警察はとっとと滅ぶべし」</strong></p>
<p>さらにエッジを利かせて言えば、「むしろひと段落の方が自然な読み方であり、<strong>いち段落にこだわってる人は日本語の感性に欠けるのでは？</strong>」というのが私の主張です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>まず、なぜ最近になってこの一段落警察が頻発するようになったのか。その答えはグーグルで検索すればすぐわかります。「一段落」で検索してトップに出てくるのが<strong>NHKが２０１９年に公開した</strong>こちらのページです。</p>
<p><a href="https://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/20191001_5.html">「一段落」の読み方は。いちだんらく？ひとだんらく？</a></p>
<p>この中でNHKは、</p>
<div class="success-box">ＮＨＫでは、現在、「いちだんらく」と読むことにしています。<br />
一般には、「いちだんらく」のほかに「ひとだんらく」の読み方もありますが、「いちだんらく」のほうが伝統的な読み方であると考えて、このようにしています。</div>
<p>と回答しています。その後の詳細解説で、さまざまな辞書の説明を引用して、</p>
<div class="success-box">このように、国語辞典には「ひとだんらく」は誤読などの判断をしているものが見られます。</div>
<p>と書かれてあります。まあ少なくとも<strong>NHKが誤用だという判断は下していない</strong>ことには注意が必要です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、私が思う「ひと○○」の用法には２種類あると思っています。</p>
<div class="blank-box bb-blue">(1) 区切りをつける、というニュアンス<br />
「疲れたからここで一休みして山頂を目指そう」<br />
「この瞬間に一呼吸置いてから次の動作に向かう」<br />
「まだ先は長いけど、これでようやく一仕事終わったな」</div>
<div class="blank-box bb-blue">(2) もう一つ加える、というニュアンス<br />
「このデザインでも悪くないが、もう一工夫欲しいな」<br />
「つらいだろうけど頑張れ、あと一踏ん張りだ」<br />
「お疲れのところ悪いが、一仕事頼まれてくれないか」</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>ここで例に挙げた「一仕事」のように、どちらのニュアンスで使えるものもあれば、どちらとも言い難いものもあるかもしれませんが、基本的にはどちらかに分類できるものが多いでしょう。そして「ひと段落」は<strong>(1)のニュアンスに完璧に合致しています</strong>。したがって「一段落」は「ひと段落」と読むのが自然ということです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さらに、<strong>助数詞・序数詞との使い分け</strong>という問題もあります。</p>
<p>文章における段落の数え方は「第１段落、第２段落」もしくは「１段落目、２段落目」です。後者の読み方は当然「いちだんらくめ、にだんらくめ」ですが、これを引っ張ってきて「段落を数えるときにはひと段落とは数えないだろ？　だからいち段落が正解なんだよ」という意見を目にすることも多々ありますが、私に言わせれば「<strong>だからこそだよ</strong>」という話です。</p>
<p>まず最初に<strong>助数詞</strong>というのは<strong>外国人の日本語学習者が嫌がる定番の一つ</strong>で、ものの数え方のことです。本は１冊、人間は１人（ひとり）、でも３人（さんにん）というやつですね。一方で<strong>序数詞</strong>というのは順番や序列を表すもので、まさに先程例に挙げた「<strong>第</strong>１段落」「２段落<strong>目</strong>」のようなものです。この場合、「段落」自体は助数詞で、「２段落目」は助数詞と序数詞を組み合わせたもの、となります。</p>
<p>冒頭の例、「そちらがひと段落してからで構いません」は、<strong>明らかに助数詞としての「段落」ではありません</strong>。したがって助数詞との使い分けを明示するためにも、「ひと段落」と読むのが自然ということです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以上が「ひと段落」派の私の根拠です。先程私は「いち段落にこだわる人間は日本語の感性に欠ける」と申し上げましたが、これは別に「いち段落」を誤用と言っているわけではありません。<strong>「ひと段落を誤りである」とみなすのが愚かだ</strong>と言っているのです。</p>
<p>なので、私の主張は「ひと段落こそが正義でいち段落が誤り」なのではなく、まさにこの記事のタイトル通り、<strong>「一段落警察は滅ぶべし」</strong>です。</p>
<p>「NHK様が言ってるから〜」とか、「辞書に書いてあるから〜」とか、そういう錦の御旗を掲げて大上段から「こっちが正義！　反対する奴は悪！」なんていう主張は<strong>衆愚の極み</strong>だということに気づいてほしいものです。今回の件に限らず、どの世界でも分野でも、こういう輩は大勢いるでしょう。皆さんにも思い当たる節はあるはずです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私はアニメやドラマ、映画などの「言葉の音声を伴う作品」で<strong>「いち段落が主流になり、ひと段落が消滅する」未来は絶対にやって来ない</strong>という確信があります。その根拠は既に示した通り、「ひと段落」という発話の誕生には日本語としての自然な変遷（ドリフト）がはっきり見られるからです。「ら抜き言葉」と同じですね。「ら抜き言葉」を異様に目の敵にするのは<strong>３流マナー講師</strong>のような連中ばかりで（そもそも<strong>マナー講師に１流が存在するのかという疑問</strong>はさておいて）、言語を本格的に研究している人たちはむしろ「ら抜き言葉」の正当性・自然性を認めているのを私は知っています。</p>
<p>今は２０２３年。１０年後に「一段落警察」がどうなっているのか、見ものですね。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「食べらさる」の違和感を考察する</title>
		<link>https://algomuze.com/light/4188/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ryozo]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 07 Apr 2023 04:53:44 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[軽い話]]></category>
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					<description><![CDATA[&#160; 先日札幌の地下鉄に乗ったらドアにこの広告が貼ってありました。この人物は大泉洋の所属するチームナックスのリーダー、森崎博之です。どうやら自治体の振興課による北海道米PRの一環のようですね。 で、このキャッチコ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/04/60007D3B-A7BA-4225-BF44-3917F680024D.jpeg"><img decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-4187" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/04/60007D3B-A7BA-4225-BF44-3917F680024D-300x225.jpeg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/04/60007D3B-A7BA-4225-BF44-3917F680024D-300x225.jpeg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/04/60007D3B-A7BA-4225-BF44-3917F680024D-768x576.jpeg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2023/04/60007D3B-A7BA-4225-BF44-3917F680024D.jpeg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>先日札幌の地下鉄に乗ったらドアにこの広告が貼ってありました。この人物は大泉洋の所属するチームナックスのリーダー、<strong>森崎博之</strong>です。どうやら自治体の振興課による北海道米PRの一環のようですね。</p>
<p>で、このキャッチコピーである「<strong>食べらさる</strong>」、これに妙な引っ掛かりを覚えた人は僕だけではないと思います。別に北海道の人間じゃなくてもなんとなくの意味は伝わるんじゃないでしょうか。「ああきっと<strong>押ささる</strong>の系統だな」と。意図したわけではないが何かのはずみでボタンが押されてしまった、これが「押ささる」ですね。では「食べらさる」の場合はいかに。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕が気になったのはまず文法です。「押す」はサ行五段活用の動詞、したがって「押ささる」は、動詞の未然形（押さない）である「押さ」に「サル」が接続されていると分析できます。この理屈からすれば、「食べる」はバ行下一段活用の動詞なので、未然形「食べ」にサルが接続するなら「食べさる」になるはずです。ところが実際は「食べらさる」になっている。これはどういうことでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そこで単純に「食べらさる　文法」で直球検索してみたら、<strong><span class="MUxGbd wuQ4Ob WZ8Tjf">秀舞子</span></strong>さんの論文がトップに出てきました。一応直リンを載せておきます。</p>
<p class="LC20lb MBeuO DKV0Md"><a href="https://core.ac.uk/download/pdf/250604116.pdf">北海道方言における自発の助動詞サルの使用実態</a>　（PDF）</p>
<p>これによると、五段活用以外の動詞は未然形に「ラサル」で接続するようです。なので上一段活用の「見る」も「見らさる」になるわけですね。ふむふむ、文法的には理解できました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし問題は「<strong>そんな言い方するか？</strong>」でして。</p>
<p>この論文にあったいくつかの例文を紹介します。</p>
<p>・見るなと言われるとなおさら見らさる。<br />
・このお菓子はおいしくてたくさん食べらさる。<br />
・悲しい映画を見てついつい泣かさった。</p>
<p>これらの用法を日常で使うかどうかのアンケート結果が論文の中に載っていますが、半数以上が「使う」と回答したのは６０代以上の高齢者層だけでした。なので単なる世代間のギャップだろうと片付けるのは簡単なのですが、仮にそうだとしてもなんでこのギャップが生まれたのかは気になるところです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>もう一つ、<strong><span dir="ltr" role="presentation">関根雅晴</span></strong>さんによる別の論文を紹介します。</p>
<p><a href="https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/250198/1/pls25_15.pdf"><span dir="ltr" role="presentation">北海道方言における&#8221;V-(r)asar-&#8220;構</span><span dir="ltr" role="presentation">文の意味に関する記述的研究 </span></a><span dir="ltr" role="presentation">（PDF）</span></p>
<p>こちらは認知文法の専門的な分析がメインなので内容が難解なのですが、論文の一番最後に非常に気になる箇所がありました。そのまま引用します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="info-box">
<p><span id="page309R_mcid23" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">ラサル構文は、</span><span dir="ltr" role="presentation">形態素</span></span><span id="page309R_mcid25" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">/</span></span><span id="page309R_mcid26" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">&#8211;</span></span><span id="page309R_mcid27" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">(r)asar</span></span><span id="page309R_mcid28" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">&#8211;</span></span><span id="page309R_mcid29" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">/</span></span><span id="page309R_mcid30" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">が動詞語幹に後接することにより表されるものであるが、</span><span dir="ltr" role="presentation">こ</span></span><span id="page309R_mcid31" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">の形態素は、いわゆる脱使役化</span></span><span id="page309R_mcid33" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">(</span></span><span id="page309R_mcid34" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">影山</span></span><span id="page309R_mcid36" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">1996: 184)</span></span><span id="page309R_mcid37" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">の接辞である</span></span><span id="page309R_mcid39" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">/</span></span><span id="page309R_mcid40" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">&#8211;</span></span><span id="page309R_mcid41" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">ar</span></span><span id="page309R_mcid42" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">&#8211;</span></span><span id="page309R_mcid43" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">/</span></span><span id="page309R_mcid44" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">との関連を伺わせる。こ</span></span><span id="page309R_mcid45" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">の接辞は、他動詞を基本として、そこから自動詞を派生させる接辞であり、共通語において多</span></span><span id="page309R_mcid46" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">くの自他対応にこれを見出すことができる。</span></span></p>
<p><span id="page309R_mcid49" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">(</span></span><span id="page309R_mcid50" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">44</span></span><span id="page309R_mcid51" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">)</span></span><span id="page309R_mcid52" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">他動詞＋</span></span><span id="page309R_mcid53" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">&#8211;</span></span><span id="page309R_mcid54" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">ar</span></span><span id="page309R_mcid55" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">&#8211;</span></span><span id="page309R_mcid57" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">→</span></span><span id="page309R_mcid59" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">自動詞</span></span><span id="page309R_mcid63" class="markedContent"><br role="presentation" /><span dir="ltr" role="presentation">植える／植わる、集める／集まる、詰める／詰まる、まぜる／まざる、いためる／い</span></span><span id="page309R_mcid64" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">たまる、掛ける／掛かる、ふさぐ／ふさがる、つなぐ／つながる、儲ける／儲かる、</span></span><span id="page309R_mcid65" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">決める／</span></span><span id="page309R_mcid66" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">決まる、助ける／助かる、</span><span dir="ltr" role="presentation">（値段を）まける／まかる、薄める／薄まる</span></span><span id="page309R_mcid68" class="markedContent"><br role="presentation" /><span dir="ltr" role="presentation">(</span></span><span id="page309R_mcid69" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">影山</span></span><span id="page309R_mcid71" class="markedContent"><span dir="ltr" role="presentation">1996: 183)</span></span></p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>これこそがまさに僕の中にある「押ささる」の語感、意識そのものなんです。つまり<strong>他動詞的な「する」ではなく、自動詞的な「ある」という感覚</strong>です。</p>
<p>・かばんの中で紙が折らさっている。<br />
・雪の上を歩く犬の足跡で模様が描かさっている。<br />
・ピアノの鍵盤のレの音が弾かさった。</p>
<p>これらの例文は僕の感覚に非常にしっくりきます。「自分の、もしくは誰かの意図したものではない」というだけでなく、同時に「<strong>その結果としての状態が客観的に認知できる</strong>」という点がキーポイントじゃないかと思っています。かばんの中の折れた紙も、犬の足跡でできた模様も、はっきりと目に見えるものですしそれは他の人の目にも同様です。なんとなくピアノに手を置いたら鍵盤から音が出てしまった、その音は動作の主体である自分だけでなく、近くにいる他の人にも聞こえています。</p>
<p>一方で、</p>
<p>・このお菓子はおいしくてたくさん食べらさる。</p>
<p>この文章はどうでしょうか。「そんなに多く食べるつもりはないのに、気が付いたらついたくさん食べてしまう」というのは確かに「意図したものではない」に近いものがあります。しかし「結果としての状態が客観的に認知できる」状況と言えるのでしょうか。まず間違いなく言えるのは、この文章もしくはこの発話は、<strong>動作の主体以外からは出てこない</strong>という点です。</p>
<p>先程の僕がしっくりくる方の例文ではそんなことはありません。例えば、</p>
<p>「おいお前、そんな雑に荷物つっこんだら、中の紙が折らさっちまうぞ」</p>
<p>この場合、発話者が紙を折った動作主でないことは一目瞭然です。しかし、目の前でお菓子を食べてる人を指して、もしくは皿の上から無くなったお菓子を指して、「たくさん食べらさってるなあ」という言い方は<strong>ありえない</strong>わけです。なぜなら客観的に見えてるのは「お菓子を食べている人物」であって、それは<strong>意図してお菓子を食べているようにしか見えない</strong>からです。</p>
<p>逆に言えば、客観的に明らかに意図していない状況ならばいいのかもしれません。例えばそうですね、髪の長い女性が食事中に髪の毛が口の中に入っちゃうことはままあるでしょう。その際に、</p>
<p>「髪の毛食べらさってるよ」</p>
<p>と指摘するのは、まあ悪くなさそうです。しかしやはり「食べる」という動詞自体が積極性を備えているので、その点が噛み合わない気がしますね。なので、</p>
<p>「髪の毛が口に入らさってるよ」</p>
<p>の方がまだ自然に思えます。まあ方言話者だとしても「口に入ってるよ」と言う人がほとんどでしょうけどね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さてここまで長々書いてきたわけですが、「お前の言いたいことはわかった。<strong>でもそうじゃない用法もあるんだよ</strong>」と言われてしまえば<strong>ハイお終い</strong>です。つまり、「つい〜〜しちゃう」とまったく同じ意味を持つ方言としてのサル・ラサル用法もあって、それらは特に高齢者にとっては違和感がない、というのが実際のところなのでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ただ僕が言いたいのは、サル・ラサル用法の中にある自動詞的な感覚というのは単なる方言にとどまらない、日本語そのものの特質と深く結びついている気がしてならないんですよね。というのは、動作主が積極的に事象に関与している場合<strong>でさえ</strong>、その結果としての状態に対する、<strong>ある種の責任逃れ</strong>とでも言うような、事象を他人事のように見つめる視点が感じられるからです。</p>
<p>「自分が積極的に食べようとしているわけじゃない。このお菓子の美味しさが、自分に食べるよう働きかけているのだ」→食べらさる</p>
<p>「自分が積極的にパンツを覗こうとしているのではない。風でなびくスカートが俺の目を吸い寄せるのだ」→見らさる</p>
<p>こういう意識ですね。先程僕は「結果状態が客観的に認知できるかが重要」と言いましたが、「めちゃめちゃ主体的にその状態を作り上げているにも関わらず、それを<strong>客観的だと言い張りたい気持ち</strong>」が、僕のしっくりこない方のサル・ラサル用法の根底にあるのではないか、というのが僕の意見です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ということは、ですよ。それをわかった上で使う、つまり<strong>ツッコミ待ち</strong>で使う、というのはアリなんじゃないでしょうか。</p>
<p>「これだけ腹筋がついてくるとなんだか服が<strong>脱がさるわ</strong>」<br />
「贔屓のチームが勝ってる日はビール缶がどんどん<strong>空かさっていく</strong>」</p>
<p>これは「いやお前が腹筋自慢したくて脱いどるんやろ」「いやお前が気持ちよくて酒進んどるだけやろ」というツッコミが入るのをわかってて言ってるわけですね。あれ、<strong>僕はなんか急にしっくりきますねこの用法</strong>。さっきまで違和感があったのがむしろ積極的にこのサル・ラサル用法を使いたくなってきました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>まあとにかく、サル・ラサル用法の中にある「<strong>（たとえ客観性が失われているとしても）状況を自動詞的に眺める感覚</strong>」、これは日本語そのものにそういう性質が既に備わっていると僕は思っています。その根拠をもっと具体的に挙げられればいいんですけどね。いや確か養老孟司みたいな文学者か日本語学者か、同じようなことを言ってた記憶があるんですよね。まあもし今後そういうのを見かけたらまた紹介しようと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて最後に、競馬ファンの人たちにこの言葉を捧げます。</p>
<p><span class="fz-16px fz-20px"><strong>オッズの旨味がないとわかってても、川田の馬券は買わさるんよな。</strong></span></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>粗品の四兄弟シリーズが面白すぎる</title>
		<link>https://algomuze.com/light/4183/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ryozo]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 13 Oct 2022 18:06:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[軽い話]]></category>
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					<description><![CDATA[&#160; お笑い芸人の霜降り明星の粗品が個人でやっているYoutubeチャンネルがあるのですが、皆さんご存知でしょうか。週末はいつも競馬の予想動画と結果動画を投稿しているので、競馬ファンの間では結構有名だと思います。 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4185" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/10/soshi02.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/10/soshi02.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/10/soshi02-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/10/soshi02-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/10/soshi02-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/10/soshi02-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>お笑い芸人の霜降り明星の<strong>粗品</strong>が個人でやっているYoutubeチャンネルがあるのですが、皆さんご存知でしょうか。週末はいつも競馬の予想動画と結果動画を投稿しているので、競馬ファンの間では結構有名だと思います。僕も今年から熱心に競馬をやるようになったので、その流れでこのチャンネルを知ったのですが、競馬関連以外の動画も面白いのがたくさんあるなあと思って、過去の動画も含めてちょいちょい見るようになったんです。</p>
<p>で、７月２９日にギャンブル四兄弟と題した動画が投稿されました。それがこちら。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><iframe loading="lazy" title="【ギャンブル四兄弟】後輩が語る粗品の話が過激すぎた【粗品軍団】" width="1256" height="707" src="https://www.youtube.com/embed/A_WwfA_NXy8?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>彼らは粗品が大阪にいた時代から仲良くしていた後輩芸人ということなのですが、<strong>正直僕は誰も知らなかったです</strong>。ですがこの動画でのトークは全員がそれぞれ面白くて、そんなに有名ではないであろう若手の芸人でもこんなに面白いんだなあと感心していました。</p>
<p>このときに同時収録した<strong>軍団クイズ</strong>（<a href="https://www.youtube.com/watch?v=6Ziki04mrJo">動画</a>）と<strong>心理戦</strong>（<a href="https://www.youtube.com/watch?v=wWXrTy0D50w">動画</a>）の二つもとても面白かったです。特に心理戦の方の翔生くんの挨拶シリーズは傑作ですね。その人気ぶりはYoutube再生グラフを見てもコメント欄を見てもよくわかります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この最初の３本の高評価を受けてか、その後も毎週金曜日はこの<strong>四兄弟シリーズ</strong>が投稿されるようになりました。これが本当に面白いんですよね。テロップを入れる以外はほぼ無編集の状態にもかかわらず、笑いの密度をずっと保てるのは本当にすごいです。もちろん彼らの個々人の笑いの技量や感性が優れているのは言うまでもないんですが、やはり普段遊んでいるときからこんな感じなんだろうなと想像させる、この関係性の深さがそのまま笑いに現れてるんだなというのがよくわかります。羨ましいですねこういう友達付き合いというのは。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>で、先ほど挙げた軍団クイズの中で粗品が語っているように、この四人が<strong>一番輝くのはギャンブルをやってる最中</strong>だというのを粗品本人は確信しているわけですね。ああ失礼しました、ギャンブルではないですね。<strong>ゲーム</strong>です。彼らが普段やってる麻雀はお金が一切介在することのない<strong>健康麻雀</strong>ですからね、誤解のないように申し添えておきます。</p>
<p>まあとにかく粗品はギャンブルもといゲームをやっている場面を、法律に引っかからないようになんとかして撮りたいということで、先ほどの心理戦もそうですが、チンチロ（<a href="https://www.youtube.com/watch?v=PQmAyFzHIH0">動画</a>）やブラックジャック（<a href="https://www.youtube.com/watch?v=Hfd4iNdxp2E">動画</a>）を一工夫入れたルールでやり始めました。これはこれで面白いのですが、やはり「<strong>何か物足りないな</strong>」という感じは否めないわけですよね。僕もポーカープレイヤーの端くれですし、わかりますよ。あの<strong>ヒリつく何か</strong>が足りないんですよ。それは粗品本人もよくわかってて、色々考えたんだと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そしてついに、<strong>ソシーというなんの役にも立たないチップを奪い合う</strong>という形式でのチンチロシリーズが始まりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><iframe loading="lazy" title="四兄弟で本気のチンチロ #1" width="1256" height="707" src="https://www.youtube.com/embed/XheM_F6MlZw?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この「本気のチンチロ」シリーズが<strong>死ぬほど面白い</strong>。これまでの四兄弟シリーズの総決算と言える面白さが爆発しています。</p>
<p>いや正確に言うとこの次の回、本気のチンチロ#2（<a href="https://www.youtube.com/watch?v=TcqY3ofL-L8">動画</a>）がとてつもないんですよね。無編集で３０分弱の動画の完成度の高さが凄まじいです。とにかく全員の感性が冴えまくってて、奇跡のような面白さになっていると個人的には思っています。本当はこの「チンチロ#2」の<strong>解説記事</strong>にしようかと最初は思ってたんです。この動画がどれだけすごいか事細かに分析してやろうかと思った、いや実際この後やるかもしれないんですが、まずはそこに至るまでの経緯やら概要の説明をしないといかんなと思い、今回のような記事スタイルになった次第なんです。腹よじれるぐらい笑いながらも、芸術性の高さに感動した動画でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そしてその続きの第３回（<a href="https://www.youtube.com/watch?v=oPrlQeQ7ecg">動画</a>）がつい先ほど公開されました。世間的にはおそらくこの最新回が一番面白いと評価されてると思います。いや確かに<strong>展開は神がかってる</strong>としか言いようがないのでそれはわかります。コメント欄でも「世界の映像史上一番の神展開」とか「ここ数年のお笑いで一番おもろい」など見受けられますが、いや確かにその気持ちはわかるんですが、まあやっぱり第２回の「冴え渡った笑い」の方が個人的には好きなんですよね。</p>
<p>あとはなんと言いますか、<strong>ソシーに関する取り決め</strong>を想像すると、僕からすると龍二が<strong>不憫で不憫でしょうがない</strong>んですよね。面白いけど、むちゃくちゃ面白いけど、かわいそうやなーって気持ちが湧いてしまうんです。まあ粗品が結局は龍二に温情をかけていくらか免じてる可能性はありますけど、どうなんでしょうね。そういうことやるのかな。やってるとしたらガッカリですけどね。</p>
<p>まあいずれにしろ、この本気のチンチロシリーズは奇跡的な完成度で幕を閉じたわけです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>さて。</strong>ここで僕が思ったことなんですが、これだけコメント欄が賛辞の声で溢れていて、僕自身も死ぬほど笑ったわけですが、同時に<strong>この笑いはかなり人を選ぶだろうな</strong>という確信もあるんです。実際、この四兄弟シリーズの動画って、少なくとも現段階ではそれほど再生数が多いわけでもないんですよね。競馬関連の方がずっと多いです。</p>
<p>先ほども申し上げた通り、大事なのは「<strong>ヒリつく何か</strong>」なんですよね。これを仲間みんなが共有しているからこそ生まれる笑いであることは間違いないんです。別にギャンブルをやったことない人でもこの動画で死ぬほど笑えるとは思いますが、ギャンブルバカとか、ギャンブルバカの心理をよくわかってる人の方が、より近い距離で笑えるだろうと思います。僕はもちろん<strong>バカの一員</strong>なので、素直に笑っています。だからまあ男女で言うなら、女ウケは悪いでしょうね。僕だってこれを見て大爆笑してる女の子がいたら<strong>軽く心配</strong>にはなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>なので、人を選ぶのは重々承知の上で、「四兄弟シリーズ」は僕が<strong>心から薦める</strong>Youtubeコンテンツです。オススメのルートとしては、最初の３本を見て雰囲気を理解した後で、<strong>パチンコ早押しクイズ</strong>（<a href="https://www.youtube.com/watch?v=NlSjb5q5sFs">動画</a>）と<strong>パチンコレビュークイズ</strong>（<a href="https://www.youtube.com/watch?v=-knKS8COkcA">動画</a>）ですね。僕はパチンコをまったくやったことがないし知識もゼロですが、めちゃくちゃ面白かったです。<strong>アナログパチンコ</strong>（<a href="https://www.youtube.com/watch?v=kjkVaLwdqWE">動画</a>）も好きですね。よくこんなこと思いつくなというのと、<strong>これをよく面白くできるな</strong>という、二つの感心ポイントが高いです。その後にもう「本気のチンチロ」にいっていいでしょう。<strong>ほぼ全部やないかい</strong>。その通りです、ほぼ全部面白いんです。</p>
<p>今後は毎週木曜日に「四兄弟シリーズ」が投稿されるようなので、<strong>選ばれし戦士</strong>のみなさんは僕と一緒に楽しみましょう。ｱﾗｼﾀ。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ツールドフランス第７ステージ　J SPORTSの面白実況</title>
		<link>https://algomuze.com/light/4160/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ryozo]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 08 Aug 2022 14:42:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[軽い話]]></category>
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					<description><![CDATA[２０２２年、今年のツールはコロナによる規制がほとんど撤廃された中で開催されましたが、途中で感染が発覚した選手が次々とリタイアするなど、まだまだレース運営としては難しい状況が続いています。J SPORTSでは今年も全ステー [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>２０２２年、今年のツールはコロナによる規制がほとんど撤廃された中で開催されましたが、途中で感染が発覚した選手が次々とリタイアするなど、まだまだレース運営としては難しい状況が続いています。<strong>J SPORTS</strong>では今年も全ステージの実況映像を有料配信していましたが、第７ステージは無料で公開されました。僕はニコニコでタイムシフト録画をしていて、レースが終わってしばらく経ってから見たのですが、内容がとても面白かったので一部を紹介します。</p>
<p>この日のメンバーは、</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4161" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour01.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour01.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour01-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour01-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour01-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour01-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>サッシャと、</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4162" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour02.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour02.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour02-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour02-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour02-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour02-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>栗村修と、</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4163" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour03.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour03.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour03-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour03-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour03-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour03-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>聖飢魔IIのルーク篁です。このメンバーの回を狙い撃ちで無料公開するあたり、J SPORTSさん<strong>わかってますね</strong>。ありがとうございます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>レース中盤、ゴールまで残り４０km付近で、視聴者からの質問に答えるコーナーでのやりとり。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4164" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour04.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour04.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour04-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour04-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour04-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour04-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>サッシャ「質問です。『ヒゲは空気抵抗に影響はないという話でしたが、腕の毛は影響はないのでしょうか。足はツルツルなのに腕がフサフサの選手が多くて気になります。』とのことですが」</p>
<p><span class="red">栗村</span>「はい。まず足の毛を剃る理由ですが、元々白黒写真の時代から毛を剃る文化はあって、色々な説はあるんですが、マッサージの邪魔にならないようにとか、<span class="ILfuVd" lang="ja">擦過傷</span>のときに雑菌が入らないようにとか。なので足は剃るけど腕は剃らないというのが自転車レースの文化的な流れになっています。で、近年になって風洞実験をしてみると意外とすね毛は空気抵抗があるというのが解析されていて、やはり可動部の足はすね毛があると抵抗になりやすいんですが、腕の毛も外側に出ている部分なので、影響はあるんじゃないかと思いますけどね」</p>
<p><span class="blue">ルーク</span>「水泳の選手も足剃るよね。これも抵抗（の影響が大きいから）なんでしょうね」</p>
<p><span class="red">栗村</span>「なんて言うんですかね、この１０年くらい、ヨーロッパの男性でも、<strong>トゥルントゥルン</strong>なんですよね。空気抵抗関係なく、文化的にね。僕が現役の頃は、足が露出している所だけ剃ってたんですよ。だから太ももの付け根の部分とかは剃ってなかったんですけど、だんだんこう、まあ、<strong>北上</strong>していったんですよね。で、とうとう密林まで、<strong>アマゾン</strong>まで到達しちゃって。あんまり良くないんですけど、アマゾンも<strong>砂漠になってしまって……</strong>」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4165" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour05.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour05.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour05-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour05-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour05-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour05-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>サッシャ「最近アマゾンもねー、森林伐採が問題になってますからね」</p>
<p><span class="red">栗村</span>「だから着替えの時とかも……ちょっと衝撃でしたよね。その（選手たちの）砂漠は。９０年代ヨーロッパいたときは、まだその、木々が生えてたんですけど」</p>
<p>サッシャ「<strong>これ今Youtubeとか大丈夫ですか！？</strong>　見る人減ってないですか？　ああ<strong>ウケてますね</strong>、大丈夫です」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4166" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour06.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour06.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour06-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour06-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour06-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour06-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span class="red">栗村</span>「これはね、<strong>アクセス数稼げる</strong>んですよ。コラムとかで経験してるんで。（中略）結局何が言いたいかっていうと、空力学だけじゃなく、文化的なところも関係しているんじゃないかってことで」</p>
<p><span class="blue">ルーク</span>「体操でも内村航平が全盛期の頃、「美しい体操」ってのを目指していたんだけど、<strong>彼の脇毛は美しいのか</strong>っていう議論がヨーロッパで巻き起こったってのを聞いたことがあるよ」</p>
<p>サッシャ「ああー、昔はね、ドイツ人の女性とか脇毛が普通でしたけど。今はもうねえ。栗村さんこんな感じで」</p>
<p><span class="red">栗村</span>「ええ。二人のおかげで綺麗にまとまって。僕のトークは<strong>干魃寸前</strong>でしたけど」</p>
<p><span class="blue">ルーク</span>「栗村さん、よだれの話もまだ終わってないですよ」</p>
<p><span class="red">栗村</span>「いや、あれはただ、よだれフェチですって話なだけで。僕が若い時は海外の雑誌で情報を集めてたんですが、新宿の紀伊國屋に<strong>洋モノ</strong>の雑誌が……」</p>
<p><span class="blue">ルーク</span>「洋モノ笑」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4167" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour07.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour07.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour07-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour07-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour07-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour07-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>サッシャ「海外の雑誌って言ってくださいよ。だんだん深夜に近づいてきたとは言え、洋モノはギリギリアウトでしょ」</p>
<p><span class="red">栗村</span>「その、<strong>洋モノのよだれモノ</strong>が……」</p>
<p>サッシャ「だから洋モノ言うなっての！」</p>
<p><span class="blue">ルーク</span>「くだらないなあ笑」</p>
<p><span class="red">栗村</span>「いや、そういうのじゃなくてですね、選手の真剣さの現れなんですよ。トニー・ロミンゲルっていうスイスの選手がいたんですけど、表情は真顔でシッティングで体動かさないんですけど、そういう選手がよだれだけ垂らして峠を登って攻めて行くシーンっていうのが、なんか<strong>沈黙の限界</strong>みたいな」</p>
<p>サッシャ「スティーブンセガールの新しいシリーズみたいじゃないですか」</p>
<p>一同「笑」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4168" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour08.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour08.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour08-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour08-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour08-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2022/08/tour08-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>とても面白い実況でしたね。<strong>これぞ我らワールド</strong>。実際の映像で見てみたい方はJ SPORTSをチェックしてみてください。あとは栗村個人のYoutubeチャンネル、しゅ〜くり〜むらチャンネルもオススメです。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『ヤンサンれいとしょう』を見よう</title>
		<link>https://algomuze.com/light/3966/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ryozo]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 29 Jul 2021 10:59:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[軽い話]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://algomuze.com/?p=3966</guid>

					<description><![CDATA[&#160; お金が入ってこないのに宣伝するコーナー第２弾です。 漫画家の山田玲司が毎週配信している「山田玲司のヤングサンデー」という番組があります。これは彼が友人たちとサブカルを中心とした様々なテーマについて語り合うと [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-3968" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs02.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs02.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs02-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs02-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs02-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs02-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>お金が入ってこないのに宣伝するコーナー第２弾です。</p>
<p>漫画家の<span class="style-scope yt-formatted-string" dir="auto"><strong>山田玲司</strong>が毎週配信している「<strong>山田玲司のヤングサンデー</strong>」という番組があります。これは彼が友人たちとサブカルを中心とした様々なテーマについて語り合うというものなのですが、やはり本業が漫画家なだけあって、漫画特集の回は特に面白い内容になっています。</span></p>
<p>そしてトークテーマにちなんだゲストを呼ぶこともあるのですが、２０１８年４月の「少女漫画クロニクル」の回でゲストに呼ばれたのは漫画家の<span class="style-scope yt-formatted-string" dir="auto"><strong>きたがわ翔</strong>でした。彼は山田玲司がデビューした頃からの盟友で、その話ぶりからも二人の関係性の深さが窺えます。きたがわ翔はなんと中学生で早くも少女漫画家としてデビューしながら、高校時代はラグビーをやっていたという<strong>空前絶後の異色な作家</strong>です。山田玲司に「７０、８０年代の少女漫画を語らせたら日本一」と言わしめるほど、すさまじい見識を持っている人でもあります。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>で、この少女漫画クロニクルの回が面白くて反響が大きかったので、ちゃんと個別の作家に焦点を当ててじっくり解説をしようということで、普段の番組配信とは別枠のような形で二人が主役の番組企画が始まりました。それが『<strong>れいとしょう</strong>』です。二人の名前からとられた、良いタイトルをつけましたね。これが<strong>とてつもなく面白い</strong>んです。</p>
<p>やはり漫画の分析なら実際の作品を見せながら解説したいですよね。ところが著作権の都合でそれをするわけにはいかない。じゃあどうするか。なんと<span class="style-scope yt-formatted-string" dir="auto">きたがわ翔</span>が<strong>解説したい部分をそのまま模写する</strong>という<strong>力業</strong>をやってのけているのです。しかもそのクオリティが<strong>とんでもない</strong>。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-3967" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs01.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs01.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs01-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs01-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs01-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs01-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-3969" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs03.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs03.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs03-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs03-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs03-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs03-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-3970" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs04.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs04.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs04-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs04-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs04-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/07/rs04-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これはそれぞれの回の無料部分からスクショした画像ですが、これ全部彼が一人でスケッチブックに描いてるんですよ。<strong>信じられますか</strong>。ここまでの模写の技術力を持っている漫画家なんて彼以外にいるんでしょうかね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この素晴らしい模写だけでも十分に価値があるのですが、その解説というのが<strong>更にすごい</strong>んですよ。漫画家の目線からでないと気づかないような技術的なことから、当時の時代背景、作家の人生、漫画の潮流などを全て洗い出して作品の魅力に迫っていく分析は見事という他ありません。僕が特に驚かされたのは「<strong>鬼滅の刃から見える矢沢あいの影響</strong>」なんですが、<span class="style-scope yt-formatted-string" dir="auto">きたがわ翔以外にそんな斬新かつ鋭い分析を一体誰が行えるというんでしょうか。その説得力には脱帽しました。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そして番組を成立させる上では<span class="style-scope yt-formatted-string" dir="auto">山田玲司</span>の存在も非常に重要なんです。<span class="style-scope yt-formatted-string" dir="auto">きたがわ翔</span>は一人語りでベラベラと喋り倒すような人柄ではない（と見受けられる）ので、そこで<span class="style-scope yt-formatted-string" dir="auto">山田玲司</span>が最高の聞き手を務めてくれるわけです。長年の盟友という間柄だからこそ織り成せるテンポの良い掛け合いが、分析の熱量をどんどん上げていき、とてつもない深みにまで達するわけです。これは以前紹介した<a href="https://algomuze.com/light/1108/">有プロ</a>のときと同じですね。トークが輝くかどうかは聞き手にかかっているのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>『れいとしょう』は他のヤンサンの配信番組と同様、前半の無料部分と後半の有料部分に分かれているのですが、僕は今回の帰国後自主隔離期間を使って一気に見ようと思って、有料会員になってこれまでの全部の回を見直したのですが、<strong>メチャクチャ面白かった</strong>です。月額５００円で全て見放題になるので、月初に登録して月末までに全部見るのもありでしょう。５００円の価値どころかその１０倍払っても全然惜しくないほどの内容です。漫画に多少なりとも興味のある人は絶対に一度は見るべきでしょう。<strong>これ以上に面白い漫画分析なんてこの世にはない</strong>と、僕は断言できます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Youtubeのチャンネルは<a href="https://www.youtube.com/channel/UC09D3M_DdLaZMJnZp0v4pLQ">こちら</a>。れいとしょうだけを見たい方は「<a href="https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%8C%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86">れいとしょう</a>」で検索すればすぐに出て来ます。ニコニコのチャンネルは<a href="https://ch.nicovideo.jp/yamadareiji">こちら</a>。有料部分が見たい方はここから会員登録をすると見れるようになります。</p>
<p>どの回もオススメではありますが、<a href="https://www.youtube.com/watch?v=7WJJ_sm2VzM">第７回スラムダンク</a>や<a href="https://www.youtube.com/watch?v=C67_NanDsXo">第２回萩尾望都</a>あたりは手始めに見るには良いかもしれません。でもやはり<a href="https://www.youtube.com/watch?v=FLgq5y1FzGs">第１回マカロニほうれん荘</a>は二人の漫画家としての原点を語る非常に熱い回なので、作品を知らない方にも是非とも見てもらいたいですね。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>渡辺・井山両名人の対談動画</title>
		<link>https://algomuze.com/light/3911/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ryozo]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 29 Mar 2021 08:51:11 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[軽い話]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://algomuze.com/?p=3911</guid>

					<description><![CDATA[&#160; たまには日記以外の記事もということで、久しぶりに囲碁・将棋を取り上げましょう。 １週間前に朝日新聞のYoutubeチャンネルで、将棋の渡辺明名人（36）と囲碁の井山裕太名人（31）の対談動画がアップされまし [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-3913" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/03/taidan.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/03/taidan.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/03/taidan-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/03/taidan-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/03/taidan-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/03/taidan-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>たまには日記以外の記事もということで、久しぶりに<strong>囲碁・将棋</strong>を取り上げましょう。</p>
<p>１週間前に朝日新聞のYoutubeチャンネルで、<span class="style-scope yt-formatted-string" dir="auto">将棋の<strong>渡辺明</strong>名人（36）と囲碁の<strong>井山裕太</strong>名人（31）の対談動画がアップされました。対談自体は２０２０年末に行われたようです。この内容がとても面白かったので、単純にそれを紹介するだけです、今回は。なので<strong>動画を見ればこの記事を読む必要はない</strong>んですが、普段囲碁や将棋に触れていない人だと細かい内容などはわからないと思うので、その補足をしながら僕自身の備忘録としてつらつらと書いていこうと思います。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>動画はこちら。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><iframe loading="lazy" title="【完全版】渡辺明×井山裕太、名人が疑問ぶつけ合う｢AIはいつから?｣｢なぜ碁は右上から?｣（対談は2020年末に実施）" width="1256" height="707"  data-youtube="eyJ0aXRsZSI6Ilx1MzAxMFx1NWI4Y1x1NTE2OFx1NzI0OFx1MzAxMVx1NmUyMVx1OGZiYVx1NjYwZSZ0aW1lcztcdTRlOTVcdTVjNzFcdTg4ZDVcdTU5MmFcdTMwMDFcdTU0MGRcdTRlYmFcdTMwNGNcdTc1OTFcdTU1NGZcdTMwNzZcdTMwNjRcdTMwNTFcdTU0MDhcdTMwNDZcdWZmNjJBSVx1MzA2Zlx1MzA0NFx1MzA2NFx1MzA0Ylx1MzA4OT9cdWZmNjNcdWZmNjJcdTMwNmFcdTMwNWNcdTc4ODFcdTMwNmZcdTUzZjNcdTRlMGFcdTMwNGJcdTMwODk/XHVmZjYzXHVmZjA4XHU1YmZlXHU4YWM3XHUzMDZmMjAyMFx1NWU3NFx1NjcyYlx1MzA2Ylx1NWI5Zlx1NjViZFx1ZmYwOSIsInZpZGVvX2lkIjoiUm16WE1OaE1qLXMifQ==" src="https://www.youtube.com/embed/RmzXMNhMj-s?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以下、動画の時系列順でいくつかのトピックを取り上げていきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc1">囲碁観戦に来ていた渡辺名人</span></h5>
<p>3:20〜。そもそもこの対談が実現するきっかけとして、少し前から囲碁の勉強をしている渡辺名人が昨年夏の囲碁の名人戦（芝野対井山）の観戦に来ていて、そのときに<span class="style-scope yt-formatted-string" dir="auto"><strong>趙治勲</strong>名誉名人と囲碁・将棋の同時対局をやっていました。<a href="https://www.youtube.com/watch?v=FqSP57kR7eU">動画はこちら</a>。これもとても面白かったですね。序盤はお互い順調に両方やってるんですが、<strong>予想通り</strong>趙治勲がだんだん将棋の方ばかり考え出して囲碁の方が進まなくなるのが見どころです。</span></p>
<p>またこのとき新聞解説の<span class="style-scope yt-formatted-string" dir="auto"><strong>高尾紳路</strong>九段</span>と解説動画にも出演しています。<a href="https://www.youtube.com/watch?v=ShUv2V6bY3w">動画はこちら</a>。これも必見ですよ。二人は競馬友達でずいぶん前から付き合いがあるようですが、共に軽妙な人柄なのでトークが面白いですね。高尾九段は僕も大好きな囲碁棋士の一人です。</p>
<p>将棋棋士は多趣味な人が多いなあと個人的には思うのですが、渡辺名人も例に漏れず、というのがよくわかりますね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc2">序盤の時間の使い方の変遷</span></h5>
<p>4:20〜。先ほど挙げた動画の中でも、高尾九段が「藤井聡太さんの序盤の時間の使い方を見てると、若い頃の井山さんをすごく思い出しますねえ」と語っていますが、これは囲碁・将棋ともに全体的な傾向として、序盤に時間をかける人は減ったというお話。もちろんこれは<strong>AIの登場</strong>による影響です。</p>
<p>昔は「どう打っても一局」だったからこそ最初から時間をかけて考える人が多かったわけですが、今では序盤研究を怠るとそこでもう勝負がついてしまうほどシビアな状況になってしまったので、皆事前準備を徹底しているために改めてその場で考える時間は減ってきたわけですね。またそのために序盤研究で差がつきづらくなっているので、なおさら終盤に時間をとっておきたい、というわけで時間のバランスをとるのが重要な時代になったということです。</p>
<p>にもかかわらず序盤からどんどん時間を使っていく藤井聡太が恐ろしい、という話ではあるんですけどね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc3">先後の勝率差</span></h5>
<p>9:25〜。今回のこの記事では<strong>「囲碁と将棋の違いは何か」</strong>を一つのテーマにしたいと思っているのですが、これがまさに大きな違いの一つですね。渡辺名人は「先手後手の勝率は将棋だと一割くらい違うんで」と言っています。実際渡辺名人の個人成績を今調べてみたら先後の勝率ギャップが<strong>0.108</strong>ということで、確かに一割の差になっています。将棋界全体としては先手勝率が５２〜５３％くらいのようですね。</p>
<p>一方で囲碁の方は先後、つまり黒番白番の勝率差はほとんどなく、井山名人の個人成績も動画の中で<strong>0.719</strong>と<strong>0.718</strong>ということでほぼ同じです。</p>
<div class="success-box">渡辺「どんなに強い人でもトーナメントで後手番後手番と続くと落とす確率は高くなるし、タイトル戦の３連敗４連勝が出にくいのもそこらへんが原因だとは言われてますよね」</div>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc4">コロナ禍での公開対局</span></h5>
<p>14:25〜。</p>
<div class="success-box">渡辺「４月５月くらいの頃は手合が全部止まってたと思うんですけど、そのときに幽玄の間（ネット囲碁対局のプラットフォーム）でトップの棋士の人たちが打ってたじゃないですか。あれって、どういうアレなんですか、何のために打ってるんですか」<br />
井山「まあ単純に暇だったというのが一番ですけども笑」</div>
<p>これも囲碁と将棋の、というよりそれぞれの<strong>棋界の気風の違い</strong>がよくわかりますね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="success-box">渡辺「そこは囲碁界と将棋界の違いありますよね。囲碁はもともと対中韓ってところで、ナショナルチーム的な意識があるじゃないですか。将棋ではそういうのはないので。だから、あのときタイトル保持者が全員幽玄の間で打ってたわけですよね、そういうことは（将棋界では）まずないですよね」</div>
<p>ただ僕としては、これはナショナルチーム的な意識とかではなく、<strong>世界の囲碁界全体</strong>が開かれた意識を持っているんだと思っています。特にAIが発達してからはなおさらですね。中韓のトッププロは大会じゃなくてもネット碁をしょっちゅう打っていますし、その棋譜は誰でも見ることができます。トップレベルになればなるほど<strong>戦法を隠しておこうなんていう意識は全くない</strong>ように僕には思えますね。そんなことが無意味なほど日々の研究状況が目まぐるしく変化しているからです。</p>
<p>AIの研究とその伝播スピードから誰も逃れることができない以上、将棋界も今後少しずつそういう風になっていくのでは、と個人的には思っています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc5">トップでいられる限界年齢</span></h5>
<p>19:25〜。一般的にタイトル戦に出られる最後の年齢は４０代半ばくらいなのは囲碁でも将棋でも変わらないという話。渡辺名人は数年前に調子を少し落としていたときからその限界年齢を意識し始めたと言います。「どういう風に調子を戻していったのか」という井山名人の質問に対し、</p>
<div class="success-box">渡辺「いやでも変な話、クラスが落ちて勝ち癖がついたってのはありましたね笑。やっぱ勝負事ってそういうのあるじゃないですか」</div>
<p>と<strong>非常にぶっちゃけた</strong>答えで笑ってしまいます。</p>
<p>それはさておき、<a href="https://algomuze.com/light/464/">以前の記事</a>でも書いたとおり、今の囲碁・将棋界は一般的なプロスポーツと同じかそれ以上に年齢の壁が厚い世界なので、４０歳を過ぎてなおトップレベルで活躍している棋士の人は本当にすごいんです。５０歳を迎えた羽生さんの通算タイトル１００期を期待している人は僕を含めて大勢いますが、それは想像を遥かに上回るほどに険しい道のりなのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc6">AI研究が広まった時期</span></h5>
<p>27:30〜。</p>
<div class="success-box">井山「２０１８年になる頃にはかなりの人がAIを使っていて、自分が本格的に取り入れ始めたのはその年の名人戦で<strong>張栩</strong>さんに負けた直後ぐらいからで、それでもかなり遅い方だったと思いますね」</div>
<div>これは意外でしたが、しかし考えてみればもともと井山名人は定石にとらわれない手を自分一人で徹底的に考え抜くタイプでしたから、すぐにAI研究に飛びつかなかったのも当然と言えるでしょう。</div>
<p>&nbsp;</p>
<div class="success-box">渡辺「若い人が井山さんと当たるときに、AIの研究があるから堂々と打ってくるってことはあるんですかやっぱり」<br />
井山「それはあるでしょうね笑」<br />
渡辺「僕がタイトル戦に出始めた頃だと、やっぱり先輩が顔で圧倒するようなところがあったと思うんですけど、今や全然そういうのはないですよね」<br />
井山「そう、今までだったら自分が打った手はある程度良い手だとされてきたのが、だんだんそうじゃないというのがバレてきましたね」</div>
<p>ここらへんのやりとりは面白いですね。実際、井山名人がタイトル戦に出てるときの大盤解説で、「これは普通の人が打ったら怒られる手ですよ。でも井山さんが打ってるから……」というフレーズは<strong>実にあるある</strong>です。我々の日常においても、「<strong>何を言ったか</strong>ではなく<strong>誰が言ったか</strong>」に左右されることはよくあることですから。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc7">三々定石の革命</span></h5>
<p>32:50〜。Googleが開発した囲碁AIの<strong>AlphaGo</strong>がもたらした<strong>最大の革命</strong>がこの三々の定石でしょう。元々の定石は囲碁を勉強する人が初めて覚える定石の一つで、基礎の基礎というか、<strong>定石の王様</strong>みたいなものだったんです。ところがこの定石そのものも、定石に対する考え方も、AlphaGoによって一気に塗り変わってしまったわけですね。</p>
<p>これまでに定石に関する本を執筆・出版してきた人たちは<strong>頭抱えた</strong>と思いますよ。一気にその内容が古くなってしまったわけですから。あとは地方の碁会所で子供達に指導してる人たちも大変でしょうね。それまで当たり前のように指導してきたことが、急に<strong>「えーでもプロの人はみんなそんな風に打たないよ」</strong>なんて言われるわけですから。なぜその定石の評価が変わったのかをきちんと説明するにはかなり高い棋力が要求されるので、まあ大変な時代だと思いますね。</p>
<p>いやもちろん、初心者向けの簡単な問題集や、正解のはっきりしている詰碁なんかは今でも通用しますが、特に上級者向けの序盤定石なんかはほとんど通用しなくなってしまったでしょうね。その考え方自体は参考になるにしても、もはや誰もそこから勉強を始めることはないわけですから。まあ世の参考書なるものは常にアップデートされていくので、それが当たり前っちゃあ当たり前なんですけどもね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="success-box">渡辺「将棋だとそこまでのことは起きてないと思うんですよね、AIが入ってきた影響として。だって序盤の価値観がひっくり返るってすごいことなんですよねきっと」<br />
井山「そうですね。将棋では、今までダメだとされてきた手が見直されて、というのはないんですか」<br />
渡辺「うーん、（記者に向かって）なんかありました？笑　一番影響受けたのって<span id="productTitle" class="a-size-extra-large">角換わり▲４八金型、ですか。でもあれって昔からあるし、大して変わってないし。もちろん序盤で曖昧にしかわからなかった所が点数化されることで厳しくなったというのはありますけどね」</span></div>
<p>AIから受けた影響面でも、囲碁と将棋の違いがありそうですね。僕は将棋の方は全然詳しくないのでわからないのですが、渡辺名人の話ぶりを聞く限り、個別の特定局面の研究がどんどん先鋭化していってるような印象を受けます。それが意味するのは、個人がその個別研究を網羅するのはほぼ不可能であり、そうなると先述した「戦法を隠す」ことにも意味が生まれてくる、というわけですね。興味深いところです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc8">ひふみんアイ</span></h5>
<p>44:40〜。なぜ囲碁は右上から打ち始めるのか、という渡辺名人の疑問から、局面を逆方向（相手側の視点）から見たくなることはないのかという話へ。</p>
<div class="success-box">渡辺「まあ加藤先生が<strong>ひふみんアイ</strong>って言って、将棋って攻守が明確にあるので、例えば逆から見て無理攻めだけどイヤらしいでしょみたいな、そういうのはありますよね」<br />
井山「自分はあんまりやらないですけど、記譜をもらって逆から見る、という人はたまに見ますね」</div>
<p>このひふみんアイが流行してから、囲碁の解説番組でも盤面をひっくり返してみる場面を何度か見たことがあるんですが、自分が覚えてる限り解説者は全員「別に変わんないね」と言ってましたね。もちろん僕くらいの級位者・低段者だと見慣れてる形じゃないと戸惑うこともあるでしょうけど、ある程度のレベルまでいけばそういうこともなくなると思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc9">最強の手</span></h5>
<p>49:30〜。</p>
<div class="success-box">渡辺「井山さんの碁を見てて、解説者がよく言うフレーズがあるんですけど、「最強の手で行きましたね」っていう。それって明らかに地合いで有利な状況でも潰しに行くっていう意味なんですか？」<br />
井山「いや、明確に最後まで見通せてるなら地合いで行く手を選ぶこともありますが、秒読みに追われてる中で正確に計算するのがそれほど得意でもないので。なので最強というよりは、自分が一番良い手だと思う手を選ぶ、のが比率としては多いのかなって。ただ囲碁の場合、「これくらいでいいか」というのが積み重なっていくと、それほど形勢に大きな差が開いているわけじゃないので、決めどきに決めておかないと後々苦労するってことはよくありますね」</div>
<p>渡辺名人が言う通り、これもまた<strong>井山あるある</strong>の一つです。普通、ある程度形勢に差がついてるなと判断できる場合はプロの碁であっても多少緩んだ手を打つものです。緩いというのは油断ということではなく、安全に行くという意味です。これを専門用語で<strong>店じまい</strong>とか<strong>勝ちました宣言</strong>などと言ったりしますが、井山名人の場合はそこで緩まないんですね。「最強」というのは相手に対して最も厳しい手という意味であって、必ずしも「最善」を意味するわけではありません。なのでそれが無理筋な場合、逆に形勢を悪くする危険が伴うわけです。</p>
<p>僕は「さすが頂点に君臨する人は自分に対して常に厳しくなきゃいけないのか」と解釈していたのですが、一応「決めどきを逃さない」という理屈はあるみたいですね。<strong>まあどこまで本心かはわかりませんが</strong>。しかしこの厳しさがないと世界戦では渡り合えないというのは間違いないと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc10">早指しと年齢</span></h5>
<p>53:35〜。先ほどの限界年齢の話題とも被りますね。</p>
<div class="success-box">井山「渡辺さんは早指しのときに、以前に比べて読みの精度が落ちてきたな、みたいなのは感じたりしますか？」<br />
渡辺「それはありますね。ああもう全然読めてないなと思うことはよくあります」<br />
井山「やっぱり若い人の方が有利ですか？　将棋でも」<br />
渡辺「一般論としてはそうですよね。でも実際、４０代の人が優勝したりして。だから自分でも読みの精度が落ちてるなと実感しているくらいなのに、そういうのを見ていると「おっかしいなあ」って笑」</div>
<p>これがまさに<a href="https://algomuze.com/light/464/">前回の記事</a>で紹介した、<strong>NHK杯の羽生世代同窓会</strong>ってやつですね。いやもう本当に信じられないことですよ。これに憧れを持つ気持ちはあっても<strong>一般化しては決していけません</strong>。例外中の例外と認識すべきでしょう。</p>
<p>早指しに対する渡辺名人の<strong>開き直り方</strong>が面白いので、これは是非動画でご覧ください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc11">中韓の棋風の違い</span></h5>
<p>1:06:50〜。</p>
<div class="success-box">渡辺「中韓とは流行している布石とかって違うんですか？　何が違うんですか」<br />
井山「以前は国によって棋風とか流行とかの違いはちょっとあったと思いますけど、今は特にAIが入ってきてからはなくなってきましたかね」<br />
渡辺「中韓のプロの棋譜って、みなさん見るんですか？」<br />
井山「自分はかなり見ますね」<br />
渡辺「そしたら忙しいですね。国内の棋譜も見て、そっちもとなると」<br />
井山「いやむしろ……国内のはあんまり……いや見てないと言ったら語弊はあるんですけど笑」</div>
<p><strong>渡辺名人に引きずられてなのか</strong>、井山名人も少しぶっちゃけるようになってきましたね。しかしこれは当然のことだと思いますね。トップレベルの研究スピードは日本と中韓では明らかに差があるでしょうから、そちらに軸を置くのは当然のことだと思います。</p>
<p>ここで僕の<strong>適当な所感</strong>をまとめておくと、おそらく囲碁では<strong>特定の相手に対する対策</strong>はあまりやらないのだと思います。それよりは全体的な潮流や新手の解析などを中心に研究しているのでしょう。一方で将棋は、少なくとも囲碁よりは<strong>特定の相手に勝つための研究</strong>がなされてるように思われます。相手があまりやらない戦法で攻めたり、弱点を探ったりというような方向の研究にも、ある程度重きが置かれてるのではないでしょうか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="success-box">井山「とにかく中韓の棋士は（ネット碁で）毎日のようにたくさん対局をして、一手１５秒とか、そんな感じなんですけど。実戦の中でひたすら力をつけていくというスタイルですね。世界ナンバーワンの<strong>柯潔</strong>さんなんかに話を聞くと、彼以降の世代はひたすらその方法で強くなったって言ってますね」<br />
渡辺「そういうトップレベルで打てる相手がいるのはいいですね。僕らだと対等にできるのはプロ棋士しかいないし、AIとやってもしょうがないから。ネット上で手当たり次第に指す、ってことはないですからね。いやでも１５秒だったら、もう直感ですよね」<br />
井山「それでも精度が高いですね、中韓のトップは。慣れてるというのもあるんでしょうけど」</div>
<p>これが中韓の棋士の恐ろしい所なんですよね。とにかくあらゆる<strong>スピード感</strong>が違います。年齢も若いし、対局時間も短い。世界戦では最長でも持ち時間３時間なので、逆に日本の２日制でじっくり打つ碁に憧れる人もいる、というのも聞いたことありますが。とにかく、<a href="https://algomuze.com/light/464/">前回の記事</a>で書いた、井山名人含む<strong>日本の棋士が世界戦に対応する難しさ</strong>というのがここにあります。このスピード感に合わせるための調整が難しいんです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc12">女流棋士</span></h5>
<p>1:22:15〜。</p>
<div class="success-box">記者「囲碁は女流棋士が一般棋戦でも活躍している一方で、将棋の方ではまだ結構差があると思うんですが、それはなぜなんでしょうかね」<br />
渡辺「それよくあるテーマなんですけどね。よくわかんないですよね」<br />
井山「囲碁の方でも女性だけのリーグでプロになる制度はあるんですけど、一度プロになってしまえば女流棋戦だけじゃなく一般棋戦も全て参加できるので、男性と戦える機会が多いというのは大きいのかなって思いますけど」<br />
渡辺「でも藤沢さんとか上野さんとかって、小さいときから強かったわけですよね」<br />
井山「強かったですね」<br />
渡辺「だから小学生のときから（奨励会の男子にも負けないくらい）すごく強いっていう女性は出てこないですよね」</div>
<p>これが囲碁と将棋の違いの中でも個人的には最も大きなテーマというか、むしろ<strong>人生のテーマ</strong>と言ってもいいくらい興味がありますね。</p>
<p>まったく事情を知らない人向けに多少説明しますと、囲碁でも将棋でもプロ棋士の中での女性比率が非常に低いのは共通しているのですが、<strong>実力的にはかなりの開きがあります</strong>。囲碁の方ではトップレベルの女流棋士は棋士全体で見ても強いですし、中韓の女流トップレベルとなると果たして日本の男性棋士で対等に渡り合えるのが何人いるのかというレベルで強いです。日本では英才特別採用推薦棋士第1号として<strong>弱冠１０歳</strong>にしてプロ入りした<b>仲邑菫</b>二段が特に注目されています。「特別枠かよ」と思われるかもしれませんが、実際彼女は通常のプロ試験を通過した同期の棋士の中で最多勝率を挙げていて、碁の内容からしてもめちゃくちゃ強いです。</p>
<p>一方で将棋の方は、奨励会の三段リーグまで進んだ女性はこれまでも何人かいて現在も在籍しているのですが、そこを勝ち抜いてプロ棋士になった人は<strong>未だに一人もいません</strong>。将棋界の女流プロ棋士は全員<strong>女流棋士制度の中でプロになった</strong>人であって、女流棋士は一般プロ棋戦には参加資格がありません。囲碁とはだいぶ状況が違うのがわかると思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>なぜここまでの違いが生まれるのか</strong>。これまで数多くの仮説や見解が生まれてきたわけですが、どれもしっくりくるものではありません。この対談では「男性棋士と戦う機会の多さ」を一応の結論としていますが、それだと渡辺名人の言う通り、幼少の頃からプロレベルの才能を発揮する女子が現れないことの説明にはなりません。</p>
<p>よく言われるのは<strong>「囲碁は感覚で打つ」</strong>というものですね。序盤の布石では「どう打っても一局」なので、「なんとなく良さそう」という感性は男女差がないのでは、という見解ですね。これはもちろんあると思うのですが、ここまでの<strong>長ったらしい</strong>文章をご覧いただければ分かる通り、今やAI時代に突入したわけです。序盤の布石から徹底した個別研究が日々進められていて、「なんとなく良さそう」で打つのでは到底勝てないわけです。現に女流棋士の棋譜を見ても、非常に精密なAI研究に裏打ちされてるのがわかります。</p>
<p>にもかかわらず世界的に女流棋士の活躍がめざましいのを見ると、果たしてどうなんだという話なわけですね。「どこまで行っても最終的には感覚だ」というのはわかりますが、じゃあ将棋には感覚的に指すことが全くないのか、って話になりますからね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>まあ僕は人生のテーマと謳っているくらいですから、一応自分なりの見解はあります。それは<strong>記憶に関する男女の性質の違い</strong>ですね。「膨大な情報をデータベース化して整理する」という脳の作業は男の方が得意なのではないか、というのが僕の考えです。一般的に、幼少の頃に車や電車や昆虫なんかの細かい違いを網羅的に把握してデータベース化するのが好きなのはやっぱり男の子の方が圧倒的に多いでしょうし、同じジャンルのものを蒐集したがるのも男性的な傾向だと思われます。</p>
<p>僕はいわゆる<strong>「受験学力」には男女差はまったくない</strong>と思っているので、これは単純な記憶力とか暗記力の話ではありません。記憶の中の細かい違いに自分の印象なり見解のラベルを貼り付けて、それを整理する能力とでも言えばいいでしょうか。その能力が囲碁よりも将棋の方で重要になってくるために棋力差が生まれるのではないか、というのが僕の考えです。</p>
<p>割とこの見解には自信があってこれまで色んな人にも話してきたんですが、ただこれもやっぱりAI時代になって少し自信がなくなってきましたね。あとは、<strong>奨励会三段リーグの特殊性</strong>もひょっとしたら関係あるかもしれません。僕は詳しくありませんが、例えば<a href="https://algomuze.com/light/464/">前回の記事</a>で紹介したような奨励会に在籍していた人の書籍を読んだり、今だと元奨励会のYoutuberも何人かいるのでその人たちの話を聞いたりすると、三段リーグの将棋はまったく別物だと。とにかく相手を苦しませること、相手の勝ちの目を潰すことだけを考えて、自分の指したい手をのびのび指すなんてことはありえない、というのをよく見聞きします。そうしたドロドロの過酷な世界が女性には向かない、という可能性もあるかもしれません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>まあとにかく本当にこの話題は難しく、興味深いです。また新しい考えが浮かんだらここで披露したいと思います。皆さんも是非ご意見をください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc13">一流と超一流の差</span></h5>
<p>1:26:50〜。「トップ同士のギリギリの勝負を勝ち切ることが出来るのは一体なぜなのか」という記者の質問に対して、渡辺名人は「まあそれが実力なんじゃないですか」という<strong>身も蓋もない回答</strong>。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="success-box">渡辺「いや出来る人から見て出来ない人がどれくらい出来ないのかなんてわかんないですもん。いや逆はよくわかると思うんですけど、自分が負けたときなんかは「なんだ相手はこんなところまで読んでんのか」って。物事を教える側からすると、「なんでこんな簡単なこともできないのか」ってわかんないでしょう。「僕も一生懸命やってるんですけどでも出来ないんです」なんてこと多々あるじゃないですか」</div>
<p>まあこれは<strong>残酷なこの世の真理</strong>ってやつですね。<strong>ピンポン</strong>のあの名場面を思い浮かべずにはいられません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-3912" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/03/pingpong.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/03/pingpong.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/03/pingpong-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/03/pingpong-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/03/pingpong-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2021/03/pingpong-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<div class="info-box">
<p>アクマ「どうしてお前なんだよ！　一体どうして！　俺は努力したよ、お前の１０倍、いや１００倍、１０００倍したよ！　風間さんに認められるために、ペコに勝つために！　それこそ朝から晩まで卓球のことだけを考えて、卓球に全てを捧げてきたよ！　なのに！」</p>
<p>スマイル「それはアクマに卓球の才能がないからだよ。単純にそれだけのことだよ。大声で騒ぐほどのことじゃない」</p>
</div>
<p>魂が震える名シーンですね。<strong>一体何の記事かわからなくなってきたので</strong>次にいきましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h5><span id="toc14">感想戦の変化</span></h5>
<p>1:35:15〜。AIの一般化によって対局後の感想戦が様変わりしたという話。囲碁の方では解説者の人がPCを持ってきてAIの手順を示したりすることもあるというのに対し、「将棋の方ではまだそこまでではない」という渡辺名人。</p>
<div class="success-box">渡辺「立ち会いの棋士が「この手はどうだった」って言ってくるんですけど、それがその人の手なのかAIの手なのかわかんなくて」<br />
一同「笑」<br />
渡辺「わかんないからちょっと様子を伺って笑。「それってAIの手ですか」って訊くのも失礼じゃないですか。いや稀にそれがその先生の手のときがあるんですよ。で後から「なんだよこれ全然ちげーじゃねーかよ」ってことがあるんで、困るんですよ」</div>
<p>これは本当に笑ってしまいましたね。恐らくこういうことってかなり多くの人が経験してるはずなんでしょうけど、ここまでズバズバと話せる人も渡辺名人くらいなんじゃないですかね。</p>
<p>まあ外野からの勝手な見解を申すならば、もうこんな時代で失礼もクソもないんだから、検討中に微妙な空気が流れるくらいだったらとっととその場でAI解析を始めるべきだと思いますけどね。というかいずれそれが当たり前になるときがすぐ来るでしょう。それこそ中韓の囲碁棋士だったらその場でAI解析するか、しないんだったら対局者同士の検討をさっさと切り上げて自分でAI解析する、の二択でしょうね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>というわけで、以上で対談動画の紹介と補足は終わりです。<strong>約１万字</strong>の文章を読んで頂いて、お疲れ様でした。</p>
<p>まあ改めて渡辺名人の率直な語り口は良いなと思いましたね。こういう部分は好き嫌いの分かれるところでしょうけど、僕は非常に好感を持っています。囲碁・将棋ともにAIの導入による大変化は一旦の落ち着きが見られる感じですが、これからどうなっていくのかは目が離せませんね。</p>
<p>&nbsp;</p>

<a href="https://algomuze.com/light/464/" title="最近の囲碁と将棋の話" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" width="160" height="90" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/04/worldgo-160x90.jpg" class="blogcard-thumb-image internal-blogcard-thumb-image wp-post-image" alt="" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/04/worldgo-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/04/worldgo-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/04/worldgo-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/04/worldgo-320x180.jpg 320w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/04/worldgo.jpg 640w" sizes="(max-width: 160px) 100vw, 160px" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">最近の囲碁と将棋の話</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">このブログでは初の話題ですが、日本人なら誰しもが関心を持っている囲碁と将棋の話をしましょう。専門的な細かいことではなく、あくまで最近の話題を一通りおさらいしておこうというだけです。記事がこの前の『ケムリクサ』より長くなってしまいましたが、こ...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://algomuze.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">algomuze.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2019.04.12</div></div></div></div></a>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>実家にあるマンガ</title>
		<link>https://algomuze.com/light/1240/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ryozo]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 12 Aug 2019 10:35:44 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[軽い話]]></category>
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					<description><![CDATA[2週間の帰省もあっという間に最後の夜になってしまいました。連日誰かと会ったり用事があったりと全然休まる時間がありませんでしたね……まあそれはおいおい。 実家の僕の部屋は、一人暮らし時代の引っ越し段ボールがそのまま積まれて [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>2週間の帰省もあっという間に最後の夜になってしまいました。連日誰かと会ったり用事があったりと全然休まる時間がありませんでしたね……まあそれはおいおい。</p>
<p>実家の僕の部屋は、一人暮らし時代の引っ越し段ボールがそのまま積まれている物置部屋になっているんですが、なんとなく漁っていたら懐かしいマンガが出てきたりしたので、今のうちに少し紹介しておきましょう。もうこんな機会はないかもしれませんからね。誰もが読んでるメジャー作品ももちろんあるのですが、なるべくマニアックなものを取り上げます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6589.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-1250" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6589-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6589-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6589-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6589.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>ふなつ<b>一輝</b></strong>の『<b>華麗なる食卓</b>』。連載開始が２００１年、この頃から僕はヤンジャンを読み始めたので、それで知りました。当時からすでに<strong>インドカレーにどっぷりハマっていた</strong>ので好きになってしまうのは当然です。右端にある<strong>レシピ集</strong>まで買ってしまいました。</p>
<p>この作品、連載当初から画力が高いなーと思って気に入っていたのですが、連載が進むにつれて更にどんどん上手くなっていくので、すごいなと思っていました。「グルメ×美少女ちょいエロ」という企画といい、女の子のキャラクターデザインといい、<strong>かなり先見性のある作品だった</strong>と今でも思います。特に成年コミック（エロマンガ）やそれに近いジャンルのマンガに対しては一定の影響があったのではないでしょうかね。まあ実際彼のアシスタントだった人が成コミ作家でデビューしたりしていますから。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>まあしかしカレーネタ一本で描き続けるのはやはり大変で、料理マンガの常である<strong>「大会編になってダレる」の法則</strong>からは逃れることが出来ませんでしたね。コミックは２４巻ぐらいまでで集めるのをやめてしまいました。多くのファンと同様、<strong>『鉄鍋のジャン』を超える料理バトルマンガは存在しない</strong>と僕も思っています。</p>
<p>それでも先述した通り、画力が高くて女の子はとても可愛いですし、序盤のエピソードは引き込まれるところも多いです。今でも好きな作品ですね。</p>
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<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6588.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-1249" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6588-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6588-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6588-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6588.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>同じくヤンジャンから、<b>佐々木拓丸</b>の『<b>極道つぶし</b>』と『<b>SINfinity</b>』。『極道』は２００４年連載開始、やはりこれも本誌を読んで知りました。Wikipediaを見てみるとこれが初の連載作品だったようですね。連載デビュー作とは思えないくらいの画力で、これも絵が気に入って買っていましたね。</p>
<p>ヤクザに母を殺された少女の復讐譚で、ガンアクションしつつも終始重いストーリーなのですが、表紙の主人公マブシは可愛らしいですし相方のユサの天然バカ描写もあって、そういうバランスの良さが好きですね。しかしこれ作品単独のWikipedia記事もあるのですが<strong>完全にネタバレ</strong>しているので興味ある方は読まない方がいいでしょう。いいのかこれ……</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>作者の佐々木拓丸はこの２作のあと『<b>Eから弾きな。</b>』があって、その後『<strong>Re:ロード</strong>』を現在連載中です。『<b>Eから</b>』は結構評判が良いみたいなので機会があれば読んでみたいですね。いやーめぐり合わせが良ければ大ヒットを飛ばせそうな作者さんだと思うんですけどね。</p>
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<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6592.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-1241" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6592-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6592-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6592-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6592.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>きづきあきら+サトウナンキ</strong>コンビの代表作『<b>うそつきパラドクス</b>』。連載開始は２００９年。この作品<strong>第３巻までは本当に面白くて</strong>気に入っていたのですが、その後の展開はいまいちで僕はここまでしか買っていません。</p>
<p>表紙の<b>栖佑</b>さんのキャラクター造形は、男にとっての夢にあふれているようで、しかしどことなくリアリティーも感じさせる絶妙なバランスで、とても好きです。</p>
<p>今調べてみたら続編を新しく連載しているようですね。これも先ほど挙げた『ジャン』同様、<strong>過去のヒット作にすがって続編を出す風潮</strong>に乗っかったということでしょうけど、そういうので過去のものを超えることができた例って一つでもあるんでしょうかね。まあ超える自信があって描くわけじゃないんでしょうけどね。</p>
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<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6590.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-1251" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6590-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6590-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6590-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6590.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><b>紺野キタ</b>の『<strong>つづきはまた明日</strong>』。連載開始は２００８年なのですが、僕は単に評判が良かったので完結してしばらく経ってから買いました。多分２０１５年頃でしょうかね。</p>
<p>幼い頃に母を亡くした兄妹とそのお父さん一家のお話。いわゆる「日常ドラマ」ものと言いますか、特に大きな事件が起こるような話ではないのですが、妹さやの年相応なしぐさやセリフの描写が良いですし、子供たちへの愛情あふれるお父さんの姿も胸打たれますし、なにより日常ものでありながら<strong>突然ファンタジーな描写が紛れ込む</strong>のがすごく好きですね。絵柄も優しくて、誰にでも薦めやすい作品です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6591.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-1252" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6591-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6591-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6591-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6591.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これはお隣に引っ越してきた佐保という女の子で、僕はこういう二つ結びの髪型が<strong>どうしようもなく好き</strong>です。<strong>なんだその告白は</strong>。なので『天気の子』の陽菜のキャラクターデザインはすごく好きですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6587.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-1248" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6587-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6587-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6587-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6587.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>吉田秋生</strong>の『<b>海街diary</b>』。連載開始は２００６年ですが不定期掲載で、昨年ようやく完結しました。この最終巻を読むのも今回の帰国目的の一つでした。</p>
<p>僕の一家は父親以外皆マンガ好きで、小さい頃から兄貴たちの買ったマンガを読んで育ったのですが、高校生になった頃くらいから少女漫画にも手を出すようになり、母の集めていた萩尾望都や山岸涼子、佐々木倫子、二ノ宮知子、そして吉田秋生などの作品を読み漁るようになりました。</p>
<p>なので『海街』は第１巻からリアルタイムで追っていたのですが、冒頭から本当に面白くて緻密で、吉田秋生の集大成という予感をこのときから感じていましたね。３、４巻の段階でこの前<a href="https://algomuze.com/diary/1215/">結婚式に行った</a>タクミに薦めたら見事にハマって、彼はその後お母さんにも薦めたらしく、僕の<strong>布教活動</strong>が順調に実を結んでいます。いや本当に、年代問わず読んでもらいたい作品です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この作品での作劇法というのは（少なくとも僕にとっては）ちょっと独特で、４姉妹それぞれ個別の<strong>縦糸</strong>のエピソードを、共通の・相似の舞台や視点やセリフ回しの<strong>横糸</strong>で紡いでいく手法が見事だなと思います。この作品アニメ化に結構向いていると僕は思うのですが、まあターゲットを考えると企画として却下されてしまうんでしょうね。なので是枝裕和による実写映画化となったわけでもちろん観に行きましたが、僕はそれほど好きではありませんでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6593.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-1242" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6593-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6593-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6593-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6593.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>井上雄彦</strong>の『<strong>バガボンド</strong>』。下にあるやつは２００６年に発売された画集と、２冊同時購入特典で応募したらもらえる特製収納ボックスです。（自慢）</p>
<p>『バガボンド』の魅力は語りつくせないほどですが、洟垂れ小僧だった頃に読んでも、今改めて読んでも、とんでもなく面白いというのはすごいことです。特に最初期から２０巻前後までは、後々の晦渋な表現はまだ鳴りを潜めていて、マンガらしい軽さと彼にしか出来ない画力による筆致が見事に合わさって、すさまじい完成度です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6595.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-1244" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6595-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6595-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6595-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6595.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>井上雄彦はスラムダンクの頃から、この単行本のエピソード間に描かれる小ネタが本当に面白いですよね。こういうのを英語・仏語で<strong>distraction</strong>と呼ぶのだと思うのですが、これは単なるおまけに留まるものではなく、作品にとってとても重要なことだと思っています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6594.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-1243" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6594-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6594-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6594-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6594.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>巻末の袖に書かれている筆者の言葉はどれも好きですが、特にこの１７巻のは初めて読んだときからなんだか強烈に印象に残っていて、丸ごと暗記していろんな人に言い聞かせてましたね。まあ当時は「年とともに好みは変わる」という実感なんてわかるような年頃ではなかったのですが、それでもこの文章の表現の仕方が妙に胸を打つというか、なんて面白い・鋭い着眼点と言葉の選択なんだろうかと、いたく感動しました。ほんと、こういう表現が出来るような境地に至ってみたいものですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて以下はマンガとは関係ない、<strong>オチ担当</strong>の発見物です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6598.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-1247" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6598-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6598-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6598-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6598.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これは『<b>planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜</b>』の２００６年PCパッケージ版です。だいたいこの前後３、４年が僕にとっての<strong>エロゲー最盛期</strong>なので、当時話題になっていたこの作品も買いました（これは全年齢向け作品ですが）。主役キャストの<strong>すずきけいこ</strong>は本当に素晴らしくて、ゆめみというキャラクターを最高の形でふくらませていましたね。</p>
<p>２０１６年にアニメ化（<a href="https://amzn.to/2YVFu65">Prime Video</a>）もされ、素晴らしい出来でした。その後の劇場版『星の人』をまだ見ていないので、近いうちに見ようと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6596.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-1245" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6596-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6596-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6596-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6596.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>伝説のアニラジ『<b>Solty Reidio</b>』のラジオCDです。パーソナリティは<strong>斎藤桃子</strong>と<strong>浅野真澄</strong>。もともと浅野真澄は声優として単純に好きだったのですが、当時は<strong>彼女の素</strong>を知らなかったので、大変衝撃を受けた記憶があります。最近は全然アニラジを聞かなくなってしまったのでわかりませんが、こういう方向の<strong>ふざけたラジオ番組</strong>はもう難しい時代なんじゃないですかね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6597.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-1246" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6597-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6597-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6597-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_6597.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ほぼ同時期にやっていたアニラジ、『<b>Simoun〜電波 DE リ・マージョン〜</b>』のラジオCD。パーソナリティは<strong>高橋理恵子</strong>と<strong>高橋美佳子</strong>。これは別にふざけた番組ではないのですが、この二人のチョイスというのは実に絶妙で、ときどき無性に聞きたくなるような中毒性があります。全体的にゆるい調子でやってる最中に高橋理恵子がときどきホームラン級の笑いを生むのが良いです。この時期にあの『<strong>うたわれるものらじお</strong>』も始まって、なかなかアニラジが面白い時期だったと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>すっかり忘れていましたが、一番紹介したいマンガ『<strong>夏子の酒</strong>』が見当たらないんです。文庫版の全６巻を持っているのですが、よく人に貸したりしているのでひょっとしたら家にないのかもしれません。</p>
<p>僕にとって<strong>一番人に薦めたいマンガ</strong>と言ってもいいくらい好きな作品で、いつか単独記事を書きたいくらい思い入れがあります。これを読むだけで日本酒に相当詳しくなれるのも確かに素晴らしいことですが、それ以上になにより<strong>マンガとしても人間ドラマとしても作品の完成度が高くスケールがとても大きい</strong>のが本当にすごい所です。これまで４回ぐらい通しで読んでいますが、そのたびに発見があり、その名作性を再確認させられます。「ナポリを見て死ね」じゃないですが、「夏子を読んで死ね」と言いたいくらい、オススメのマンガです。<strong>夏子を読んで死ね</strong>。<strong>いや生きて布教しろ</strong>。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%8F%E5%AD%90%E3%81%AE%E9%85%92%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%89-%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%B0%BE%E7%80%AC%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%89-ebook/dp/B00A2MCPL8/ref=as_li_ss_il?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=3BZDCDC6IFTZF&amp;keywords=%E5%A4%8F%E5%AD%90%E3%81%AE%E9%85%92&amp;qid=1565606020&amp;s=gateway&amp;sprefix=%E5%A4%8F%E5%AD%90%E3%81%AE,prime-instant-video,428&amp;sr=8-2&amp;linkCode=li3&amp;tag=algomuze00-22&amp;linkId=a27723bf70788537a79a06ea462cb73f" target="_blank"><img decoding="async" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&amp;ASIN=B00A2MCPL8&amp;Format=_SL250_&amp;ID=AsinImage&amp;MarketPlace=JP&amp;ServiceVersion=20070822&amp;WS=1&amp;tag=algomuze00-22" border="0" /></a><img loading="lazy" decoding="async" style="border: none !important; margin: 0px !important;" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=algomuze00-22&amp;l=li3&amp;o=9&amp;a=B00A2MCPL8" alt="" width="1" height="1" border="0" /></p>
<p id="title" class="a-size-large a-spacing-none"><a href="https://amzn.to/2H4lxnI"><span id="ebooksProductTitle" class="a-size-extra-large">夏子の酒（１） (モーニングコミックス)</span></a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『有田と週刊プロレスと』を見よう！</title>
		<link>https://algomuze.com/light/1108/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ryozo]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 17 Jul 2019 19:55:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[軽い話]]></category>
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					<description><![CDATA[&#160; お金が入ってこないのに宣伝するコーナーです。 確か２０１７年の夏頃にAmazon Primeの入会金１０００円引きキャンペーンをやっていて、僕はそのときに入会して以来ずっとPrime会員を続けています。パリ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-1110" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/07/arita2.jpg" alt="" width="640" height="360" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/07/arita2.jpg 640w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/07/arita2-300x169.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/07/arita2-120x68.jpg 120w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/07/arita2-160x90.jpg 160w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/07/arita2-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>お金が入ってこないのに宣伝するコーナー</strong>です。</p>
<p>確か２０１７年の夏頃にAmazon Primeの入会金１０００円引きキャンペーンをやっていて、僕はそのときに入会して以来ずっとPrime会員を続けています。パリにいる今配達面での恩恵はまったく受けられないのですが、もっぱらプライムビデオでアニメや他の番組を見るためだけに利用しています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>去年の暮れ頃でしたかね、オススメ番組の一覧にこの『<strong>有田と週刊プロレスと</strong>』を見つけたんです。僕はなんせ<strong>くりぃむしちゅーのオールナイトニッポンのリスナー</strong>でしたから、もちろん有田はすごく好きな芸人です。今だったら「くりぃむリスナーでこれを見ない奴がいるか！」と思うくらいですが、そのときは「プロレスかー、別にあまり興味ないしなあ」くらいの印象で、特に見ようとは思ってなかったのです。<strong>おそらくそういう人も多かろうと思ってこの記事を書いてるわけです</strong>。</p>
<p>で、ある日ちょろっとレビューを見てみると、まあとにかく絶賛の嵐なんですね。「この番組を見るためだけに入会した」という人が何人もいるのです。それでなんとなしに見てみたら、最初は「ああ、結構面白いな」ぐらいの印象だったんですが、シーズン１の途中からは<strong>完全にドハマり</strong>していました。<strong>２人目のゲストですぐに福田が来た</strong>のが実はかなり運が良かったんでしょうね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>とにかく面白いとしか言いようがない。冒頭の画像の通り、ゲストを呼んで黒板を使いながらテーマについてひたすら話す、という<strong>実に低予算な作り</strong>なんですが、それで十分というか、<strong>むしろこれこそ究極形</strong>だと思わされるくらい、面白い。<strong>実際のプロレスの映像をまったく使わないにも関わらずです</strong>。どの回だか忘れましたが、有田が「あるテレビ番組ディレクターが「ああ、このやり方があったのか！」って悔しがってましたよ」って言うのも本当に納得です。これだけでいいんですよ。</p>
<p>ほとんどプロレスの世界を知らなかった僕が確かに興味を持ち、実際のプロレスが見たくなる気持ちになりました。おかげで<strong>ロスインゴベルナブレスデハポン</strong>が口からスラスラ出てくるようになりました。本当に有田のトークは上手い。別にプロレスに興味がなくとも、「<strong>知らない世界に興味をもってもらうための話術の研究</strong>」として最良の教科書の一つだと思います。これもいつかちゃんと分析して改めて記事にするかもしれません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そしてトークというのは<strong>聞き手の存在が実に大きい</strong>のだということもよくわかります。先述した<strong>チュートリアル福田</strong>がこの番組の最多出演ゲストなんですが、<strong>カリスマ聞き手</strong>と呼ばれるくらい本当に聞き上手です。ある程度の知識があって、それを基にトークの隙間にちょうどいい合いの手を挟んだり、<strong>必要なところで必要な分だけ</strong>リアクションがあることで、とても理解がしやすくなるし聞き心地がよくなるのです。僕は日頃から「聞き上手でありたい」と思っているので、これはとても勉強になります。</p>
<p>なので福田ゲストの回は<strong>本当にハズレが一本もない</strong>くらい面白いのですが、他にも<strong>武井壮</strong>や<strong>ビビる大木</strong>ゲストの回も面白いです。冒頭の画像はシーズン２の第１９回「髙田延彦vsヒクソン・グレイシー」なんですが、これは<strong>全シリーズ通してベスト３には絶対入る</strong>くらい好きな回で、是非見てもらいたい、というよりシーズン１の第１回よりも前に<strong>最初にこれを見た方が面白いかもしれない</strong>とさえ思うくらいです。</p>
<p>というのは、この回のテーマを話すときの導入の仕方が本当に見事なんですよ。大木が途中で、「ちょっといいですか。ちょっと今ね、有田さんが普通にパッとこの週プロを持ってここから話し始めてみんな普通に聞いてるけど、これ素晴らしい入り口だからね」と言うんですが、<strong>ほんっとーにその通り</strong>。いや、瞬間的にこのトークの流れを組み立てることが出来るっていうのは本当にすごいことです。この回はテーマ自体がすごく良いのは確かですが、トークの流れといい、有田の見識といい、大木の聞き役といい、まあ最高でしたね。そしてこの回の内容がシーズン１の第１回に繋がるように出来ているので、そういう意味でも、最初にこれを見てもいいんじゃないかと言ったわけです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>『有田と週刊プロレスと』は２０１６年から配信が始まってシーズン３まで続いていたのですが、その後は特に新しい知らせもなく、このまま終わってしまうのかなと思われていました。そしたら、<strong>本日７月１７日からファイナルシーズンが配信開始されたのです</strong>。うおおマジかよ！　しかも初回のゲストは<strong>チュートリアル福田</strong>です。見るしかない。<strong>見るしかない</strong>。見ました。<strong>既にめちゃくちゃ面白かったです</strong>。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そんなわけでちょうど良いタイミングだったので、宣伝をしてみました。まあどれだけ言っても人によって面白さは違いますから、このためだけに入会しろとまでは言えません。プライム会員費も値上がりしてしまいましたからね（年間３９００円→４９００円）。ですが、<strong>既に会員になってるならば是非一度は見るべきだと、強く勧めます</strong>。あるいは時間があるときに３０日間のお試し期間中に見尽くしてしまうのも一案です。</p>
<p>『有田と週刊プロレスと』<a href="https://amzn.to/2NVUlx1">シーズン１はこちら</a>。</p>
<p>Amazon Prime会員登録は<a href="http://www.amazon.co.jp/tryprimefree?tag=algomuze00-22">こちらからどうぞ</a>。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>箸の話題とユウキの思い出</title>
		<link>https://algomuze.com/light/800/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ryozo]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 15 Jun 2019 05:29:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[軽い話]]></category>
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					<description><![CDATA[今Twitterで箸の使い方の話題が盛り上がっているみたいですが、これを見てつい思い出してしまったことがあるので書こうと思います。話題そのものについてはTogetterのまとめを載せておきます。 小学校の先生に「箸の持ち [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今Twitterで箸の使い方の話題が盛り上がっているみたいですが、これを見てつい思い出してしまったことがあるので書こうと思います。話題そのものについてはTogetterのまとめを載せておきます。</p>
<p><a class="info_title" title="小学校の先生に「箸の持ち方がおかしい。お嫁にいけないよ」と言われた話" href="https://togetter.com/li/1366010">小学校の先生に「箸の持ち方がおかしい。お嫁にいけないよ」と言われた話</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>小学校の頃の同級生で<strong>ユウキ</strong>という奴がいました。体型はやや太り気味でメガネをしていて、勉強もスポーツもそれほど得意なタイプではありません。どちらかというと暗い、大人しい性格だった彼が才能を発揮し始めたのは僕の記憶では小学校５年生になった頃からでした。</p>
<p>ユウキはとにかく人の行いに<strong>ツッコミを入れる</strong>のが上手かったんです。その相手は僕も含めて誰彼構わずという感じでしたが、特に犠牲になっていたのは天然ボケタイプの<strong>マリモ</strong>という女子でした。</p>
<p>マリモ「（通路を塞いで話しているユウキに対して）ちょっと、どけてよ」<br />
ユウキ「どけてってなんだよ。どけてっていうのは物に対して言うことだろ。人に言うときは<strong>どいて</strong>って言うべきだろうがよ。違うか？　ほら言い直せよ」<br />
マリモ「じゃあどいてよ！」<br />
ユウキ「<strong>やだよ</strong>」</p>
<p>いつもこんな調子だったので<strong>女子たちからはもちろん嫌われていた</strong>のですが、僕にとっては愉快な友達でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ある給食の時間で、またマリモに対して文句を言っている場面。彼女の箸の使い方は、<strong>ばってん箸</strong>と当時は呼んでいたと思うのですが、要は箸をクロスさせてから食べ物を挟むあのやり方だったのです。たまにいますよねそういう人。</p>
<p>ユウキ「お前なんだよその箸の使い方は。めちゃくちゃじゃねーかよ」<br />
マリモ「いいでしょ別に。これで食べれてるんだから」<br />
ユウキ「お前がいいかどうかは関係ねえんだよ。将来子供ができたとするだろ。そしたらお前はその子供にも同じように箸の使い方を教えるわけだろ。さらにその子が親になったときにその子供に教えて、っていう風にどんどんどんどん間違った箸の使い方をするやつが増えていくことになるんだよ。<strong>その負の連鎖を今ここで止めておかないといけないんだよ</strong>」</p>
<p>まあこれを聞いた当時すごく笑った記憶があるんですが、同時にすごく感心もしたんですよ。よくそんな発想ができて、しかも瞬間的にペラペラと喋れるなあと。こういう能力は勉強できるできないとは関係ないんだなとそのときから思っていました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その矛先が僕に向かってきたことももちろんあります。卒業式のときに、親とか身近な人に手紙を書くというイベントがあって、書いた手紙を封筒に入れてその表に「〜〜へ」と書いて掲示板に貼るという形式でした。それで僕は「<strong>両親へ</strong>」と書いたのですが、それを見たユウキに、</p>
<p>「んー、普通両親へとは書かなくないか？　それだったら<strong>お父さんお母さんへ</strong>にするべきだろ」</p>
<p>と言われて<strong>やっちまったー！</strong>　とすごく後悔したのを覚えています。そんな感じで、「言われれば確かにそうだな」という意見を常にぶつけてくる、面白い奴でした。</p>
<p>いやー他にも彼の面白いエピソードは沢山あるはずなんですけどね。思い出せないのがとても悔しいです。まあ今紹介したエピソードだって<strong>本人は絶対忘れていますけどね</strong>。得てしてそういうものです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_4650.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-801" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_4650-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_4650-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_4650-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_4650.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>いいオチがないので</strong>今使ってる箸の紹介です。これは以前鎌倉へ初めて行ったときにお箸の専門店を発見して買ったもので、五角形の箸です。子供の頃テレビで五角形とか七角形の箸は機械では作れないから職人が手作りするしかないみたいなのを見た記憶があって、なんか憧れがあったのでついつい買ってしまったのです。それをパリにも持ってきて今使っています。使い心地はとてもいいですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>冒頭の話題に対しては、「<strong>作法は知っておくべきだ（つまり教えるべきだ）</strong>」というのが僕の意見です。知ってて敢えてやらないのは自由ですが、知らないのは問題だと思いますね。まあ大体の物事に共通することですが。</p>
<p><strong>とかなんとか言っておきながら</strong>僕の箸の使い方は実は正しくありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_4651.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-802" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_4651-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_4651-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_4651-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_4651.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>こんな風に人差し指を使わず、ほとんど中指だけで動かしています。なんでこうなってしまったのか全然覚えていません。「よくそれで使えるな」と言われるのですが、もう慣れてしまっているのでこれでちゃんと小豆も摘めます。もちろん例えばルイに箸の使い方を教えるときなんかはちゃんと正しい使い方で教えていますよ。</p>
<p>言い訳じゃありませんが「お茶碗とお箸の正しい作法」は一応知っています。日本人の８割、ひょっとしたら９割近くの人は知らないんじゃないですかね。『<a href="https://amzn.to/2R4txbO">この世界の片隅に</a>』の冒頭で、大きくなったすずさんが家でご飯を食べているシーンでの、<strong>おばあちゃんのお茶碗とお箸の使い方が正しい作法です</strong>。よくそんな細かいところをアニメで作画したもんだなと感心しました。気になる方は確認してみてください。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>最近の囲碁と将棋の話</title>
		<link>https://algomuze.com/light/464/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ryozo]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 12 Apr 2019 01:37:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[軽い話]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://algomuze.com/?p=464</guid>

					<description><![CDATA[このブログでは初の話題ですが、日本人なら誰しもが関心を持っている囲碁と将棋の話をしましょう。専門的な細かいことではなく、あくまで最近の話題を一通りおさらいしておこうというだけです。記事がこの前の『ケムリクサ』より長くなっ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>このブログでは初の話題ですが、<strong>日本人なら誰しもが関心を持っている</strong>囲碁と将棋の話をしましょう。専門的な細かいことではなく、あくまで最近の話題を一通りおさらいしておこうというだけです。記事が<a href="https://algomuze.com/anime/512/">この前の『ケムリクサ』</a><strong>より長くなってしまいましたが</strong>、これだけで両棋界にある程度詳しくなれるので、<strong>是非お勉強していってください</strong>。</p>
<p>実を言うとこの記事は３月中に書く予定だったので、最近と言いつつ若干内容が古くなってしまいました。<strong>記事URL</strong>を見るといつ書き始めたかバレるのは内緒です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕は<strong>『ヒカルの碁』</strong>を連載当時から読んでいましたが、大学時代に改めて読んで、そのときに囲碁を始めた<strong>典型的な</strong>パターンです。あまりにも名作の漫画なので、一度特集記事を書きたいところです。腕前は<a href="http://wars.fm/go-ja.html">囲碁クエスト</a>で初段、まあわかりやすくいえば「素人に毛が生えた程度」です。</p>
<p>将棋はいわゆる<strong>見る将</strong>というやつでルールしか知らないのですが、「電王戦」以来将棋番組を見たり将棋界のニュースはチェックしています。僕は「電王戦」を<strong>ドワンゴが人類史に残した偉業</strong>と呼んでいいほどの素晴らしいイベントだったと評価しているので、これもいつか改めて特集します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以下たくさんの棋士の方々のお名前を挙げますが、すべて敬称は略します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>将棋の話</h3>
<p>さてまずは将棋の話。</p>
<p>先月<a href="https://www.nhk.or.jp/goshogi/shogi/index.html">NHK杯テレビ将棋トーナメント</a>の決勝戦が放送され、羽生善治<strong>九段</strong>が見事優勝を果たしました。２０１７年に永世七冠を獲得し、囲碁の井山裕太と共に国民栄誉賞を授与されたのは皆さんの記憶に新しいことと思いますが、その後タイトル通算１００期獲得の期待が高まる中で防衛を果たすことが出来ず、昨年ついに無冠となりました。「羽生は衰えた」と<strong>１０年以上言われ続ける</strong>一方で上り調子の若手を次々と破り、まるで衰えとは無縁の貫禄を示し続けてきたわけですが、無冠になって「今度こそいよいよか」と思われている中でこの優勝を果たしたのです。<strong>どんな言葉でこの偉大さを表現すればよいのか</strong>。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そして今回のNHK杯のベスト４の顔ぶれがまたすごいわけです。確認していきましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>森内俊之九段 <strong>(48)</strong><br />
丸山忠久九段 <strong>(48)</strong><br />
羽生善治九段 <strong>(48)</strong><br />
郷田真隆九段 <strong>(48)</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>NHKを使ってなに同窓会を開いてるんだよ</strong>。いわゆる「羽生世代」にどれだけの優秀な棋士が集まっているのか、そしてなにより<strong>羽生に辛酸を舐めさせられ続けてきた</strong>のか、よくわかりますね。ちなみに決勝で解説を務めたのも羽生世代筆頭の<span class="md-h-3">佐藤康光会長</span>です。</p>
<p>いやはやこの世代の人たちにとってこれほど嬉しいこともないでしょう。もはや現代の囲碁・将棋はスポーツと同様、４０代の人間が若手と競り続けるのは非常に厳しい世界になりました。そんな中でこうして結果を残しているわけですから、これだけですごく勇気を与えられることでしょうね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし今回のNHK杯のドラマはこれだけではありません。７月１５日放映の第１回戦に<strong>藤井聡太</strong>七段が弱冠１５歳にして早くも登場しました。彼については皆さんご存知でしょうから説明はしませんが、その対戦相手は誰かと言えば、羽生世代に近い<strong>今泉健司</strong>四段(45)です。</p>
<p>実は彼がデビューしたのは２０１４年、<strong>４１歳</strong>のときです。プロ試験の最長年齢である２６歳を大幅に超える彼がどうやってプロになったのかといえば、新たに整備された「棋士編入試験」を通過したのです。大まかな経緯は<a href="https://web.archive.org/web/20180715131613/https://www.hochi.co.jp/entertainment/20180715-OHT1T50074.html">スポーツ報知記事のアーカイブ</a>を載せておきますのでご覧ください。</p>
<p>もちろん通常のプロ試験は過酷な狭き門ですが、編入試験の通過も並大抵ではありません。なぜなら既にプロになっている棋士と戦って好成績をあげなければいけないからです。その厳しい道のりを越え、晴れて戦後最年長でプロ棋士となったわけです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そんな非常に対照的な二人のルーキーの対戦とあっては注目されないはずがありません。とはいえ下馬評は当然藤井聡太の圧勝でほぼ固まっていました。そしていよいよ対戦。予想通り序盤から藤井七段が強さを見せつけ、ほぼ絶望的と思われていた終盤でなんと今泉四段が逆転勝利。<strong>今後の将棋会を背負っていくスーパースターをオールドルーキーが打ち破る</strong>という、事実は小説より奇なりとはまさにこのこと。彼の存在をより世に知らしめる結果となりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今泉四段は「僕がプロになれたのはもちろん瀬川さんのおかげ」と言っています。瀬川さんとは<strong>瀬川晶司</strong>六段のことです。彼こそが「棋士編入試験」再整備後の、そして戦後初のプロ編入合格者です。この経緯を描いたのが映画化もされた<strong>『<span id="ebooksProductTitle" class="a-size-extra-large">泣き虫しょったんの奇跡</span>』</strong>なのです。原作を執筆したのはなんとご本人。出版はずいぶん前なのですが、僕は映画化のニュースを知ってから去年ようやく読んで、非常に面白かったです。将棋に興味あるなしに関わらず、自分の唯一の存在意義を打ち砕かれ絶望しか残されていない一人の男の人生を辿るという意味で、一読してみるのをおすすめします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B00IJ6V6YG/ref=as_li_ss_il?_encoding=UTF8&amp;btkr=1&amp;linkCode=li3&amp;tag=algomuze00-22&amp;linkId=cd19df796103910a0a768d77c80518a1&amp;language=ja_JP" target="_blank"><img decoding="async" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&amp;ASIN=B00IJ6V6YG&amp;Format=_SL250_&amp;ID=AsinImage&amp;MarketPlace=JP&amp;ServiceVersion=20070822&amp;WS=1&amp;tag=algomuze00-22&amp;language=ja_JP" border="0" /></a><img loading="lazy" decoding="async" style="border: none !important; margin: 0px !important;" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=algomuze00-22&amp;language=ja_JP&amp;l=li3&amp;o=9&amp;a=B00IJ6V6YG" alt="" width="1" height="1" border="0" /></p>
<p><a href="https://amzn.to/2WlfvEv"><span id="ebooksProductTitle" class="a-size-extra-large">泣き虫しょったんの奇跡</span></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>将棋のプロになる過酷さを描いたものでもう一つ有名なものとして、<strong>『将棋の子』</strong>（<span class="a-size-medium">大崎善生</span>）があります。こちらは一人の男にスポットを当てつつ、プロ試験と養成機関である奨励会における様々な人間のドラマを描いたノンフィクション作品です。僕がこれを初めて読んだのが２６歳、まさにプロ試験の制限年齢のときだったのです。それもあって、僕にとっては人生観に影響を与えるくらい重要な作品でした。決して『<span id="ebooksProductTitle" class="a-size-extra-large">泣き虫しょったんの奇跡</span>』のような形の感動する作品ではありません。しかし人の生きる道筋について多くの考える材料を与えてくれます。こちらも一読を強く薦めます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/%E5%B0%86%E6%A3%8B%E3%81%AE%E5%AD%90-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%A4%A7%E5%B4%8E%E5%96%84%E7%94%9F-ebook/dp/B00LP6RWUY/ref=as_li_ss_il?_encoding=UTF8&amp;pd_rd_i=B00LP6RWUY&amp;pd_rd_r=a1972ca2-4bdf-11e9-9ab3-d34e059c5c3e&amp;pd_rd_w=pyKza&amp;pd_rd_wg=SQqZo&amp;pf_rd_p=b88353e4-7ed3-4da1-bc65-341dfa3a88ce&amp;pf_rd_r=3JFKBNPXK562AHVMSNSS&amp;psc=1&amp;refRID=3JFKBNPXK562AHVMSNSS&amp;linkCode=li3&amp;tag=algomuze00-22&amp;linkId=2a326d174affb609428e7f7a768c11ce&amp;language=ja_JP" target="_blank"><img decoding="async" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&amp;ASIN=B00LP6RWUY&amp;Format=_SL250_&amp;ID=AsinImage&amp;MarketPlace=JP&amp;ServiceVersion=20070822&amp;WS=1&amp;tag=algomuze00-22&amp;language=ja_JP" border="0" /></a><img loading="lazy" decoding="async" style="border: none !important; margin: 0px !important;" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=algomuze00-22&amp;language=ja_JP&amp;l=li3&amp;o=9&amp;a=B00LP6RWUY" alt="" width="1" height="1" border="0" /></p>
<p><a href="https://amzn.to/2TjpEQ1">将棋の子</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>囲碁の話</h3>
<p>さて次は囲碁です。</p>
<p>先月「<a href="http://worldgochampionship.net/">ワールド碁チャンピオンシップ2019</a>」という世界棋戦が行われました。これは日本棋院が２０１７年から年１回で主催をしている大会で、日本・中国・韓国・台湾のトップ棋士が出場してきました。これまでは事前に出場者を決めていたのですが、今回は出場決定済み棋士の他にそれぞれの国で予選を行い、その通過者同士でさらにトーナメントを行って勝ち上がった棋士も参加できることになりました。</p>
<p>日本からはご存知<strong>井山裕太</strong>と、台湾出身の<strong>張栩</strong>（ちょうう）の二人が代表で出場しました。日本には井山の一回り上の世代に四天王と呼ばれる棋士たちがいて、張栩はその中の一人です。井山が登場するまでは国内最強と評されていました。将棋で言う所の<strong>羽生が登場するまでの谷川浩司</strong>みたいなものだとお考えください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>囲碁が将棋と大きく違うところは、やはりこの<strong>世界戦</strong>の存在でしょう。冒頭で紹介した『ヒカルの碁』が連載されていたのは２０００年代初頭ですが、その中で既に「日本は中国・韓国に大きく水をあけられている状況だ」と描かれています。<strong>これは今でも変わりません</strong>。というよりそれがさらに顕著になったとさえ言えるでしょう。今回の国際予選で日本の棋士が多数出場していながら<strong>一人も勝ち上がることが出来なかった</strong>という事実がそれを物語っています。</p>
<p>先ほど紹介した張栩は１０歳の頃にプロになるべく日本にやってきたのですが、<strong>３０年前はその選択が当たり前でした</strong>。そういう栄華の時代もあったのですが、今となってははるか遠くの昔話になってしまいました。</p>
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<p>中国・韓国における囲碁教育の熱は日本とは比べ物になりません。多くの子供が小学生のうちから養成機関に入って苛烈な競争にさらされて訓練しているわけですから、そこからさらに選抜されてプロになる人のレベルは当然日本よりも高いです。</p>
<p>先ほど囲碁・将棋をスポーツと同様と言いましたが、プロの囲碁は一般的なプロスポーツよりも年齢の壁が厚いかもしれません。中韓では１０代のプロデビューが当たり前で、２０歳前後が全盛期、３０代に入ると<strong>化石</strong>と呼ばれるような状況にさえ今はなってしまいました。それぐらい、<strong>非常に複雑な局面を読み切る体力</strong>が物を言う時代になったということです。</p>
<p>日本国内ではどうしても将棋に人気が集まってしまいますからその分囲碁人口が減っている面がありますが、中韓は頭脳ゲームの人気が囲碁に集中しているわけです。なので一般人の囲碁のレベル自体が日本より高く、囲碁専門のチャンネルが設けられて多くの人がそれを楽しんでいます。</p>
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<p>ちなみに世界というのはアジア圏だけでなく、本当に世界中で囲碁は行われています。もちろんレベルはアジア圏とは比べ物にならないのですが、それでも年々レベルが上がってきています。日本では特に<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89">マイケル・レドモンド</a>というアメリカ人棋士が有名です。２０１６年の歴史的なAlphaGoのイベントでは公式解説を務めていました。</p>
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<p>さて今回の大会はYoutubeで生放送されていました。動画はそのまま残っているので１日目のものを紹介しておきます。</p>
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<p><iframe loading="lazy" title="ワールド碁チャンピオンシップ2019 １回戦" width="1256" height="707"  data-youtube="eyJ0aXRsZSI6Ilx1MzBlZlx1MzBmY1x1MzBlYlx1MzBjOVx1Nzg4MVx1MzBjMVx1MzBlM1x1MzBmM1x1MzBkNFx1MzBhYVx1MzBmM1x1MzBiN1x1MzBjM1x1MzBkNzIwMTkgXHVmZjExXHU1NmRlXHU2MjI2IiwidmlkZW9faWQiOiJvcXlQOXhQdng5ayJ9" src="https://www.youtube.com/embed/oqyP9xPvx9k?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></p>
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<p>紹介しておいてなんですが、これは<strong>動画の質があまりよくありません</strong>。いや、囲碁のネット放送はいつもそうなんです。これが将棋に比べると非常に残念な点なんですよね。</p>
<p>将棋界は冒頭の「電王戦」をはじめ、<strong>押し寄せるインターネットの波</strong>に早くから順応していきました。もちろんそこには、将棋ソフトが予想より早くプロ棋士の実力に追いついてしまったという背景が深く関わっています。その努力の甲斐あってか、今では全てのタイトル戦のみならず注目の棋戦は予選からネット放送されてるものもありますし、その質も高いです。なので僕のような<strong>見る将</strong>でも番組を楽しむことができるわけです。</p>
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<p>一方で囲碁界はというと、もちろん昔に比べれば大きく変わってはきたのですが、残念ながら将棋のように真剣に対応しようという気概は感じられません。だいたいは現地で行われている大盤解説をそのまま放送しているだけのものが多く、しかも音響設備を番組用に対応させてるわけではないので雑音も多いし不具合も多いです。専用のスタジオに棋士を呼んでしっかり番組を構成しようとしている将棋界とは雲泥の差です。<strong>囲碁派</strong>の僕としては残念でなりませんね。</p>
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<p>ではこれから大会内容と結果の話をしますが、もし自分の目で確かめたいという方は先ほどの動画からご覧になってください。<strong>まあここの読者でそんな人は一人もいないと思いますが</strong>。</p>
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<p>大会は日本２名、中国３名、韓国３名の８人のトーナメントです。出場者の<strong>大会時点での</strong><a href="https://www.goratings.org/ja/">世界棋士レーティング</a>を紹介しましょう。わかりやすく言えば「強さの指標」です。</p>
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<p>中国　柯潔（かけつ）１位、　江維傑（こういけつ）１１位</p>
<p>韓国　申真諝（シンジンソ）２位、　朴廷桓（パクジョンファン）３位</p>
<p>日本　井山裕太　６２位</p>
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<p><strong>わかりましたか？</strong>　日本の圧倒的な第一人者の井山がこの順位なのです。</p>
<p>まあもちろん難しい事情もあります。昨年まで七冠保持していた井山は国内棋戦だけで非常に忙しく、それに加えて第一人者としての様々な仕事やイベントをこなさなくてはなりません。なので世界棋戦に挑戦する機会自体がそれほど多くはありませんし、それ用の研究の時間も多くはとれないでしょう。なので若手に頑張ってもらいたいところなのですが、期待の星で情熱大陸にも出演した<strong>一力遼</strong>が８４位、昨年井山からタイトルを奪取した<strong>許家元</strong>が１２１位と、なかなか振るわないのが現状です。</p>
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<p>さて１回戦の組み合わせは、井山vs江維傑、張栩vs申真諝です。レーティングを見れば<strong>非常に厳しい組み合わせ</strong>だとわかるでしょう。</p>
<p>今大会の開催場所は日本棋院東京本院で、そこで解説会も同時に開かれていて、日本代表の２つの対局を同時進行で解説していたのですが、まず先に張栩が敗退してしまいました。対局内容は悪くないどころかむしろチャンスがあったぐらいなのですが、わずかなミスで形勢が一気に決まってしまった感じです。これが世界戦の厳しさというやつですね。</p>
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<p>こうなると井山も難しいかな… と皆が心配していた中、解説の様子では形勢が悪くなさそうです。「おおいけるか！？」と期待したいところなんですが、これまで<strong>世界戦で井山が優勢の状態から逆転負けを喫しているのを何度も目撃している</strong>囲碁ファンとしては気軽に楽観視できないんです。ですが江維傑が勝負手を繰り出している一方で井山がうまくいなしていて、どんどん形勢に差が開いていき、ついに<strong>井山の投了勝ち</strong>となりました。</p>
<p>いやー見事でしたね。実はこの大会の３日前に棋聖戦が行われていて、先述した四天王の一人の<strong>山下敬吾</strong>が井山に挑戦していたのですが、なんと３勝３敗で最終局までもつれていたんですね。七冠が崩れて井山が次々にタイトルを失っていく流れは十分にあり得るのですが、ものすごい接戦を制して<strong>井山が防衛した</strong>のです。なので本人も調子が上がっているのかもしれません。</p>
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<p>大金星を上げたはいいが、翌日の対戦相手はついに世界１位の<strong>柯潔</strong>の登場です。その名前を知らない人も多いでしょうけれど、彼こそが<strong>２０１７年にAlphaGoと人間の最後の戦いを務めた人物</strong>です。Wikipediaに<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/AlphaGo%E5%AF%BE%E6%9F%AF%E6%BD%94">対戦の単独記事</a>もあります。つまり世界の囲碁界が認める、<strong>現役最強の棋士</strong>ということです。</p>
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<p>さあ果たして対局の行方は！　といきたいところなんですが、ここでちょっと１日目の解説会をしていた二人を紹介したいのです。</p>
<p>解説は<strong>伊田篤史</strong>八段、聞き手は<strong>万波奈穂</strong>四段です。伊田篤史はポスト井山世代の筆頭の一人で、<strong>最初に井山が七冠を達成したときの十段タイトルを奪われた棋士</strong>として有名です。万波奈穂は以前NHK囲碁の司会を務めていたことがあるので、一般的にも比較的知られています。この二人は昨年に結婚発表をして、僕は声をあげてしまうほど驚いたものですが、改めて考えてみるととても良いコンビだと思います。</p>
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<p>なんでこの話をしたのかというと、僕の意見では、万波奈穂は<strong>将棋・囲碁界両方を含めて最高の聞き手</strong>だと思っているんです。ベテランの棋士を相手にしてもまったく物怖じする素振りはなく、しかし敬意が節々に現れていて、対局についての素人目線の疑問を自然に投げかけることができて、雑談をこなすのも大変上手で、突然のアクシデントでも柔軟に対応することができる、本当に完璧な聞き手だと思います。この中のどれかを満たしてる聞き手はたくさんいるのですが、全部満たしてるのは彼女以外に知らないです。なのでもっともっと評価されていいなと思っているのです。</p>
<p>それだけ有能な人なのであちこちで解説に駆り出されて忙しいためか、なかなか本業の対局では実績が目立っていなかったのですが、昨年<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%87%E8%88%88%E6%9D%AF%E5%A5%B3%E6%B5%81%E5%9B%B2%E7%A2%81%E6%9C%80%E5%BC%B7%E6%88%A6">扇興杯女流囲碁最強戦</a>で初めて公式戦優勝を果たしました。そのときの優勝インタビューは普段の明るい調子の彼女とはまったく違って、涙ながらに喜びを語っている姿は僕も胸を打たれました。こういう人が実績を残せると、すごく嬉しくなりますね。</p>
<p>それ以来旦那が「えーと、万波<b>扇興杯</b>はどう思いますか？」とからかい半分に呼ぶのが微笑ましくていいですね。先ほどの動画でも4:49:30あたりから面白い掛け合いが見られます。</p>
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<p>続いて、２日目の解説会も豪華です。聞き手は<strong>吉原由香里</strong>六段、あの<strong>『ヒカルの碁』</strong>の<strong>監修</strong>を行っていた棋士です。見た目も話しぶりも本当に優しい人柄が溢れ出ていて、<strong>好きにならない人はいない</strong>です（断言）。今回彼女が聞き手を務める理由は簡単です。<strong>解説役が猛獣</strong>だからですね。きちんと相手をできるのは先ほどの万波奈穂か由香里先生ぐらいしかいません。</p>
<p>解説は<strong>趙治勲</strong>（ちょうちくん）名誉名人、現在の囲碁界において<strong>最も格が高い棋士</strong>です。井山が生まれた頃の時代は<strong>性格も棋力も鬼</strong>と形容されていたのですが、今となっては<strong>浮浪者</strong>と呼ばれるような風体になってしまいました。</p>
<p>趙治勲の解説は、まあなんと言えばいいのか、とにかく<strong>すごい</strong>です。<strong>解説なのか漫談なのかわからない</strong>という意味ですごいんです。百聞は一見に如かず、彼の解説がどういうものか全て詰まった動画があるので是非見てください。タイトルは<strong>「碁ルフ」</strong>です。右が趙治勲、左が趙治勲の最大の友でありライバル、<strong>小林光一</strong>名誉棋聖です。</p>
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<p><script type="text/javascript" src="https://ext.nicovideo.jp/thumb_watch/sm7224961"></script></p>
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<p>niconicoがうまく再生されない場合は<a href="https://www.youtube.com/watch?v=FFfg09nxs3Q">こちらのYoutube版</a>をご覧ください。</p>
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<p>なにがすごいってこの雑談から<strong>実に自然に</strong>本題に入っていくところですね。この遠慮のない語り口、<strong>是非身に付けたいものです</strong>。</p>
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<p>今回の解説会でも趙治勲節は全開です。聞き手いじり、お客さんいじりは当たり前、さらに<strong>碁石並べ役の人までいじる</strong>のは囲碁界でこの人だけでしょうね。本当に面白いです。一応準決勝の動画も紹介しておきます。</p>
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<p><iframe loading="lazy" title="ワールド碁チャンピオンシップ2019 準決勝" width="1256" height="707"  data-youtube="eyJ0aXRsZSI6Ilx1MzBlZlx1MzBmY1x1MzBlYlx1MzBjOVx1Nzg4MVx1MzBjMVx1MzBlM1x1MzBmM1x1MzBkNFx1MzBhYVx1MzBmM1x1MzBiN1x1MzBjM1x1MzBkNzIwMTkgXHU2ZTk2XHU2YzdhXHU1MmRkIiwidmlkZW9faWQiOiJHTGV3cXZDaXN4WSJ9" src="https://www.youtube.com/embed/GLewqvCisxY?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></p>
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<p>これだけは言っておかなければいけませんが、僕にとっての趙治勲の最大の魅力は笑いではないんです。この日は井山戦の他に朴廷桓戦の解説もあったのですが、「どうせみなさんこっち興味ないでしょ」なんて言いつつ、すごく良い解説をしてくれました。</p>
<p>3:25:00からなんですが、朴廷桓の放ったある一手に対し、「皆さんこれに気がつきましたか？」という話をしています。要約して紹介します。</p>
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<div class="blank-box">「こういう手は、良い悪いじゃなくて、感動なんです。自分が弱い立場で逃げなきゃいけないのに、こう打ってこう打って、これを捨て石にして攻めようという、この考え方とか発想とか、これってすごい感動なんです。例えば野球で言えば、誰かがホームランを打つと、野球を知らない人でもすげーなって思うじゃないですか。でもこういう手を見たときに、すごいともなんとも思わないでしょ？　みなさんね。誰も思わないと思うんです。でも僕は感動するんです。ああこんな強い奴がいるのか、ってね。でも僕がこうやってみなさんに伝えないと、誰もわからないんです。<strong>こういう手を見たときに、ああ自分は碁打ちで良かったなあって思うんです</strong>。僕の今の頭じゃ、いや昔は違ったかもしれないんですけど、今の力量じゃまったく気がつかない。素晴らしい手なんです」</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕が彼に対して共感なんて烏滸がましくて言えたものではないのですが、僕は僕のレベルで、すごく共感するのです。<strong>僕にとっての音楽の最大の喜びも、自分の作品や演奏じゃなく、人の作品や演奏を聴くことなんです</strong>。きっとこの作品の奥底に、この演奏の真髄に、誰も気がつくことはないんだろうなというものに出会えたときほど嬉しいものはありません。そしてそういう感動を他の人にも伝えることが出来たらな、という気持ちもすごくわかります。それも僕がこのブログをやっている大きな理由の一つですね。こうやって色んな偉人を紹介できて、僕は本当に幸せです。</p>
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<p><strong>すっかり本題を忘れていましたが</strong>、これは井山vs柯潔の大事な大事な一戦です。趙治勲の解説によると序盤から柯潔の手には疑問がある様子です。そして局面が進んでいく度に、どんどんと井山が優勢になっているとのこと。ついには<strong>勝勢</strong>とまで言える段階まできました。すごいと思いませんか。世界一位に相手にこんな打ちまわしが出来るんですよ、井山は。</p>
<p>ところがここで趙治勲が非常に不穏な一言を放ちます。</p>
<p><strong>「勝てそうな碁を勝ち切るのが、一番難しいんです」</strong></p>
<p>変なフラグを立てるのはやめてくれー！</p>
<p>「この場面、いわゆる一つの、「どうやっても勝てる」という可能性があるんです。井山にとって。このときが困りもんですね。だめな方がいいんです。「これしかない」んだったらそれを打てばいい。でも今はどっちに打ってもよさそう、これが一番困る。こっちの<strong>ハネ</strong>は、多少失敗しても勝ちそうな、安定してる感じはあります。でもこっちの<strong>キリ</strong>を選ぶと、もし失敗するとこれで終わっちゃうんです」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そして井山が選んだのは<strong>ハネ</strong>でした。この段階で趙治勲は「９０％勝てます」と断言してましたが、由香里先生は「でも世界戦は本当に怖いですから、やっぱり安心は出来ないですよー」と不安げな様子。</p>
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<p><strong>それから</strong>。柯潔はなぜ彼が世界一位の座にいるのか、その証明をするかのような驚異的な粘りを見せていきます。どんどん形勢が怪しくなっていき…</p>
<p>趙治勲「やっぱりさっきの場面、きるべきだったね」<br />
由香里先生「そんなー！　でもまだ決まったわけじゃないんですよね？」<br />
趙治勲「うん、まだ井山がいいかもしれないけど、でも気持ちの動揺が抑えきれないね、この失敗は」</p>
<p>どんどん由香里先生の声色が暗くなっていきます。由香里先生が悲しそうにしてるとこちらも本当に悲しくなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そしてついに井山が投了。柯潔の勝利となりました。本当に、本当に残念でなりませんね。でもこれが世界戦の厳しさなんですよね…</p>
<p>今大会では対局終了後に解説会場に対局者二人が来て少し話をすることになってるのですが、二人が来る前に趙治勲は井山を慮ってフォローをしていました。</p>
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<div class="blank-box">「僕自身はあまり好きじゃないんです、本当は。こうやって対局後に公の場で話をするのはね。結局本音は言えないじゃないですか。言うことはいつも一緒なんです。「最善を尽くしましたが」って。それしか言葉が出てこないんです。頭の中は碁のことでぐるぐるになってるんです。勝った方も勝った方で、「こんなまずい碁を打ってなにやってんだ」って思ってるんです。負けた方は負けた方で、もう壁でもなんでもぶん殴りたい気持ち、なわけですよね。でも、こういう所に来て、自分の気持ちをコントロールして、ちゃんと話をするのは立派なんだけど、ただまあ、人間そんなに立派である必要はないのかもしれない。腹が立ったら腹が立ったと言えばいい。みなさんも理解してくれるじゃないですか、ね。たとえ態度が悪くても、それを責めたりしないじゃないですか。その人の心情がわかるんだから。だから、それが本当のファンだと、僕は思います。だからこういうときに取り乱したとしても、それを悪く言うのは酷だと、僕は思いますね」</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>とかく最近は、どんな分野で活躍している人に対しても<strong>潔癖が求められるような世の中</strong>になってきたと感じます。世界レベルの活躍をしている人に対して、ちょっとした言葉や態度を論（あげつら）って難癖をつける場面は何度も見てきました。もちろん功績があれば何をしたっていいなんて言うつもりはありません。しかし人格の良い（良く見える）人を過剰に持て囃して、そうじゃないと下に見るという風潮は好きになれません。</p>
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<p>どのみち井山はそんな心配はまったく無用なほど立派な人なので、負けたあとでもしっかり話をしてくれました。それどころかちょっとした笑いまで入れてくるのですから、本当にすごい人です。やはり両者とも見解はある程度一致していたようです。あの場面でハネるかキリか、そこが勝負の分かれ目だったようですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これに勝つことが出来てれば本当に世界一が見えていたという勝負で、勝つ寸前までいって負けるというのは、僕には永遠に想像がつかない悔しさなのでしょう。残念でなりませんが、井山裕太にはこれからもまだまだ活躍を期待します。３０歳を超えたら化石という<strong>常識</strong>なんて打ち破ってもらいたいですね。</p>
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<p><a href="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/03/IMG_3498.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-medium wp-image-462" src="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/03/IMG_3498-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/03/IMG_3498-300x225.jpg 300w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/03/IMG_3498-768x576.jpg 768w, https://algomuze.com/wp-content/uploads/2019/03/IMG_3498.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これは井山が２度目の七冠を達成したときの新聞の切り抜きですが、これをいつも持ち歩いて生活する程度には彼のファンなんです。彼の存在は、彼が決して会うことのない異国の人間も勇気付けてくれています。</p>
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<p>ちなみに決勝は柯潔vs朴廷桓、この二人の決勝は<strong>見慣れすぎて嫌になります</strong>。そして優勝は韓国の朴廷桓、これでワールド碁チャンピオンシップ３連覇を果たしました。<strong>日本主催の大会で外国に賞金がどんどん流れていく</strong>という、非常に悔しい現状でございます。</p>
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<h3>おわりに</h3>
<p>「お前あまりに将棋と囲碁で文量が違わないか？」</p>
<p>これは仕方のない話です。<strong>僕は囲碁派なので</strong>。</p>
<p>さて最後に直近の将棋・囲碁の注目棋戦を紹介して終わりにしましょう。</p>
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<p>将棋は昨日<strong>名人戦第１局</strong>が終わったところです。<strong>佐藤天彦</strong>名人に<strong>豊島将之</strong>二冠が挑戦しています。この対局がなんと千日手指し直しになったので、気になる方は結果を調べてみてください。Youtubeに解説動画もいくつかあります。<strong>無冠の帝王</strong>だった豊島の今後の活躍が楽しみですね。</p>
<p>新たに設立された棋戦、<strong>叡王戦第１局</strong>も行われました。<strong>高見泰地</strong>叡王に<strong>永瀬拓矢</strong>七段が挑戦しています。挑戦者決定戦のやり方もそうですが、番勝負の中で持ち時間が変わっていくという斬新なルールが目を引きますね。昨年タイトルを獲得して一気に知名度を上げた高見叡王に永瀬<strong>軍曹</strong>がどこまで迫っていくのか見ものです。</p>
<p class="title style-scope ytd-video-primary-info-renderer">みんな大好き<strong>藤井聡太</strong>七段は、２月の朝日杯で<strong>渡辺明</strong>棋王を破って優勝しています。今年、来年でタイトルを獲得する実力は既に備えているということでしょう。注目ですね。</p>
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<p>囲碁の方は、昨日<strong>十段戦第３局</strong>が行われました。<strong>井山裕太</strong>十段に<strong>村川大介</strong>八段が挑戦しています。村川は井山と同世代で、共に関西圏なので仲の良い二人で知られています。１勝１敗で迎えた第３局、果たしてどちらが勝ったのか。僕もこれから中継の録画を見ます。</p>
<p>来月からは<strong>本因坊戦</strong>が始まります。先日挑戦者決定戦が行われました。<strong>芝野虎丸</strong>七段と<strong>河野臨</strong>九段が戦い、河野九段が勝利しました。河野は四天王世代で、つまり井山よりも年上なのですが、棋聖戦に挑戦した山下といい井山と共に世界戦に出場した張栩といい、若手の台頭目覚ましい囲碁界においてベテラン勢の活躍が目立ちますね。芝野はまだ１９歳ながら既にトップクラスの実力で、日本だけじゃなく世界戦での活躍が期待されています。今回は残念でしたが、他のタイトル戦でも必ず挑戦者になることでしょう。</p>
<p>今年のNHK杯決勝は井山対一力の、非常に順当なカードになったのですが、<strong>一力遼</strong>が見事優勝を果たしました。一力もトップクラスの実力ながらなかなかタイトル挑戦者になれずに苦しんでいた最中だったので、これが壁をやぶるきっかけになるといいですね。二人は今年のテレビアジア選手権に出場することになってるので、今度こそ世界制覇に期待したいですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>本当に楽しみなことばかりです。将棋・囲碁、両棋界のますますの発展を祈っています。<strong>うそです、特に囲碁界の方の発展を強く願っています。ほんとに頼むよ日本棋院。</strong></p>
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